2012年7月11日水曜日

ヒゲナガクロバチ科 の1種

昨年ゴーヤを植えていた植木鉢。土はそのままに放置していた。見ると何やらブンブン賑やかに飛んでいる。
羽化したばかりのクロバネキノコバエ?でしょうか。蛹がゴロゴロしている。しかし目が行ったのは地面を
パトロールしている小さな黒いハチ。寄主を探しているのか地面に頭部を突っ込み時折、腹部を隙間に差し込んでいる。産卵?小さすぎて寄主ともども分かりませんでした。

追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂きヒゲナガクロバチ科 ( Ceraphronidae )の可能性があるので
タイトル変更しました。Hepotaさんのブログを参考にさせて頂きました。

体長約1.3mm.ちょうど葉がレフ板の役割を果たしてくれた(^^

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寄主は地面の浅い部分にいるのでしょうか。

触角の分かるカット。

ハエが乱舞している下で黙々とパトロール。

頭部を上にして隙間に入る。産卵でしょうか?

なんとなく翅脈が確認出来るカット。

あまり撮影に気が入っていませんが、騒いでいた?クロバネキノコバエ。
体長約1.8mm.

翅脈が不明瞭ですが「manual_of_nearctic_diptera_vol_1」251項 19 Lycoriella sp.に似ている。

盛んに羽ばたかせ動き回っておりました。

いくつも転がっていた蛹の殻。
7月8日撮影 Nikon1 V1 自宅庭


4 件のコメント:

  1. とりあえず、HepotaさんとこのCeraphronに似てますので、そこのコメントを読まれて、ご検討のほどを・・・・。

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    1. ありがとうございます。サングラス型に溝。まさにその通りですね。Hepotaさんの撮影された個体とは違うようですが、Wikipediaのceraphronidaeの写真と特徴が同じように思います。

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  2. クロバネキノコバエ科でキュウリ根を加害するBradysia属の場合ですが、雄の配偶行動は「断続的羽ばたき・ジグザグ歩行」による雌への接近だそうです(ciniiに論文があります)。この騒ぎかたがそれだとすると、これらは羽化したての雄たちということなるでしょう。なお、253頁に裸蛹の図がありますので、この囲蛹は別物ですね。
    Cu脈の分岐位置はPseudosciara属に近いような気がするのですが、(検索表にある)細部が見えないので属にたどり着くのは無理だろうと思います。

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    1. こんばんは。いつもお調べ頂きありがとうございます!
      まさにBradysia属の記述どおりの行動でした、やはり騒がしいのは雄ですか。深度合成の手段があるのをてっきり忘れておりました(^^;;あいにく明日から出張で、帰宅しても居れば採集してみます!囲蛹も探してみます。

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