2013年5月31日金曜日
ハムシの1種 幼虫
今朝の記事「
バラルリツツハムシ 産卵
」の流れで今回の幼虫紹介。
池を囲む柵の上、路頭に迷っているといった感じで大急ぎで移動する糞が居た。糞にくるまれ産み落と
されたハムシの幼虫でしょうが現場近くには、これといった植物は確認出来ませんでした。
同じようなタイプとして、先日おちゃたてむしさんが
ツツジコブハムシ
を紹介されておられます。
糞で出来た
筒の長さ約2mm.
先端が丸く根元の細い毛が頭部に生えています
5月30日撮影 ゆめさき森の公園
バラルリツツハムシ 産卵
昨年の5月に
ムナキルリハムシの産卵
に遭遇し卵を自らの糞でコーティングする行動に感動しました。
今回はクリの木の葉で見つけました。前回とは違い風で揺れる葉上でしたので撮影は困難、動画撮影まで
手が回りませんでした。途中、撮影を嫌がり卵が半分、出たまま逃走、別の葉で完成させポロリと地面に
落しました。
体長約4.8mm.
器用に後脚をつかい糞で卵カバーを作成
単なる糞ではありません!
ツツハムシ亜科 Cryptocephalus approximatus
後ろにも目がついているような器用さで糞を伸ばして?いきます
途中、逃げられ今度はぶら下がった状態で作業を継続。撮る方も必死です(^^;;
前回、ezo-aphidさんがおしゃったように、ぐっと押さえた”付節”により型が付くのか
産卵口の形からくるのか、もう一つ分かりませんでした...
こちらは、同じ葉に居た別の個体
記事に関係ありませんが、このクリの葉は、ほとんどが写真にあるゴールのような粒が多く見られます
5月16日撮影 ゆめさき森の公園
2013年5月30日木曜日
ヒラタハナムグリ
すでにブログに登場しているものと思っていたヒラタハナムグリ
コガネムシ科 Nipponovalgus angusticollis
鱗片に覆われている箇所とそうでない箇所
体長約5mm
4月30日撮影 レッドクリフ
複眼の上に眉毛のような鱗片
花粉を集めるのに適しているのでしょう。ブラシのような口器
おしりの鱗片に1対の盛り上がりが
5月23日撮影 レッドクリフ
マダラトベラキジラミ (仮称) 羽化
おちゃたてむしさん
より教えていただいた「山陰地方のキジラミ図鑑」(以前
Hepotaさんが紹介
された時
入手しておりました^^;;)今回は周辺にマダラトベラキジラミの成虫が多くいましたので同定して大丈夫かと
思います。
トベラの葉の上。ずいぶんと体が出ています。この時点で
体長約2.8mm
なんともいえない透明感ある体色。
キジラミ科 Cacopsylla sp.1
しわくちゃの翅が
パンとふくらみ伸びて来る不思議
1枚目の写真からここまで約30分
手持ちなので、お見苦しいですが(^^;;
トベラキジラミの新成虫は全身黄色のようなので、こちらはマダラの方ですね
「前翅は透明で,後縁の中央基部寄りに非常に大きな黒斑がある」
山陰地方のキジラミ図鑑より
5月21日撮影 レッドクリフ
2013年5月29日水曜日
(?マダラ)トベラキジラミ 1齢幼虫
トベラの新葉はまだ開ききっておらず傘をたたんだような状態。その中は白い糸くずの様なものが一杯。
手で触れると、これが、にちゃにちゃ、べとべと。トベラキジラミの蝋物質でつつまれた排出物。
最近では、
フッカーSさん
、
そよかぜさん
、
おちゃたてむしさん
が紹介されておられます。
追記:
おちゃたてむしさん
よりコメントを頂き「山陰地方のキジラミ図鑑」によると
ベラを寄主とするのは
トベラキジラミ Cacopsylla tobirae(Miyatake,1964)
マダラトベラキジラミ(仮称)Cacopsylla sp.1
の2種で、今回の小さな幼虫がどちらに属するか分かりませんが同じ場所で
撮影した成虫から判断するとマダラ
トベラキジラミである可能性が高いように思います。ありがとうございました!
左上1齢幼虫でしょうか
体長約0.8mm.
5月10日撮影 レッドクリフ
幼虫画像、上の1枚だけなので(^^;;落ちた甘露を舐めるハリブトシリアゲアリ
5月21日撮影 レッドクリフ
ちょっとお休み
ブログ更新の時間がありません(^^;; 時間が出来ましたら下の画像に関連した記事をUPしますm(_ _)m
5月21日撮影 レッドクリフ
2013年5月28日火曜日
ヤママユ
ついでというとムシに失礼ですが、朝の記事と同じアラカシにいたヤママユの若齢幼虫。
ヤドリバエが果敢に産卵しようとしていましたが棘のお陰で私が見る範囲では難を逃れたようでした。
アラカシの葉の繊維ででしょうか頭部についています
ギザギザの大顎 ヤママユガ科 Antheraea yamamai
こちらの水滴もカシケクダアブラムシの甘露と思います
体長約21mm.
ウスタビガの色目
の方が好きですね。しかし良く似ています
こちらは卵
5月12日撮影 増位山
ヒメコバチ科 Euplectrus sp. 幼虫と卵
カシケクダアブラムシの交尾
を見たアラカシの葉に
キンウワバ類
ヤガ科の幼虫らしきもの。普段ならスルーする
のですが、ちょっと気になり撮影。体側面にツブツブが付いている。これは寄生バエの仕業でしょうか?
先日、そらさんが「
寄生バチの幼虫の脱出
」を掲載されておりましたがコマユバチの可能性もあるのでしょうか。
追記:
ezo-aphidさんよりコメントを頂きタイトルを変更しました。ありがとうございます!
以前にわたしもコメントさせていただいた(^^;;
おちゃたてむしさん記事
にezoさんが詳細にコメントされて
います。また同じくおちゃたてむしさんの
昨年7月の記事
で羽化して出て来たであろうハチの写真を記事に
されておられます。
写真を2枚追加しました。
長さ約0.38mm
くらい。皮がむけている?
茶色いのは卵殻のようです!つまり幼虫なんですね!驚き
こういう風に内部ではなく外に産みつけるのはハチではなくハエなのでしょうか→
ハチでした
冬場によく見かけるEuplectrus属だったとは...。茶色いのが卵のようです約0.16mm
水滴はアブラムシの甘露と思います
ヤガ科の幼虫でした(^^;;この状態で
体長約22mm
「キンウワバ類幼虫は尻太で第3・4腹節の脚が退化している」
最終的にはこうなるのでしょう。3頭蛹がいます
2012年7月22日撮影 ゆめさき森の公園
冬場、葉裏でよく見かけます。産卵場面を見てみたいですね!
2011年12月15日撮影 増位山
2013年5月27日月曜日
オオワラジカイガラムシ その後
♀との交尾も一段落ついたようで動いてる♂をあまり見なくなりました。♀は更に大きくなった個体が
増えたように見えました。またベニヘリテントウの幼虫が活発にオオワラジカイガラムシの♀を捕食し
ている現場を多く見ました。ツブラジイの木の下は、やっかいな甘露の雨が降っています。
今春のオオワラジカイガラムシに関する記事です↓
オオワラジカイガラムシ 前編 【 ♂ 】
オオワラジカイガラムシ 後半【交尾】
オオワラジカイガラムシ おまけ 【 ♀ 】
クロメマトイ
5月6日撮影
:気温も上がり♂がどんどん羽化して樹皮を走り♀を求めていました
翅が黒化してから繭から出る個体が多くて分かりませんでしたが
ezo-aphidさんの推測
通りでした。
産卵しそうで結局しなかったベニヘリテントウ
幼虫、体長約3.7mm.
体長約6mmのワラジムシに食らいついています
オオワラジカイガラムシの♂と思われる繭を物色中のベニヘリテントウ
5月12日撮影
:初見のハエ。手を上に伸ばしきった状態で撮影。
体長約1.7mm
オオワラジカイガラムシに対し何らかのアクションを期待しましたが、何も無し
5月21日撮影
:
体長約7mm.
ベニヘリテントウの幼虫が先にかじった所?黄色い体液が出ています。
オオワラジカイガラムシの口針が樹皮より抜けてしまっています。
浜手緑地
カゲロウの1種 (?アカマダラカゲロウ ♂♀ )
和歌山県は、かつらぎ町、道の駅「
紀の川万葉の里
」に立寄り缶コーヒーをと自販機の前。
おびただしい数のカゲロウが集っている!目でそれぞれ確認すると何種類もいる。家の近所では
ありえない光景。残念ながら仕事で来ているのでカメラは持ち合わせていない...。帰路、もう一度
立ち寄る機会があり、そのときに、肉眼で見て同種であろう♂♀をキャップ付きの缶コーヒの中に採集した。
アカマダラカゲロウの♂♀ではないかと思っています...。
♂の複眼、
イクラ
と
キャビア
といったところでしょうか
コカゲロウのターバン眼
とはまた趣向?が違いますね
この複眼はもろく、すぐに萎んでしまいました
♀を見つけるための大きな複眼といわれています
こちらは♀。コンパクトな頭部
本来のムシなら口器のあるところに黒い物体。まさか単眼?ただのゴミ?
黒いもの気になりますが、もう1度、取り直す気力がありませんでした...
カゲロウの頭部の造形は♂♀共に好きです
♂体長約4.8mm ♀体長約5.3mm
5月25日採集 和歌山県かつらぎ町
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示