2013年7月26日金曜日

?カシワホシブチアブラムシ

カシワの柔らかそうな葉の表側、柄から主脈に沿ってコロニーを形成しているアブラムシがいた。
角状管の穴がこんなにはっきりとしたアブラムシは初めてかも知れない。調べてみると「カシワホシブチアブラムシとエゾアカヤマアリの共生関係に関する生態学的研究」というページに辿り着いた。

そのモデルとなったカシワホシブチアブラムシと同種かどうか判断材料が有りませんでしたが興味深い内容でした。
走り読みすると
  1. アリ随伴ではないコロニーは1ヶ月で全滅。随伴は50%生残
  2. アリの甘露の催促によってアブラムシが必要とするアミノ酸等が充分に消化出来ないため体サイズや胚子数が減少
人間社会にも見られる関係で(^^;;なかなか面白いですね。

 いつものトビイロケアリでしょうか絶えず甘露を催促しております

甘露を出しても出しても催促の触角の”さすり”は止みません


たしかに栄養失調になりますね

 「ゲヘヘヘ早く出しやがれ」アリが悪いヤツに見えて来ます

 けれど全滅しない為にもアリの存在は必要なんですね

 左の個体体長約1mm 右約1.4mm

 葉裏にもコロニーがあり有翅成虫がいました。体長約2mm

 有翅幼虫の背に何やらダニのようなものが。体長約0.15mm
→サビダニのようです。(ezo-aphidさんより)

マルで囲んだ中に卵あり。ショクガタマバエ

卵の長さ約0.25mm
7月25日撮影 ゆめさき森の公演

2 件のコメント:

  1. アリが通ってくるコロニーに、ヒラタアブ幼虫などがけっこういたりして・・・・、用心棒は手抜きしてるようです。
    だけど「みかじめ料はきっちり頂いて行くぜ、さっさと出しねぃ」

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    1. まさに、みかじめ料ですよね(^^
      アブラムシにとって分が悪すぎる、何とかしなければ...兵隊アブラムシの発生は面白いですね。1度、見てみたいです。

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