2013年12月11日水曜日

Pediobius foveolatus (Crawford)

ヒメコバチが続きます。おなじみPediobiusですが、多分、初見と思います。背面の状態はP.bifoveoratusに近いよう
ですが比較するとカタチ、色目に差異があり別種のようです。ギシギシの葉裏で3頭確認しました。体長約1.4mm.

12月20日追記:上條先生よりP. foveolatus (Crawford) であると教えて頂きました。ありがとうございます!
以下、先生よりコメント頂いたP. foveolatusの特徴を記載します。
  • テントウムシ科の Epilachna 属の幼虫に多寄生
  • Pediobius では中胸背板の縦斜溝後方にくぼみのある種が何種もいますが、P. foveolatus ではこのくぼみが大きく、この外側の縁の部分が溝状に深くなっています
  • 後脚脛節先端の脛節距が長い
  • 上から見た頭部の形が少し横長

最初、先生に提出しました画像(背景白)からは同定の決定打に欠けましたが後日、追加しました前伸腹節の写真が同定の決め手となりました。

今まで撮影したヒメコバチ科 Pediobius属↓
  1. Pediobius atamiensis(深度合成)
  2. Pediobius atamiensis
  3. Pediobius koebelei Kamijo(深度合成)
  4. Pediobius crassicornis 近縁種その1(深度合成)
  5. Pediobius crassicornis 近縁種その2(深度合成)
  6. Pediobius bifoveoratus に非常に近い種(深度合成)←近縁?
  7. Pediobius sp.
  8. Pediobius bifoveolatus (Ashmead)←近縁?
  9. ?Pediobius sp.
  10. Pediobius atamiensis(深度合成)
  11. Pediobius crassicornis 近縁種 と 謎の繭
  12. Pediobius crassicornis 近縁種 (深度合成)












11月29日撮影 新開公園

2 件のコメント:

  1. こんばんは、

    BABAさんところでもコバチの記事が続いているようですが、私の方も今年はコバチの仲間を良く見掛ます。
    実は例年と変わりなのに、私の虫探しのパターンが変わったせいなのかは分かりませんが、夏場に虫が少なかった影響を引きずってない感じがして、何となく安心しています。
    それにしても、相変わらず凄い写真を掲載されていて、BABAワールド満開ですね(^^)。

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    1. こんばんは。
      そちらの方は今年はコバチが多いですか、まだ見ぬ種に期待ですね(^^ 私の方はギシギシの葉裏がヒット率が高く、今、ハマっています。が間もなく、めくる葉が無くなりそうです(^^;;

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