2014年1月31日金曜日

キアシブトコバチ と 巨大ネズミ

新たな観察ポイントを探すべく初めての公園へ。散歩するには素晴らしく植林も様々な種類あり、人も少ない。
比較的、新しい公園なのでムシは...ちょっと少なく感じましたが、しばらく通ってみようと思っています。
過去の関連記事↓
  1. キアシブトコバチ 産卵
  2. キアシブトコバチ と ドクガ科幼虫

途中、雨のため退散しましたが、この日一番大きなムシがキアシブトコバチ 体長約4.8mm

葉の表に逃げようとするがレンズが目の前にあり後戻りすコバチ

あ、ネコ!と思いましたが巨大なネズミがいました。当ブログ初、哺乳類!

今、問題となっているヌートリアでした。ドングリをバリバリ食べておりました
1月30日撮影 浜手緑地西

クヌギカメムシ 卵 と ジュズダニ科 の2種?

クヌギカメムシ科の卵は今まで、いくら探しても見つからなかった。ようやく初めて行くポイントで発見。
ブログを初めて間もなく4年。新たな観察ポイントも開拓しなければと思いました。

ゼリーに覆われている卵、縦約1mm.優曇華のような3本、何の意味があるのでしょう

地衣類やトビムシの糞を背負ったジュズダニの1種.体長約0.6mm

コナラの樹皮の窪んだ場所でレンズが自由に動かせず真正面を捉えること出来ず

このジュズダニを追いかけて初めて、もう1種の存在に気付きました

前のジュズダニと違い脚の節に膨らみが無い等、差異多し。体長約0.7mm

腹部の質感が異なり(間もなく脱皮?)黒い長毛が生えてる。このタイプは初見です
ゼリー部を食している?と思いましたが写真では確認出来ませんでした

胴感杯(偽気門)と胴感毛が確認出来ます。やはり背には地衣類とトビムシの糞類

1月25日撮影 姫路自然観察の森

2014年1月30日木曜日

マルトビムシ科 の1種

シロダモの葉裏で見つけた迷彩柄のマルトビムシ。ちょっと小振りで体長約0.75mm.

以前掲載した者の幼体でしょうか。頭部、青く反射している箇所アリ

糞をつけたまま逃げて行きます

間もなくすると杉花粉が写真に写るようになります。くわばら

マルトビムシがいたシロダモ。赤い実がなっていました
1月5日撮影 ゆめさき森の公園

クスサンの卵とムラサキトビムシ


クリの木に多くのクスサンの卵塊。ざっと見て10ほど見られた。計1200〜1400個はあろう

ムラサキトビムシが卵の上を通過。1個ひっくり返っていますが奇麗に目玉模様が上に並んでいます

目玉の黒い部分の殻が薄くなっているのでしょうか、それとも柔らかい素材?
黒い部分の直径約0.5mm

既に何個か空いていました。何者かが巣にしているのか 糸が張られています

ひょっとして薬剤散布され死に体?
越冬卵のようなので機会があればまた見に来ようと思います
1月25日撮影 姫路自然観察の森


ちなみに、こちらは昨年5月に撮影。何らかのトラブルで抜け出せなかった幼虫
2013年5月16日 ゆめさき森の公園

2014年1月29日水曜日

ツヤコバチ科 の1種 ♂♀

マテバシイの葉裏で越冬していた。多分、同種の雌雄だろうと思われるツヤコバチ。2年前にも登場しています。

派手な翅がオス。腹部が長いのがメスだと思いますが。メス体長約1mm

個性的な腹部の模様ですが種名は分からず...

黄色くて目立ちそうですが、これが、なかなか葉裏だと目立たないんです

せっせと逃げております

こちらはオス。同じ木の別の葉にて

寒さに負けずオスも冬を乗り切るのでしょうか

シャッターを押した1秒後。ピンと弾かれた
1月18日撮影 新開公園


アザミウマ科 ?Anisopilothrips venustulus

ヤツデの葉裏で良く見かける茶色いアザミウマ。頭にコブの無い方
こちらもおちゃたてむしさんが紹介されezo-aphidさんが種名を絞られています

体長約1.1mm.今回の写真はROKKOR 30mm f/2.8の試用時のもので、どれも、いまひとつですが...

右の翅が一部、損失しています

おちゃたてむしさんも書かれておりますが、異変を感じると徐々に腹部を弓なりにしていきます

また別の個体。複眼の間にコブは無し

ぐぐぐっと腹部を上げています
1月12日撮影 新開公園

こちらは2012年の12月にZuiko38mm f/2.8 で撮影したもの。
撮影条件は違うものの随分、雰囲気が変わるものです

やはり腹部を持ち上げて来ていました
アカオビアザミウマとはまた違う持ち上げ様ですね
2012年12月22日撮影 新開公園


2014年1月28日火曜日

アザミウマ科 Astrothrips aucubae Kurosawa

朝に続いてのアザミウマ。ヤツデの葉裏でよく見かける、茶色いアザミウマの頭部が隆起している方です。
おちゃたてむしさんが紹介されていたものと同種と思います。体長約1.1mm

複眼の間がボッコリ膨らんでいます

1mmは越えていますが撮影するには厳しいサイズです

撮影に気付き歩き出します

頭部の伸びようが寿老人っぽいですね。

赤い単眼が見えます
1月23日撮影 新開公園

クダアザミウマ Bactrothrips flectoventris 深度合成

昨日の記事のアザミウマをおちゃたてむしさんのリクエストもあり深度合成してみました。
夢に出て来そうな口器はインパクト大でした。心してご覧下さい(^^;; 体長約4mm

追記:ezo-aphidさんより口器の名称を解説して頂いたので画像1枚追加しました。ただ間違っている箇所も
あると思いますので現時点で鵜呑みにしないで下さい。後日、修正の可能性アリ。

別の目的で採集した檜葉の上にのせ深度合成

薔薇の花のような口器。ウルトラマンに出てきそうですが、ちびっ子達は引くだろうな...

迷わずステレオグラム

う〜ん、どうなっているのか、よく分かりません

寄り目にしてご覧下さい。クリックで拡大します1月28日編集
ezo-aphidさんよりコメントを頂き一部修正↓

頭盾の場所を変え小腮針を”?”に1月29日編集

背面から。美しい触角


この脚は、かなり凄いんです。枯れ葉はもちろん


ガラス瓶でも、しがみついたら全く離れませんでした
「ふ節の先端には、arolium胞嚢という柔らかい袋があり、(体液で?)伸縮することで吸着作用をするようです。」ezo-aphidさんより




1月25日採集・撮影 姫路自然観察の森