2014年9月16日火曜日

第2回 ヒメコバチ科 Eulophus sp. 【羽化】

9月3日に採集しインターバル撮影を開始した。翌日には蛹は黒化し、羽化は5日夜半から6日朝方頃だと推測。(過去の撮影したヒメコバチ科 Tamarixiaの羽化のタイミングを参考にしました)

インターバル撮影の弱点は画角が固定されるのと状況に応じて撮影間隔を自由に出来ない事。今回のような蛹群は全体の流れは捉える事は出来ても1頭1頭、的を絞った撮影が出来ません。しかし今回は運が良かった!5日の昼、インターバル撮影を一旦、中断して黒くなった蛹を撮影しようとした時に羽化が始まりました。一斉に!

おちゃたてむしさんの撮影されたEulophus abdominalis Neesに良く似ていますが別種のようで、そらさんの撮影されたものと同種のような感じであります。

ヒメコバチ科 Eulophus sp. 【】【羽化】【交尾】【  】【  

蛹は直ぐに脱出が出来るよう決まったラインが簡単に割けるようです


1分49秒の出来事。セミの羽化に比べ早い早い

続々、出てまいります

初見のヒメコバチであります

頭部に鬼のお面のような殻をつけたまま移動。あたりにも転がっています

全く聞こえませんが実際は様々な音がしているのでしょうか

こちらも頭部の殻をつけたまま出ています


鬼のヘルメットを外す


これから翅に徐々に血液がなが込むのでしょう
↑既に体液で満たされているようです。ezo-aphidさんより

頭部だけが緑色。以上、すべてメスでありました

そして、こちらがオスが孵化した所。メス28頭に対しオス3頭でありました

9月5日撮影 自宅にて

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    E. abdominalisと同様に、蛹化は立ち姿で、明瞭な「オニつの」がありますねー。
    このオニ角に何が入ってるかと思ってたら、「あれれ、複眼だけで何もない」(どうなってるんでしょう)。
    翅は、脱出時には(少なくとも前翅は)すでに体液で満たされてるので、これから徐々に体内に戻されて薄くなってゆくと思います。

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    1. おはようございます。
      羽化時の翅の状態は、きっと浮き輪に空気を入れて膨らむようになるんだと、まったく勘違いをしておりました。ありがとうございます。オニの角ですが幼虫時代から観察したいものです。

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