2019年1月31日木曜日

タマバチ科( Cynipidae )の1種 無翅型

無翅型のタマバチが水辺にいた。何かの弾みで木の枝から落ちたのだろうか。撮影中に手元が狂い残念がら頭部のみの深度合成となってしまいました。この無翅型は同種かどうかは分かりませんがハンマーさんそよ風さんが紹介されています。

このタイプのタマバチは初めて

しっかりした顎

かつて翅がついていたような痕跡がありますね

水辺でトビムシを追っかけている際に遭遇しました

丸の中に小さなトビムシ。タマバチは体長4.3mmほど
1月20日撮影 三木山森林公園


2019年1月30日水曜日

ヒメグモの1種

ムシにとって広大なオオバギボウシの葉裏にポツリと1頭。ヒメグモの1種

体長約0.9mm

この時期の獲物の遭遇率は低いでしょうね
1月10日撮影 押部谷


2019年1月29日火曜日

コナダニ科( Acaridae)の1種

アオキの葉裏で主脈の側にいた初見のコナダニ。インクが滲んだような斑紋

ステレオグラム交差法

ひっくり返っている個体。丸いのは生殖口でしょう

うっかり体長を計測するのを忘れました(^^;;
1月13日撮影 押部谷


2019年1月28日月曜日

ホソガ科 ( Gracillariidae ) の1種

 何かと忙しく未同定のホソガ。様々な形の鱗粉

下唇鬚

今回は画像、少なめです。
1月13日撮影

 昨年10月に撮影した同種のホソガ

体長約5mm(翅髄まで)
2018年10月27日撮影

2019年1月27日日曜日

マルトビムシ科 Sminthurinus modestus.

先日、水辺に浮くマルトビムシ を見つけました。昨日の記事同様、Collembola.orgのFransさんより種名と若虫であると教えて頂きました。


水の上に立っています。体長約0.6mm

単眼の大きさが不揃いです。

1月20日撮影 三木山森林公園

こちらは昨年末撮影の成虫。体長約2mm


真正面からの撮影は叶わず


2018年12月25日撮影 押部谷

2019年1月26日土曜日

アヤトビムシ科 Homidia pseudosinensis

枯れた赤松の樹皮が林床にかぶさっていた。ひっくり返すと似たような者は何度か見ているものの初見だったアヤトビムシが生息していました。Collembola.orgのFransさんに見ていただくと同じく初見だという。期待は高まる。しかし暫くして2012年に中国で記載されたHomidia pseudosinensisと教えていただいきました。和名はあるかどうか知りませんがトラトラトビムシとあだ名した(^^

体長約1.5mm

触角のシマシマがよろしいですね

種名を検索しても同じ画像を見つけられませんでした

横から白い跳躍器が見えています

後日、イノシシに荒らされて観察できなくなりました
2018年12月19日撮影 神戸市北区


2019年1月25日金曜日

ハエの面々 A1ポスター

1月14日の記事に紹介しました40頭ほどのハエ頭部を並べた画像。少し反響があってポスターを製作することになりました。どうせなら多い方が良いだろうと改めてA1サイズをレイアウトにして貼り付けていくとピッタリ!?108頭となりました。
完全なる赤字でありますが(^^;; ↓のほうで販売をしています。ご興味のある方はどうぞ。

自分的には好きだけど..人を選びそうですね(^^;;

2019年1月24日木曜日

オオモンクロバチ科 Lagynodes ?pallidus ♀

1月15日の記事のオオモンクロバチの深度合成です。肉眼で見るのと違い毛が多く生えているのが分かりました。アリヅカムシも毛が多く土中での活動には役に立つのでしょうか。

多くの毛は直接、土がクチクラに着くのを避ける?

正面から


複眼にも毛がびっしり

産卵管

 体長約2mm

 腹面より

1月10日採集


2019年1月23日水曜日

ハイイロリンガ

アラカシ(だったと思う)の葉裏で越冬していたハイイロリンガ。3年ぶりの登場。

葉をめくってこのオレンジ色が目に入るとびっくりします

ヌルデが多く生えている場所なので、そこで発生したのでしょう

ツノにみえるのは下唇髭

2018年12月27日撮影 押部谷


2019年1月22日火曜日

再び ヒメコバチ科 Deutereulophus sp. ♂

前回、採集したものの著しく損傷させてしまったDeutereulophus属のオス。運良く再び採集が出来ました。
今回のハチとは関係ありませんが昨年12月末にSympiesis属のオスに遭遇しました。7年ぶりです。結果は撮影も採集も出来ずに飛ばれたという立ち直れないほどのショックを受けました。そのオスには触覚の派手さは劣りますがDeutereulophus属もなかなか立派なものを持っていますね。

同じコメントしか出来ません。感度の良さそうなアンテナ。

メスの匂いをキャッチするためなんでしょうね

1部拡大

頭部の裏側も彫刻されている

体長約1.4mm

12月30日採集

2019年1月21日月曜日

シママルトビムシ 脱皮殻を食す

当ブログで最も登場が多いPtenothrix denticulataですが和名もあり"シママルトビムシ"というそうです。そのマルトビムシですが脱皮後の個体に出会いました。しばらく撮影しているとムシャムシャと自分が脱ぎ捨てた脱皮殻を食べ始めました。

脱皮殻その傍に

シママルトビムシ。体長約2mm

模様や色目は個体差があるようです

和名、もう一捻り欲しかったですね(^^

貴重なタンパク源だそうでFransさんに教えていただきました

どちらかといえば脱皮中を撮影したかったですね

おしり

赤丸の中の出来事
2018年10月31日撮影 押部谷