2012年7月15日日曜日

アオムシコバチ と ナミアゲハ幼虫

庭の小さな鉢植えの山椒の木。毎年、アゲハが卵を産む。あっという間に葉は無くなり生存率は低い。
2日ほどの留守の間に1匹、終齢幼虫になっていた。夕方見ると、コガネコバチがとまっている。むむ産卵か!
しかし、どの画角から撮影しても、ただ、とまっているだけ。撮影中、あやまって幼虫を枝から落して
しまった。!それでもコガネコバチは離れずにとまっている。しつこく撮影しているとようやく飛んで行った。

調べてみると、このコガネコバチにはアオムシコバチ ptrromalus puparumという和名がついており、
ciniiで調べた論文「アゲハの蛹寄生蜂としてのアオムシコバチの生態」では幼虫、前蛹には
寄生不可能で蛹化後~5日目位に寄生するも、幼虫や前蛹にとまっている個体を多数、確認。
しかし全く産卵は確認出来ず、前蛹が脱皮をすると同時に産卵したとある。つまり、蛹になるまで
じっと待っている。枝から落ちても離れない。ある意味、既に産卵モードにスイッチが入っているのでしょう。

 最初、お気の毒にと思ったが、まだ産卵には至って居なかった。ナミアゲハ幼虫、体長約29mm.

アオムシコバチ ptrromalus puparum 体長約2.2mm.

枝から落下しても、ほぼ同じ位置をキープ。
産卵中なら腹部前瑞を起点にプスリと行っている筈。

蛹になる匂いがプンプンするのでしょうか。

7月14日撮影 Nikon D7000 自宅庭

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