およそ2週間ぶりのムシ撮りに1時間ほど出かけた。さして期待して行った訳ではないが良い場面に出会えた。
クズに集るムシを観察していたらマルカメムシの卵。距離を置いてタマゴクロバチがパトロールしている。
案の定、産卵を始めた。触角で卵を触れた後、腹部が隠れるように産卵するので産卵管は撮影出来ず。
産卵が終わると体全体を激しく前後に動かす。産卵管を抜いているのかな?と思ったが抜いた後も暫く動いている。(後日その動画を追加します。)
その後の羽化の場面はこちらです。
おちゃたてむしさんのブログで、ひげぶとさんがマルカメムシの卵に寄生するのは
Paratelenomus minorであるとコメントされていたのでその種の可能性が大きいと思います。
12月30日:ひげぶとさんより連絡ありParatelenomus minor (Watanabe, 1954)は
Paratelenomus saccharalis (Dodd, 1914)にシノニムされていたようです。
タイトル改変しました。いつも、ありがとうございます!
8月21日追記:動画を追加しました。
8月17日追記:ひげぶとさんより種名に間違いがないとコメントを頂き”?”を外しました。ありがとうございます!
何だか撮影しにくいと思ったら体長約0.7mm.卵の長さも同じ位。
触角で確かめながら
静かに腹部を下ろします。
この時で1回の産卵時間2分ほど。
腹部の基部の色が触角や脚と同じ色っぽい。
産卵直後から映像は始まります。毎回このような激しい
動きをしますがHost-feeding(寄主摂取)では無い感じがします。
8月14日撮影 Nikon1 V1
ついでにマルカメムシ(^^;;
マルカメムシ科 Megacopta punctatissima 上下2組交尾中。
上♀下♂でしょうか。
5月7日撮影 Nikon1 V1
撮影成功、おめでとうございます。
返信削除minorに間違いありません。
おはようございます。ありがとうございますm(_ _)m
削除ムシヒキアブの卵には、なかなか遭遇出来ませんでしたが運良く出会えました。
見事に捉えましたね。
返信削除予想以上に小さいですが、卵の大きさからすればこんなものでしょうか。
この属もTrissolcusと同様に前胸背板の縦溝があるんですね。
おはようございます。
削除久しぶりに行くと、かなり除草されており、あらら〜と思いましたが、本当、たまたま遭遇する事が出来ました。おちゃたてむしさんの記事が無ければ出会わなかったと思います。たしかにTrissolcusと同じような溝がありますね。
Paratelenomus minorは日本のタマゴクロバチとしては、一番所属が転々とした種かも知れません。
返信削除原記載はAssolcus、次に、AssolcusがTrissolcusのsynonymとされたため、種として特定はされなかったものの自動的に一時Trissolcusに、その後Archiphanurusとして正式に整理されましたが、ArchiphanurusがParatelenomusのsynonymとされた結果、現在に至ります。
ここに登場した属のうちで現在も有効なのもは、ParatelenomusとTrissolcusだけですが、互いに近縁なので特徴が共通しているのも当然かも知れません。
おはようございます。いつも、ありがとうございます!
削除このハチを巡っての研究者のご苦労が想像出来ました。2度のsynonym、一時Trissolcusに分類されている等、種名になかなか面白い経緯を持ったタマゴクロバチなんですね。
ひげぶとさん、ありがとうございました。お手数お掛けしました。連絡通り学名変更しました。コメント投稿出来ない原因を探ってみます。
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