2013年4月30日火曜日

しばらくお休み マルウンカ幼虫

私の大好きな造形のマルウンカ幼虫。なかなか正面を向いてくれません
4月27日撮影 増位山

2013年4月29日月曜日

しばらくお休み

いつもご覧頂きありがとうございます!しばらくお休みします。
再開まで朝6時に1枚、写真を掲載します。

アシナガギンバエの1種♂の複眼
4月28日撮影 自宅庭で採集

2013年4月28日日曜日

自然光による深度合成

以前の撮影からずいぶんと日が経ちましたが再度、試みました。普段はスルーする地味な蛾ですが
じっとしていそうなので被写体になってもらいました。風もなくムシが動かなければ何とか行けそうです。
次にヤドリバエらしきハエを狙いましたが最後の最後で方向転換されアウト。とにかく時間がかかるので頻繁に
は出来ないと思います。
追記:ezo-aphidさんより蛾はアツバ亜科、ハエはヤドリバエ科であろうと教えて頂きました。
ありがとうございます!

 体長は11mmくらいでしょうか

<<ステレオグラム・交差法>>



<<脚が7本!?途中で動かれた失敗作です(^^;;>>
4月28日撮影 新開公園

ヒラタアブヤドリヒメバチ亜科 の1種 産卵

ユキヤナギのアブラムシのコロニーの周辺で忙しく飛んでいるヒラタアブヤドリヒメバチ。大きなヒラタアブ幼虫
の前でスタンバイしていても、ナカナカやって来ません。(昨年5月に見たのとは別種のようです。)

手の届かない奥の新芽のところで産卵を開始。手で梢を引き寄せる事が出来ず(敏感で逃げてしまう&びっちりと
ユキヤナギアブラムシのコロニー)のため接写を諦め遠巻きに撮影。産卵時間は23秒ほど。かなり短いです。

体長約5.2mm.多く飛んでいるのを目にします

昨日のアブラバチと同じ様な産卵スタイル。まったく寄主が見えません

カッと翅を広げる動作は以前撮影したアブラバチにも見られます。バランスを取っている?

産卵後に確認した小さなヒラタアブ幼虫。この後、接写しようとカメラを交換している間に
どの新梢だったか見失ってしまいました(^^;; およそですが体長約2mm以下です。その大きさが意外!

ヒラタアブも大変ですがハチの方も油断が出来ませんね

4月27日撮影 新開公園

2013年4月27日土曜日

オドリバエ科 の1種 ( ?Rhamphomyia sp. ) 交尾

写真としてはボツなのですが兼ねてから撮影してみたかったオドリバエの交尾を目撃出来たので掲載します。
♀に餌のプレゼントを渡し交尾に至る。大きい♀と餌を前脚2本だけで葉のふちに掛け支えている。
3枚撮影しただけでポロリと落ちてしまった。「男ならもっとしっかり葉を掴んでおけ!」と一瞬思いましたが(^^;;
お邪魔した私が悪いんですね。

 ♀の体長約4mm.♂も似た様な大きさと思います

餌に夢中なのが♀です。判断材料が少なく♂の口吻のカタチからRhamphomyia属かなと思いました
4月26日撮影 浜手緑地

アブラバチ ( Ephedrus plagiator ) 産卵

ユキヤナギの花も終わり緑鮮やかな新梢が並んでいる。ところどころアブラムシのコロニーが形成されている。
甘露目当てのハエや、それらを待ち伏せているクモ等、とても賑やか。アブラバチも結構、飛んでいる。

これは産卵場面が見られそう、とアブラムシのコロニーを見て回ると案の定、産卵にとりかかるアブラバチを
発見。若葉が重なった、その中で産卵活動を行ったため、なかなか思うように撮影させてくれませんでした。
追記:ezo-aphidさんより下から3枚目のボケた画像からユキヤナギアブラムシと教えて頂きました。
以前にezoさんに教えていただいたアブラムシの写真と同種であると確認しました。ありがとうございます!
以前撮影したユキヤナギアブラムシ→2011.11/10撮影2012.10/14撮影その1その2

そしてアブラバチは翅脈や寄生事例からEphedrus plagiator のようです。寄生されたアブラムシマミーは
黒褐色になるようです。少ししか写っていませんが、その写真も追加しました。

<<以前のアブラバチ関連の記事>>
  1. ニセダイコンアブラムシ と アブラバチ ( Diaretiella rapae ) 産卵
  2. アブラバチ ( Diaretiella rapae ) 産卵 その2
  3. アブラバチ ( Aphidius属 ) 産卵 その3
  4. アブラバチ産卵 その4
 アブラムシ若齢幼虫体長約0.7mm.1発で命中!

 触角で何を感じるのか。産卵時間約15秒

 撮影のため、そっと葉をめくった時ひっくり返ったアブラムシ。その腹部にズトン

今回、大きなアブラムシのコロニーでは見ませんでした。アブラムシの集団粘液を恐れてでしょうか


4頭ほどに産卵して飛んで行きました

体長約2.4mm.

コマユバチ科と分かる、いままで見たアブラバチに比べ複雑な翅脈。

追加写真:ezo-aphidさんのコメント通り黒褐色のマミーが点在していました
4月26日撮影 浜手緑地

2013年4月26日金曜日

エゾホソルリミズアブ

2度目の登場。この時期にしか見かけないミズアブ。瑠璃というよりはエメラルドの輝き。

 クモの餌食になっていた個体。 ミズアブ科 Actina ezoensis

 こちらは以前記事にしたミバエがいた湿気た地面。何があるのでしょう

 小盾板に4本のトゲ。体長約7mm.

4月13日撮影 レッドクリフ

キイロシリアゲアリ と マテバシイケクダアブラムシ

あらら〜。ezo-aphidさんよりマテバシイケクダアブラムシの越冬卵の孵化時期を尋ねておきながら
ピーク時を逃してしまった....。なかなか公園まで出向く時間が取れず残念な結果になってしまいました。
孵化がまだの卵もいくつか見つけましたが、その瞬間に出逢うのは難しそうです。

無情にも抜け殻が点々と....。孵化前の卵→こちら

 卵殻よりも先にこのアリの群れを見て「逃した!」と思いました

 キイロシリアゲアリ Crematogaster osakensis  体長約2.1mm

 すでにアブラムシは脱皮を終えていました。毛の生えた角状管が見えます

 あっという間にコロニーも大きくなるんでしょうね

 一番小さな幼虫。1齢?体長約1.1mm

マテバシイの新芽にて

こちらの卵は孵化寸前?赤い部分、0.9mm
4月25日撮影 新開公園 

2013年4月25日木曜日

?ハナレメイエバエ亜科の1種 交尾

渓流横のコンクリの柵の上で交尾中の地味なハエ。この系統のハエはさっぱり分かりません(^^;;
追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂き、”?ヤドリバエ科の1種”からタイトル変更しました。
ありがとうございます!

下の♀で体長約5mm.♂も似た様な大きさでしょうか

 交尾をしながらレンズから、ちょこちょこ逃げて行きます。翅脈、撮れず

 こちら♂

そして♂の腹部

4月14日撮影 増位山

ヤニサシガメ 幼虫

臆病な捕食者。サシガメの類いに対する私の印象。大抵、他のムシは食事中、撮影しやすいのですが
サシガメは多少、動きが鈍くなるものの、こちらの気配を感じて移動して行ってしまいます。
初見では無いのですが撮影するのは初めてのヤニサシガメ。早々と被写体は物陰に隠れてしまいました。

 汁汁しています。松ヤニを自ら体にこすりつけているようです。毛虫を捕食
サシガメ科 Velinus nodipes

 手に着いただけでも嫌な松ヤニを全身に着けるとは。体長約10mm

樹皮や樹上ではなくコンクリの柵に居ました
4月14日撮影 増位山

2013年4月24日水曜日

ヨコバイの1種 幼虫

鮮やかな瑞々しい若草色のヨコバイの幼虫。この時期、一斉に孵化するのか、あちらこちらで見かけます。
保護色が生かされない場所にいるとかなり目立ってしまい、何度もストロボの光を浴びる事になります(^^;;
今朝の記事、ナガコバチが居た同じ山道に続く階段手すりに居ました。

ヨコバイの幼虫は、よく左右に体を振る動作をしています。動くと余計に目立ちそうですが
葉が風に揺れているさまを擬態しているのでしょうか。<<以前撮影した動画>>

なかなか面白いデザイン

体長約2.9mm.4頭ほど群れていました。撮影に気付くと散り散りに

茶色に緑は目立ちます

ネコハエトリの格好の餌食に
4月8日撮影 増位山

ナガコバチ科 ( Metapelma sp. ) ♂

冬場と違い気温が上がると小さなハチ達も活発に動き撮影が難しくなる。
山道に続く階段横の手すりに1頭のハチがとまった。何やら初見の雰囲気。レンズで確認する前に飛び立つ可能性が
あり直ぐさま採集した。初見のナガコバチだった。造形はNeanastaus albitarsisに良く似ているがこちらは♂のよう。

4月26日追記:上條先生よりNeanastatus に近縁なMetapelma属で腹部の形状から雄であると教えて頂きました。
Neanastatus、MetapelmaはNeanastatinae 亜科(7属)に属している。
Neanastatinae 亜科とCalosotinae亜科(10属ほど)は雌雄、同じ形である。
・雄がコガネコバチに似て雌雄の形が違うのはEupelminae亜科(50属以上)のみ。
・Metapelma属は樹木穿孔性の甲虫に寄生するようですが、国内の報告が見つかりません。
黄色い箇所はezo-aphidさんに補足していただきました。先生共々いつもありがとうございます!!

4月24日追記:おちゃたてむしさんよりコメントを頂きのようです。画像1枚追加しました。
また、おちゃたてむしさんの撮影された素晴らしい写真を思い出しましたので是非→こちら。

Neanastaus albitarsisと違い青緑の美しい金属色

体長約4mm

黒く硬そうな顎と複雑な口吻

横長の頭部。触角の先端が気になった。以前産卵していたナガコバチも同じ構造でした

何か特別な機能がありそうですね

交尾器のようです

<<以下ステレオグラム・交差法>>




4月8日採集 増位山