2020年5月27日水曜日

ようやくマメザトウムシ

何年か前にジークさんよりマメザトウムシ生息のポイントと時期を教えてもらった。 季節は今頃、標高300m以上、杉や檜の根元あたり、ということで毎年この時期になると居そうなポイントを探っていました。しかし全くヒットなし。条件はクリアしていたものの、そもそも生息していない場所だったのかも知れません。今回いつもと違う場所で探すと10分もかからずに見つけることができました。

檜の根元に落ちていた檜皮をかえすと居ました

ちょうどトビムシを捕獲している場面でしたが残念なことにピントが合わず

触肢にはトビムシの鱗片

別個体。体長約2mm.

いつものザトウムシよりは逃げない感じです

見つけた3頭目を手持ち深度合成

5月21日撮影 笠形山

2020年5月25日月曜日

ヤマトヤブカ 羽化

山の中に大きなバケツあり。中には濃緑色に濁った水が張られていた。数多くのボウフラが浮沈を繰り返している。羽化のものを探すと既に水面から出ているものを発見。きままな風に運ばれるのをカメラで追いかけた。
2016年にも撮影しています。

5月30日追記:背面中央の縦条斑、メスの小顎髭よりヤマトヤブカではないかと判断しタイトル変更しました。画像1枚追加。

既に翅も出ている..残念

風でくるくる回ったり流れたり、コントロールできないもどかしさ。

水面の高さにカメラのセンサーを持って行きたいのですが、ここが限界

脚が着く瞬間を狙いましたが風に流され
ナミカ亜科 Aedes japonica

バケツのヘリに。追いかけた時にはこの状態

この時点で体長約6mm.その後、多少縮むと思う

触角からオスのようです

同種のメスも発見

背面がよく似たトウゴウヤブカの小顎髭の先端は白いようです
5月21日撮影 笠形山

2020年5月22日金曜日

ナガコバチ科 ( Metapelma sp. ) ♀

山の中、手すりを行ったり来たりパトロール中のナガコバチがいました。体長約6mmと、かなり大型。採集して調べると2013年4月に撮影したMetapelma sp.♂にそっくり。多分、同種のメスではないかと思います。
おちゃたてむしさんが2019年に撮影されているものと同じように見えます。

肉眼では黒っぽい体色も実は美しい構造色

腹面はとくに明るく輝く

少し角度を変えて

胸部背面に走る左右2本の稜が素敵

中脚が長い

右が2013年撮影のオス

5月21日撮影 笠形山


2020年5月16日土曜日

ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 産卵 ミスショット!

ムシ撮りをはじめて、もう9年。年をとりました。加齢による老眼は加速し、撮影のため葉や枝を持つ指の動きが固くガサツになり上手く撮影できない事しばしば。しかし早起きは全く苦にならなくなりました。ということで仕事前に早起きして小一時間、近所の公園に出発。

過去のツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. )の産卵関係の記事↓
  1. ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 産卵
  2. ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 産卵 その2
  3. ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 産卵
  4. ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 産卵時期?
  5. ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 寄主体液摂取( Host-feeding )
  6. ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 産卵 と Host feeding
  7. ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 産卵

 ユキヤナギの葉にツヤコバチを見つける。体長約1mm,

じっとしていた。動き出すのをしばらく待つことに。

動き出す

ユキヤナギアブラムシのコロニーに近づき

 群とは離れた若齢幼虫に近づき、体を反転させ、翅を折り、産卵管を突き出す

あ!ミスショット!
5月15日 浜手緑地


2020年5月14日木曜日

オカモトトゲエダシャク

ブログ2度目の登場。エノキの若葉に食痕

くるりと体をひねり一工夫して鳥糞の擬態

腹面を見せているものの硬い脚でガードしている

近づいても動かず

2019年5月8日撮影 押部谷


2020年5月11日月曜日

キイロスズメバチ

縁側にコロンと落ちいた綺麗な亡骸を深度合成。
死因は殺虫剤に因るものだろうか。外傷なし
5月10日撮影

2020年5月9日土曜日

クロモンキリバエダシャク幼虫

エノキの葉をチェックしていると見つけた。といっても1年前の5月8日。今年の仕入れがないので暫く昨年の今頃のネタで更新しようと思います。
ポッキリ折れた枝の擬態なのでしょうか

シャクガ科 Psyra bluethgeni
2019年5月8日撮影 押部谷


2020年5月8日金曜日

オオミズアオ

ちょうど1年前の5月8日撮影。山道といってもアスファルトの道を歩いてムシを探していました。道脇に落ち葉ゾーンがあり足を踏み入れると足元にオオミズアオ発見。初見ではないものの昆虫撮影を始めてから遭遇するのは始めて。
黄色い触角にピンク色の脚

触角を動かしていました

黒い複眼に白い毛。撮影難しいですね(^^;;

後翅が伸びるように鱗片も同じように伸びている。不思議

鳥につつかれた?腹部が損傷していました。似た種にオナガミズアオがいます。
ヤママユガ科 Actias aliena
2019年5月8日撮影 押部谷





アブラバチ


かなり若齢の幼虫を寄生対象にしている。
しかし葉っぱが邪魔だな〜
5月4日撮影 自宅庭


セグロアシナガバチ 2020春

ここ数年、家を空けて観察できていませんでしたが、例年と同じように軒先きに営巣をしていました。庭の草木につくイモムシを適度に狩るのを任せています。

部屋は8つ。まだ卵のまま

5月4日撮影 自宅庭


2020年5月6日水曜日

ヒメマルカツオブシムシ と マーガレット花粉


Bloggerの投稿編集画面が変わった。慣れの問題もあるかもしれないが改悪だ。なんとか元に戻せないだろうか。困った..
庭のマーガレットの花にいた
5月5日撮影 自宅庭

アブラバチ

毎年この時期になると、どこから来るのか庭のユスラウメにオカボアカアブラムシが繁殖します。そして、それ目当てのムシたちが続々と登場して様々なドラマが展開するのを今まで見てきました。まだ役者の数は少ないですが幕開けして、すぐに登場するのがコマユバチ科アブラバチ亜科 (Aphidiinae)の仲間です。
過去にも何度も撮影していますがピントを合わせるのが難しく今回もダメでした(^^;;

体長約2mm.

翅を立てズドン!と腹部を突き立てる

まだ卵殻を脱いでいない子虫に対して産卵行動

子虫の脚が展開

親虫の方へ頭を向けたかと思ったが

やはり小さい方に向け産卵行動

実際、寄主に産卵管が刺さらないと卵を挿入できないので何度も打ち込んでいると思います。
過去の撮影では産卵管を刺し15秒ほど静止していました。

5月4日撮影 自宅庭