ユキヤナギの花も終わり緑鮮やかな新梢が並んでいる。ところどころアブラムシのコロニーが形成されている。
甘露目当てのハエや、それらを待ち伏せているクモ等、とても賑やか。アブラバチも結構、飛んでいる。
これは産卵場面が見られそう、とアブラムシのコロニーを見て回ると案の定、産卵にとりかかるアブラバチを
発見。若葉が重なった、その中で産卵活動を行ったため、なかなか思うように撮影させてくれませんでした。
追記:ezo-aphidさんより下から3枚目のボケた画像からユキヤナギアブラムシと教えて頂きました。
以前にezoさんに教えていただいたアブラムシの写真と同種であると確認しました。ありがとうございます!
以前撮影したユキヤナギアブラムシ→2011.11/10撮影、2012.10/14撮影その1、その2
そしてアブラバチは翅脈や寄生事例からEphedrus plagiator のようです。寄生されたアブラムシマミーは
黒褐色になるようです。少ししか写っていませんが、その写真も追加しました。
<<以前のアブラバチ関連の記事>>
- ニセダイコンアブラムシ と アブラバチ ( Diaretiella rapae ) 産卵
- アブラバチ ( Diaretiella rapae ) 産卵 その2
- アブラバチ ( Aphidius属 ) 産卵 その3
- アブラバチ産卵 その4
アブラムシ若齢幼虫体長約0.7mm.1発で命中!
触角で何を感じるのか。産卵時間約15秒
撮影のため、そっと葉をめくった時ひっくり返ったアブラムシ。その腹部にズトン
今回、大きなアブラムシのコロニーでは見ませんでした。アブラムシの集団粘液を恐れてでしょうか
4頭ほどに産卵して飛んで行きました
体長約2.4mm.
4月26日撮影 浜手緑地
下から3枚目の成虫(ボケ画像)の色合いでユキヤナギに寄生するのは、ユキヤナギアブラムシでしょう。アブラバチの翅脈、産卵鞘の形、寄生事例から推定して(ciniiで「Aphididae of Japan」(1968)を参照)) 、Ephedrus plagiatorだろうと思います。この属が作るマミーは黒褐色になるとのことです。
返信削除「 Aphidiidae of Japan 」 Takada(1968)でしたね、失礼しました。
返信削除こんばんは。
削除いつも詳しくお調べ頂きありがとうございました。アブラバチ亜科も渡辺先生のリストを見ているとクラクラしてきます(^^;;最近どうもciniiの論文を見る事が出来ません。(google検索でpdfを見る事が出来ました)そのうちマミーをお持ち帰りしてみようと思います。