2016年11月30日水曜日

ちょいとダニ祭り! オソイダニ科 ( Cunaxidae )の1種

渓流脇の苔むした地面に点在する石の裏側で巣を張って生息していたダニ。見た感じはテングダニなのですが触 肢が大きく目ん玉は無い。おちゃたてむしさんの記事で知りましたが今回見つけたものは別種のようです。

体長約0.5mm. テングダニにくらべかなり光沢あり

苔むした地面。かなりの確率で石の裏側で生息しておりました

真横にかなり白くて長い胴背毛

振り上げた触 肢でトビムシ等を捕獲するようです

餌が潤沢にあるのか数多く見られました

ほとんどが糸を張ったその下に居ましたが

この糸は防御用なのかクモのようなトラップや獲物を感知するためのものなのか

捕食の瞬間も見てみたいものです

11月22日撮影 高野町

2016年11月28日月曜日

ちょいとダニ祭り! 不明ダニ

鮮やかな体色だから発見できた0.35mmのダニ。高速移動

肉食系でしょうね

赤い目のような2つの点から毛が生えている
10月14日撮影 三木山森林公園

2016年11月27日日曜日

ちょいとダニ祭り! カリウドキツネダニ

トゲダニ亜目 (Mesostigmata)キツネダニ科(Veigaiidae)よく見かける肉食性のダニ。堆積していた落ち葉の濡れている層を返すと居ました。

移動速度は速い部類。例に漏れずカメラの補助光を嫌って逃げる

この種は前・後背板が中央付近で融合していると虫ナビさん

センサーのような2本の鋭い毛

餌の線虫などを抑え込むためか発達した脚

10月16日撮影 三木山森林公園

ちょいとダニ祭り!  不明ダニ

前回のダニと同じ場所にいた。こちらも初見。カタチは何度か撮影した”?ササラダニ”の装いが違う感じの者。 《リンク先のダニはフッカーSさんはイトダニ、おちゃたてむしさんはセマルヤリダニと紹介されています。数多く見かける割には、ドンピシャに符合する画像が無いのが不思議です。》

ダニにとっては広大な石の裏にポツンと1頭

直径約0.8mm. 

移動スピードは遅くもなく速くも無い。しかし見失ってしまった

何を餌にしているのか?

10月31日撮影 押部谷

2016年11月25日金曜日

ちょいとダニ祭り!  ササラダニ の1種

林床に転がった石のうらで見つけたササラダニ亜目であろうダニ。日本産土壌動物検索図説で見ると毛の生え方がゲンシササラダニ科( Archeonothridae )に近い感じ。けれどカタチがぴったりと一致しない。

体長約0.7mm. 胴感毛の穴の上、白い眉毛に見える

第一歩脚の付け根の構造はフリソデダニと同じだろうか

カメラの補助光を嫌ってか逃げる

黄色い乾麺のようなもは菌糸かな

10月31日撮影 押部谷

2016年11月24日木曜日

ちょいとダニ祭り! 不明ダニ

枯葉の上を歩いていたダニ。体長約0.3mm

小さくてディテールがつかめませんが肉食系の感じ

 腹部うしろの両瑞に円柱状の突起あり

10月31日撮影 押部谷

2016年11月22日火曜日

ちょいとダニ祭り! カタバミハダニ

庭で勝手に生えているカタバミをしゃがんで覗き込むとカタバミハダニが繁殖していた。身近に存在しながら、かなり異世界の生物っぽい造形。
過去の深度合成画像→こちら

胴背毛の起点がコブになっている

成虫のメス。体長約0.5mm

左右合わせて4個の眼

別個体と、その足元には脱皮して脚がまだ硬くなっていない幼虫

華奢な感じのオス、体長約0.4mm. その上の幼虫は0.2mm弱

卵は葉の裏、茎に近い部分に産み付けていました

卵の直径は0.15mmほど

脱皮して脚がまだ白い

少し色づいている

脚がしっかりして活動中。幼虫は脚が長くないようです。体長約0.25mm

孵化の瞬間は見つけられませんでした

11月20日撮影 自宅庭

2016年11月19日土曜日

ちょいとダニ祭り! ウデナガダニ科 Podocinum sp.

更新が随分と空いてしまいましたm(_ _)m

つづいてのダニはタマツナギウデナガダニ( Podocinum catenum Ishikawa, 1970 )かな?と思われるウデナガダニでありますが、よく分かりません。林床に横たわる半分腐ったクヌギの木の裏にいました。以前撮影した者とは別種のようです。体長約0.7mm.数ショット撮影し画角を変えようとカメラを遠のけたら、あらら見失ってしまいました。

同種と思われるダニの素晴らしい動画をジークさんが掲載されています。→こちら

しばらく歩いた後、動かなくなる

7月30 日撮影 つくはら湖

2016年11月12日土曜日

ちょいとダニ祭り! フリソデダニ

翼状突起を持ったササラダニの仲間。ブログ初登場でありますが現場ではフリソデに気がつかず撮影枚数は2枚のみ。このダニの存在はAclerisさんの記事で知りました。

落ち葉の深い層にいました。体長約 0.4mm

7月7日撮影 神戸森林植物園

2016年11月11日金曜日

ちょいとダニ祭り! 超高速! アギトダニ

石や間伐材を返すと見つかるアギトダニ。物凄いスピードで走り回る。人間のスケールに合わせると余裕で哺乳類最速のチーターを超えそう。

体長約0.7mm

真横への移動も可能のようです
7月30日撮影 つくはら湖

写りは悪いですがトビムシを捕獲したところ
ジャンプして逃げようとするも、がっちり喰いつかれている様子
4月20日撮影 新開公園