2014年9月30日火曜日

アシブトハエトリ ♂

♀に続き♂であります。見つけた場所は同じでありますが、こちらの方が先であります

頭部側面の単眼

押さえておきたい正面

脚の先端はグレーのブラシ。物音を立てずに獲物に近づけるのでしょうか

大型のハエトリ。ピントが浅いのが残念であります

頭胸部に白い矢印模様。上から撮影したかったですが叶わず

種名が分かっておれば脚をもっと撮影したのですが

体長約9mm
9月3日撮影 ゆめさき森の公園

9月〜あとがき〜

今月の記事は8月の雨の影響でムシが多かったのと9月が比較的、暇だったのでネタの仕入れが多く、ブログを始めて以来もっとも多く71本になりました。写真枚数も動画を含み512枚であります。一体どこへ向かおうとしているのか少し不安になりますが(^^;;来月からは仕事が忙しくなり通常更新も難しくなりそうです。

いよいよ、気温が低くなり大きなムシ達が少しずつ姿を消して行きます。対象は小さなムシ達に移っていきますがマンネリ化をなんとか避けたいものです..

予想もしなかった驚きの展開に!
インターバル撮影がおわりましたら記事にします。乞うご期待!と
いうほどの、ものではありませんが(^^;;



アシブトハエトリ ♀

この日のムシ撮りは凡ミスをやらかしてしまった。ずっとISO400で撮り続けてしまった。おかしいな、おかしいなと撮影後のカメラの液晶で確認しながら最後まで気付かず..情けなや。

初見の大型のハエトリ。体長約11mm

糸を吐きながら移動。大抵のハエトリはそうしているように思います

それほど脚が太いように思えませんが

ペちゃんと佇んでいますが。動き回るので撮影は大変であります

Pancorius crassipes (Karsch 1881)

今回は何とか自力で同定出来ました(^^;;

9月26日撮影 ゆめさき森の公園

ニンジャハエトリ参上!

和名はきちんとあってヤハズハエトリ(Mendoza elongata)であります。ムシ撮りを始めた頃からススキの葉で目撃はしていたのですが近づくとサッと姿を消してしまいます。葉の表から丁度、真裏に隠れる事が多く私の中では”忍者ハエトリ”と呼んでおりました。
今回、粘り勝ちでようやく接写が出来ました。しかし最後はドロン!?とススキの葉の重なりに消えて行きました..

その大きさから鳥に狙われることがあるのでしょうか。かなり警戒心が高いクモです

葉にじっとしているだけでも網膜の動きがかなり活発であります

なんかかわいい

いつものネコハエトリにくらべると前脚が長いです

腹部には贅沢な金毛

体長約9mm ♀

9月13日撮影 姫路自然観察の森


ついでに3年前に撮った♂

接写は出来ませんでした
2011年9月10日撮影 砥峰高原

2014年9月29日月曜日

キマワリ 顔面

ムシ撮りに行くと成虫、幼虫ともに、よく見かけるキマワリ。地味であまり格好良くない甲虫ですが顔面のインパクトはかなり強いと思う。見つけると必ずレンズを向けるのですが、臆病でササっと隠れてしまう。気付けば顔面ばかり撮影しております。

おおきなクチビルに見えちゃいます

朽木を食べておりました

上とは別個体。ぐぐっと寄ってみました

複眼の表面は問題無さそうですが下部の色が抜けている

過去のキマワリ記事(今回含む)→こちら
9月15日撮影 姫路自然観察の森


秋のムツボシテントウ

ヤマボウシの樹皮の下にムツボシテントウ。そんなに気温も低くないのにお休みでありました

樹皮が白く何とか頭部に光がまわっております

獲物の発生時期以外は完全休止モードに入っているのでしょうか。体長約2.1mm

今回、ひっくり返して雌雄の判別しませんでした。また別の機会に
9月15日撮影 姫路自然観察の森

おまけ 初夏のムツボシテントウ

今年の5月6日。ツブラジイの樹皮をパトロールしておりました

お目当ては、この時期に発生するカシノアカカイガラムシのようです
ふしあな日記」より

春を待つムツボシテントウは→こちら



ジョウカイモドキ科 の1種 幼虫

はがれ落ちそうになったヤマボウシの樹皮を1枚、パリっとめくった。小さなムシが走った。「何じゃこりゃぁぁぁ!」となるのでしょうが、すでに、そらさんおちゃたてむしさんフッカーSさん、の写真を見ていたので落ち着いて撮影することが出来ました。とはいうものの動きが素早く難儀な被写体でありました。

ヒメカゲロウの幼虫にも見えなくも無い?

こちらは尻尾の方であります

上向きにツメあり。何か意味有るデザインでしょうか

体長約2mm.おなじみさん撮影のものより若齢でしょうか

9月15日撮影 姫路自然観察の森

2014年9月28日日曜日

ええもん見つけた。インターバル撮影スタート!

昨日、クリの葉裏を物色していたら見つけた毛虫。確認のため1枚パチリ。生きていない。体長約2mm.ちょっと縮んでいる印象。そして何者かの卵がついていた。長さ約0.2mm弱。

棘のある鱗翅目に、それも1粒だけ産み落とすのは、どんな寄生蜂でしょう

1頭分の寄生蜂を養う為の肉汁はありそう

いつものヒメコバチ科Euplectrus属かと思い画像ファイル名もそのようにしましたが..

違う可能性が高そうです。ささくれた棘を避けて産卵出来る寄生蜂はダレ?

左下には一緒について来たダニ

カブリダニの1種でしょうか。体長約0.2mm

うまく孵化して成長が見られれば良いのですが

こいつに食べられたりして..
いや、ひょっとしてダニの卵という悲しいオチかも..
結末は→こちら
9月26日撮影 ゆめさき森の公園

キリの葉 皿状器官 と テラニシシリアゲアリ

これは一体なんの卵だろうか?最初はそう思いましたが、何やら葉全体に、その卵をのせる皿が並んでいる。この手の情報はそよ風さんでしょう、ということで帰宅して調べてみると大正解。記事にされておられました。

そよ風さんもリンクされていた辛島研究所では「アリ等を利用した捕食者対策と関係した器官である可能性」とあります。

左の触角を欠損しているテラニシシリアゲアリ

見た事も無い造形物。丸いのは糖を含む液体のようです

お皿が並ぶ。茶色いのは劣化したものでしょうか

葉の表面にこのような世界が広がっているとは驚きです。アリは休憩モードでアリます

上の段まん中と右下段、液体が少し出ている(残っている?)

豊臣秀吉の紋であります
9月15日撮影 姫路自然観察の森