2016年5月31日火曜日

近日公開!

昨日、たまたま面白いムシを見つけました。その造形は私の大好きな Hans Rudolf Giger を連想させます。下の写真は、そのムシの1部ですが白黒にしてトーンカーブを調整してノイズを加えたものです。こんな出会いがあるからムシ撮りは止められない。

5月30日撮影 押部谷

ヤブカ 属の1種

いつもヒトスジシマカに吸血されている。今回のように見知らぬ蚊に吸血されるのは抵抗がある。恐い。しかし吸血場面を撮影したい思いもある。ただ今回も補助光を忘れてしまいピントが合っているのかどうかわからに状態での撮影。使える画像も少ない。献血分の見返りは少なかった..

最初にチクリと来た

背面の模様で種名は割り出せそうな気がします。過去記事のヤブカとは違うよう

口 針と鞘

こうやってみると結構、突き刺さっております

5月27日撮影 月が丘公園 

2016年5月30日月曜日

ニセマイコガ科 Atkinsonia sp.

4年ぶりイヌビワの葉上で再会。撮影機材も同じ。しかし下の1枚を撮影しただけで飛ばれてしまった..

どこに消えた?とおもったら、↓なんとレンズに!これじゃ接写できません

慎重に移動させようと試みたものの林の中に消えて行きました..残念
5月18日撮影 新開公園


ダイコンアブラムシ と 2次寄生蜂

【第1回】【第2回】 【第3回】

コガネコバチ科 Asaphes suspensus 

先のコガネコバチと明らかにプロポーションの違うコバチがいた。レンズで確認すると初見のヒメコバチ、背面からElachertusぽい(全く自信なし)。アブラムシ本体に寄生するのかな?と追いかけるとマミーに産卵を開始した。
コガネコバチのマミーへの産卵は産卵管を抜き取った後、黄色い体液が溢れでていたが、このヒメコバチの場合、何も出ない。マミー内部の状態が違うのだと思うが2次なのか3次なのか..さて。

追記:上条先生に調べていただきました。ヒメコバチでは無くコガネコバチ科、それも普通種 Asaphes suspensus (Nees) でありました。ちなみに「アブラムシのマミーから羽化するヒメコバチは日本からは5種記録されていますが(4種は未記載)、多くはないようです」とのことです。ありがとうございます!

体長約1.7mm. 腹部もギラギラと輝く

 撮影を気にしてかクルッと方向転換

 Elachertus属かな?と思った背面 コガネコバチ科でありました

 1枚目の産卵管が刺さっていた場所。何も出ない

 もう一度、産卵開始

 偶然か狙ってか同じ穴に差し込み

ブスリ

翅脈

産卵終了したか後にする。残った水滴のようなものは飛んできた甘露か


5月19日撮影 自宅庭

2016年5月29日日曜日

ダイコンアブラムシ と 2次寄生蜂

【第1回】【第2回】 【第3回】

コガネコバチ科 pachyneuron aphidis

葉牡丹の茎をパトロールするコガネコバチがいた。これはきっとヒラタアブの蛹でも探しているのだろうと推測した。(過去記事)しかし体長が約1.3mmと小さい。目で追うとアブラムシのマミーに産卵し始めた。

アブラムシマミーに産卵するコガネコバチを見るのは初めて

1枚目の写真の個体

間違いなく産卵管を刺し込んでいます

こちらは別個体。今回は3頭ほど確認できました

翅脈

わかりにくいですが背面

こちらも別個体。口にアブラムシのWAXがついている

正面

産卵管の差し込み口から体液が。誰の体液??

左手も産卵済みなのでしょう。体液がこぼれています

5月19日撮影 自宅庭


2016年5月28日土曜日

ダイコンアブラムシ と 2次寄生蜂

しばらく世話しなかった庭の葉牡丹にアブラムシがびっちり。多分、アブラナ科につくダイコンアブラムシと思う。そのコロニーの中にアブラバチに寄生されたマミーが点々と見られる。アブラバチの産卵場面でもと思い観察するとそれとは違う初見の小さな寄生蜂の姿が..
過去のニセダイコンアブラムシとアブラバチの産卵記事→こちら

今回を含め3度に分けて記事にします。【第1回】【第2回】 【第3回】

 葉牡丹には申し訳ないがムシの観察にはうってつけ(^^;;

 ニセダイコンアブラムシに比べ粉を多く吹いております

爆発的な繁殖力ですね

成虫でしょうか体長約2.4mm

 何か様子を伺うアブラバチ。腹部が小さいのでオス?

こちらは以前にも産卵場面を記事にしましたオオモンクロバチです
5月19日撮影 自宅庭


?ナミハセイボウ

サイジョウハムシドロバチが営巣している場所をうろついているセイボウ。体色は美しいがプロポーション的にはもう少し(^^;;  種名を検索してみるとそよかぜさんおちゃたてむしさんが記事にされております。
ちなみに個人的に体色、プロポーションともに大好きなハチの1つはヒメコバチ科のPediobius属であります。

ISO感度を上げ手持ちの自然光撮影。以下フラッシュ撮影

そらさんのように自然光中心の撮影は見習いたいものの、ついついお手軽なやり方に

襲われることが少ないのか、あまり逃げない寄生蜂であります

レンズの前でもリラックス状態

体長約7.6mm

サイジョウハムシドロバチの巣穴に入り込んで卵を産み落とし寄生する

美しさの裏にある、ずる賢さ

いつものヒメコバチに慣れていると巨大なハチであります

末端の腹節は望遠鏡のように伸びるようです
5月20日撮影 押部谷

2016年5月27日金曜日

サイジョウハムシドロバチ 営巣完了

サイジョウハムシドロバチの狩りの時期は終わりは巣穴の蓋作りに取り掛かっていおりました。ゾウムシ幼虫を運ぶ姿を捉えたかったのですが少し遅かったようです。

すでにゾウムシの幼虫で満たされているであろう巣穴

蓋をするための土を運び込んできました。私が観察し始めてから3度目の土運び

1番上の写真から47分経過

整形していきます

もう少し土が必要のようです。土無しで来ることも何度かあり

きっと土を加工しやすいよう水を運んでいると思われます

1番上の写真から1時間15分経過。観察はここまで

別の個体。蓋を最終的に仕上げている段階でしょうか

この滑らかさ職人技であります!
5月20日撮影 押部谷