2014年10月31日金曜日

ヘクソカズラグンバイ 交尾

おちゃたてむしさんの記事で知ったヘクソカズラグンバイのオス2頭メス1頭による交尾場面に出逢うことが出来ました。同じように1対1でないと交尾は成立していないようです。

深度が浅くよくわからない写真ですが、真ん中メス左右オスであります

体には短いトゲがあり互いに引っ付きやすくなっているのでしょうね

ムシの頭部のようなオスの尻尾

交尾には至っておりません

メスの交尾器は硬く閉じたまま

どちらのオスに軍配があがるのか(^^;;

10月17日撮影 増位山

ヘクソカズラさび病菌 と タマバエ幼虫

最初はヘクソカズラグンバイの卵ではないかと思いましたが、再度、訪れてみると葉全体に広がっており明らかに葉の病気。調べてみるとヘクソカズラさび病菌( Endophyllum paederiae )のようです。卵と間違えたときの記事→こちらおちゃたてむしさんにも迷惑をかけてしまいました(^^;;

ヘクソカズラグンバイが吸汁している葉を中心に発生しているようでグンバイムシが発生の一助になっているのは間違いないと見ました。

胞子堆と胞子にまみれたタマバエ幼虫。体長約1.8mm

黄色い花のようです

胞子を出しきった状態でしょうか

Mycodiplosis属なのでしょう。過去の記事→こちら

最初は葉の内部にあり外に顔を出すようです

いやな感じであります
10月17日撮影 増位山

閲覧注意! うじゃうじゃ! ヤマトシロアリ

2011年6月よりムシ撮影を続けて来ましたが失敗したピンボケ画像等も捨てずに保存するものだから遂に4TBのHDが一杯になってしまいました。HDを追加購入しましたが全く使えない画像も多くあり少しずつ整理していこうと思います。取り込むごとに、取捨選択の作業を怠ったつけであります。

さて、厚さ13mmほどの薄汚れた材木が何気に落ち葉の上に横たわっておりました。ひっくり返して、ギョ!っとビックリ!ヤマトシロアリの巣でありました。

板一面シロアリが広がっておりました

それにしても木が美しい!

真ん中、左寄りに胴の長い翅が見える個体

何をくわえているのでしょう

あっという間に闇の方に移動して行きます

300〜400頭ほど確認しましたがソルジャーは1頭しか見つけられませんでした

10月19日撮影 新開公園

2014年10月30日木曜日

アワダチソウグンバイ 交尾

セイタカアワダチソウの葉が白くかすれていたらアワダチソウグンバイ( Corythucha marmorata )の仕業。葉を捲ってみると丁度、交尾にかかろうとする場面。

やはり下がメスと思う。羽化したばかりで白い体色

不思議な造形でありますが

葉は白くかすれ葉裏は排泄物で汚れ

幼虫は粘球を体にまとい、トゲトゲあり。嫌な感じです

同じ方向を向いた脱皮殻

こちらは交尾中
10月9日撮影 浜手緑地西


テングチョウ

普通の大きさのチョウですが、その足元で朝の記事のようなドラマが起っていると思うと面白い。

タテハチョウ科 テングチョウ亜科 Libythea celtis
10月19日撮影 増位山


コハナグモ と ツマグロキンバエ

 セイタカアワダチソウは今、花盛り

その花で多く見られる ツマグロキンバエが餌食に

 コハナグモ 体長約3mm 周りにうまく溶け込んでいます

 ついでにツマグロキンバエ

10月19日撮影 増位山

2014年10月29日水曜日

おお! モンキナガクチキムシ

点と点が線になった!かも知れない(^^;; 8月29日撮影のゴミムシダマシ科の幼虫と同じ倒木に現れたモンキナガクチキムシ。数頭いたので、可能性は充分ありそう。

10月31日追記:ezo-aphidさんより甲虫図鑑に記載の幼虫とは違うようなので以前撮影の幼虫はモンキナガクチキムシでは無いようです。ありがとうございます!ふたたび線が消えました。

ゴミムシダマシ上科 キノコムシダマシ科  Penthe japana

紋黄、小盾板が黄色い

体長約11mm

触角の先端が白い

小盾板は黄色い毛で覆われている
10月16日撮影 ゆめさき森の公園

モンキナガクチキムシの幼虫の可能性はなくなりました

2014年10月28日火曜日

ムモンホソアシナガバチ

「おどれ、どこの組のもんじゃぁぁぁ〜」

ナラガシワの樹皮。穴に巣があるのでしょうか

精悍な頭部のデザインも偽瞳孔を目に見立てると少しマヌケ?

穴の中の個体。光の加減で印象が変わる複眼

じっと見ていると、このハチ宇宙の真理を語りかけて来ました
残念ながら聴き取れず(^^;;
10月16日撮影 ゆめさき森の公園


ジョロウグモを急襲 キイロスズメバチ

朝の記事のトンボを捕食していたジョロウグモ撮影中にそれは起りました。ブーンと鋭い羽音とともに池を取り囲む柵の向こうの草地にスズメバチが飛び込んだ。見るとジョロウグモを抱え込んでいる。すごい絵だ!と柵を飛び越え、邪魔になる草を払いのけ..いや、払いのけられない..相手が相手だし。そろ〜と邪魔な草をかき分けレンズを向けた時には、ほぼ肉団子製造終了だった。仕事が速い!こちらをひと睨みした後、ブン!と飛び立った。

今回は場所が悪かった。レンズを遮る邪魔の多い事

辛うじてジョロウグモの黄と赤のカラーが写真下部に写っています
スズメバチ属 Vespa simillima xanthoptera Cameron
10月17日撮影 増位山

女郎蜘蛛

そろそろジョロウグモの姿も徐々に減って行くでしょうか。とにかく邪魔。ムシ撮りで林の中に入ろうものなら網を壊さなければ進行出来なかったり、頭やカメラに網が絡み付いたりして、とにかく広範囲に網を張るので接触を避けるのに気を使います。

ジョロウグモの出糸突起

腹部の黒い模様

本日の餌食はツヤアオカメムシでしょうか。小盾板に3つの黒い点が気になります

目が細かい立派な網
10月23日撮影 木庭山

こちらは別場所にて

カメムシより美味そう?

ノシメトンボでしょうか

網には大きな穴がドカドカ空いております。それだけ獲物がかかったのでしょう
10月17日撮影 増位山