2018年12月10日月曜日

冬のダニ祭り! ウズタカダニ属 Neoliodes ?striatus

ちょっと手が出ない(^^;;青木先生の「日本産土壌動物:分類のための図解検索」。その中のウズタカダニ属Neoliodesの検索表を島野先生のご好意により拝見させてもらった。同定するには脱皮殻を外す必要があり、いざ挑戦。その結果..

積み上がった脱皮殻。味わい深いササラダニですね!

小さなゴミがいっぱい。左上は胴感毛

薄く茶色い脱皮殻をペン軸に微針をつけ外して行きます

頭頂部の彫刻の素晴らしいこと。この時点で島野先生に見ていただくと
「もう一枚殻を外さないといけない」とのこと。

もう1枚?薄皮が脱皮殻と思っていましたので少し戸惑い、黒い部分を外しにかかる→破壊→THE END ということで今回、作業は残念ながら完遂できませんでした..無念。
上の写真の状態で「striatusかもしれない」との助言で今回のタイトルとしました。

腹面。肛板と真ん中、十字に溝のある生殖板。なかなか良いデザイン


ツメ3本



次の機会は失敗しないようにしなければ
12月3〜4日撮影


2018年12月9日日曜日

冬のダニ祭り! アギトダニ( Rhagidiidae )の1種 鋏角

ケダニ亜目 Prostigmataに属する アギトダニの1種。今回、鋏角を撮影することができました。大きめのダニですが、どうしても上方からの撮影となり鋏角のハサミが写せません。運良くこの度はローアングルから攻めることができました。

体長約1mm.白い風船のような脚。捕食性のダニ。

白く小さなハサミ。トビムシやらダニやらバチバチ挟んでいくのでしょうか
12月8日撮影 神戸市北区


冬のダニ祭り! トゲダニ亜目(Gamasida)の1種

比較的、新しい倒木の樹皮を剥がすと見つかったダニ。白あんを挟んだ、どら焼きのよう。調べるとネズミトゲダニ( Laelaps echidninus )に雰囲気は似ている。

体長約1.3mm. 1mm以下のダニを追いかけていると大きく見える

触角に見えるのが第1脚のよう

第2脚は太くて厳つい。ネズミトゲダニは第1脚も割と太く同種ではなさそう

背面の彫刻と白あんの毛

カニのような第2脚

動きは割とゆったり。マダニ並み

影に入ろうとするのは土壌生活のダニの共通点でしょうか

柿の種(本物)のようですね
11月29日撮影 押部谷


2018年12月8日土曜日

冬のダニ祭り! ミドリハシリダニ科(Penthaleidae)の1種

走る走る。背中に肛門を持つダニ。林床に落ちていた割れたレンガをひっくり返すと現れました。当ブログ2度目(多分)の登場と思います。過去記事→こちら


排泄物を背負っての登場に嬉しくなりました。体長約0.8mm

後部の白い点2つは何でしょうね

止まるということを知らないんでしょうか

広大なレンガの上を走ります。さようなら〜

同じ場所にいたトゲトビムシの類を撮影後

排泄物を処理して再び戻ってきました(^^

そしてまた走り去って行きました
11月1日撮影 押部谷


2018年12月7日金曜日

冬のダニ祭り! ウズタカダニ(Neoliodes) 3齢若虫

ササラダニ亜目、ウズタカダニに久しぶりに出会った。台風20号の影響で倒れたアカマツの樹皮裏にいました。ポツポツと成虫が居る中で1頭、動きの活発(といってもスロー)な個体がいました。よく見ると脱皮殻は3枚のみ。初見の(多分)3齢若虫でした。

脚が何だかゴワゴワしている

 体長約0.8mm. 

若虫なのに成虫より貫禄のある外見であります

 どのように脱皮するのか見当がつきません。見たいなぁ

 第一脚を上げて歩く。最初は”1”の大きさだったのでしょうか

同じ場所にいた成虫。体長約1.4mm

11月6日撮影 神戸市北区

2018年12月6日木曜日

冬のダニ祭り! ササラダニ亜目(Oribatida)の1種

山のてっぺん。アカマツの木の下に転がっていた半分朽ちた枝をひっくり返しルーペによりスキャンを始める。小さくゆっくり動くものがいた。多分ササラダニ。そこから先はわかりませんが腹部後方にうっすら斑紋があるのでモンツキダニ科(Trhypochthoniellidae)の可能性があるかもしれません。

体長約0.5mm. 

ゆっくり歩く。光を感じているような動き方

ぼけておりますが胴感毛。筆のような形状で先端が少し赤味あり

少しでもレンズを動かすと見失うので追いかけるのに必死であります

おしり左右に斑紋
11月6日撮影 神戸市北区


冬のダニ祭り!ダニ食うテングダニ

不覚にも胃腸炎をともなう風邪を引いてしまってダウン。今日は写真2枚だけでご勘弁のほどを。

林床に落ちていた板をひっくり返すといたテングダニ。体長約0.5mm.明るさを感じてか早速、走り出す。口吻に何か付いているのが見える。小さなダニだった。体長は0.2mm.大きな獲物にプスリと口吻をさしているのは偶に見かけますがダニを捕食しているのは初めて見ました。

倍率の高いレンズを装着する前に遭遇してしまったので。これが限界

トリミングして見る。狩の瞬間を見て見たいものです
11月29日撮影 押部谷

2018年12月5日水曜日

冬のダニ祭り! イボトビムシを喰らう トゲダニ亜目(Gamasida)

林床に半分埋まっていた1mほどの倒木をひっくり返し埋まっていた側をルーペでスキャン。何者かが、サッと横切る。見たことのないプロポーション。期待は高まる。ようやくレンズで捉えると何のことはない捕食性のダニがイボトビムシと捕らえて走っているだけだった。しかし、それはそれで自分的には貴重な状況。菌類のはびこる朽木の上を追いかた。
この手のダニはさっぱりわかりません。腹面も確認していないので大まかなタイトルとしました。

トゲダニの類、体長約1mm. イボトビムシは0.4mmほど

クモのように食事に集中すれば良いのに..

まぁ、よく走ります

おかげで様々な景色が見られ、ちょっとした旅行気分

アカイボトビムシの仲間と思いますが、あの色は体液の色?色が抜けています

イボトビムシを放り出して物陰に入る

本来ならもっと食事を継続していたかもしれません。失礼しました。
11月2日撮影 押部谷

2018年12月4日火曜日

冬のダニ祭り! カタバミハダニ 交尾

本日より2年ぶりのダニ祭り開催します。私が飽きるかタマがつきるまで”ダニづくし”で行こうと考えています。

今回は新顔が何種か登場いたしますが、先ず最初は割と身近にいて、それでいて形が変で面白いカタバミハダニ(Tetranychina harti)です。名前通りカタバミの葉でよく見られます。色が少し抜けている、あるいは赤いつぶつぶが付いている葉をみつけたら大抵見つかります。過去の記事↓

今回は運良く交尾場面を観察できました。
舞台は1本のカタバミの葉裏

メス成虫 体長約0.6mm.ずんぐりしてて脚が長い

ひょろっとしたオスがやってくる。体長約0.4mm 

お!この体勢は交尾!

ん?一旦うしろに下がって..

え?メスの腹部に潜り込んで..

ん?何じゃ?黒斑二つ現れた..

なるほど!腹部を海老反りして生殖口に接合しているのか

ちなみに丸で囲んだ場所がメス生殖口

右の第1脚をピンと上げて

メスから離れた。交尾は完了したのだろうか。時間にして2分30秒

また別のメス相手に交尾行動。オス万歳状態

離れたところ

脱皮が終わって動かないメスに近づく。しかし暫くして離れる


まだ成虫ではないメスに近づき何やら探っている様子

そして何もせず離れる。成虫になるまでメスを囲い込む、ガーディング行為は見られず。
この葉でメスは相当数いたもののオスは2頭しかおらずキープする必要がないのかな?
参照記事→【いろんないきものの話 五箇公一】

ちいさなカタバミの葉もダニにとっては広大な空間。再びオスはパトロールを始めました
11月30日 自宅庭