2018年11月30日金曜日

ケバエ幼虫 大量発生

以前にケバエ幼虫を見つけた時はカメラを持ち合わせていませんでした。今回はしっかり携えていたので接写できました。肉眼で見るのとは大きく違い被写体としてかなり魅力的な幼虫であることが分かりました。

黒い目に見えるものは後気門(多分)

肛門が口のように見えます

集団で蠢く。決して頭部は見せない

糞にピントがあたっていませんが排出しているところ。糞も再び食すようです

肉眼では毛に見えますが実際は毛ではありません

この幼虫も他の昆虫にあるように尻尾を頭部に見せかけているのでしょうか

なんとも面白い光景でした

頭部が見たいので手ですくい上げひっくり返すと↓

茶色い光沢のある頭部が出てきました

しかし直ぐに下に潜り込もうとします

頭部の方のトゲは尻尾に比べ短い

目は無いようです


目に見える白い点が前気門でしょうか。まちがっていたらすみません
11月21日撮影 押部谷


2018年11月29日木曜日

まだ寒さが足らない..  ヒメコバチ科 Platyplectrus sp.

もうすぐ12月。冬は葉めくりの季節。今日、何枚かめくってみるとお馴染みの顔ぶれ。
しかし気温がまだ下がりきっていないせいか直ぐに飛び立たれてしまった。

横からした撮影できませんでした。多分Platyplectrus sp. 体長約2.2mm
11月29日撮影 押部谷

ヒメコバチ科 Deutereulophus sp. ♂

半枯れのアカメガシワの葉裏で寒さを凌いでいたヒメコバチ科 Deutereulophus sp.のオス。2012年におちゃたてむしさんの記事を拝見してから6年後にようやく出会うことができました。その中で上條先生の「滅多に採集できないグループです」とのコメントがあり、確かに!と思った次第であります。

そんな貴重なヒメコバチのオスを今回、やらかしてしまいました。生体の写真を数枚撮った際、動き出したので直ぐ様、採取。冷凍にして撮影のために解凍。その時に触覚と翅がガラス瓶にビタリと張り付き慎重に剥がす作業をしたのですが大きく破損してしまいました。よって今回は触覚1本だけの披露となってしまいました。残念。

非常に感度の良さそうなアンテナ

ステレオグラム交差法にて

体長約1.4mm

真上からDeutereulophusz属の美しい彫刻を撮影できず
メスですが過去の写真→こちら

11月24日撮影 押部谷


2018年11月28日水曜日

フサカイガラムシ科 Neoasterodiaspis sp.

アラカシの葉裏に黄色い丸い物体。すぐに、おちゃたてむしさんのブログ記事を思い出した。直径約1mm.手にとって観察できる葉を何枚か見ましたが、着いている葉は、そんなに多くありませんでした。

面白いのやら面白くないのやらカイガラムシは微妙

採取して裏面を撮影。面白くない..

ステレオグラムで見ると真ん中辺りから口針が出ているのが分かります

潜んでいたであろう窪み。死んで剥がれ落ちた?

お好み焼きに見えてしまう関西人の悲しき性
11月26日撮影 押部谷


2018年11月27日火曜日

キクイゾウムシ の1種

倒れた朽木に佇んでいたキクイゾウムシらしきもの。体長約3mm.撮影する際に気をつけることはとりあえず最初のショットは複眼にピントを合わせること。しかしレンズをいくら動かしてもそれらしきものが見当たらない。首をひねりながら撮影、帰宅してPCで確認すると複眼の存在は確認できました。しかし複眼の隆起がほとんどありませんでした。

触覚の付け根の斜め上くらいに複眼がありますが、かなりフラット

撮影に気づき脚を立てた

存在をあまり主張しない複眼

小盾板が無さそうですが

かなり小さいのがありました

複眼も無さそうに見えますが

ちゃんとあります

11月24日撮影 押部谷

2018年11月26日月曜日

ウスタビガ の季節

以前、ウズタカダニがの生息ポイントを見つけたので再度、撮影にいこうと山に向かう。途中ウスタビガの交尾を見つけてしまった。撮影しようとシャッターを切るとSDカードが未挿入のアラート。仕方なく接写用のカメラで撮影しました。

こういう普通種はブログ初登場だったりします(^^;;

フサフサした毛並みから見える複眼

夕焼けに染まった草原のような体毛

紅葉のシーズンにぴったりの鱗粉

コウモリから羽ばたきが探知されにくい鱗粉の形

画角を斜めからにしないと触覚が収まらず

 真正面からだと切れてしまいました。♂の立派な触覚

前脚の肉球(爪間盤)
11月17日撮影 神戸市北区


2018年11月25日日曜日

五倍子 ヌルデシロアブラムシ有翅成虫

2016年、ヌルデの虫こぶ、五倍子を記事にしましたが有翅成虫発生のタイミングを逃してしましました。今回はその事を留意して定期的に観察していました。ちょうど1ヶ月前の写真ですが掲載します。

アブラムシがヌルデの細胞を変異させ作り出した城ともお別れ

虫こぶはブニョブニョに柔らかくなり裂けたり穴が開いたり
どうして、そんなことが出来るのか?不思議。

穴から出てくるのを待てばいいのですが切断しました

蝋物質をまとった有翅成虫がわらわら

体長約1.4mm 
Schlechtendalia chinensis

子虫も数頭いました。なんでだろう

有翅成虫は2次寄主であるチョチンゴケ類を目指すようです
10月24日撮影 押部谷

2018年11月24日土曜日

コアカザトウムシ

2年ぶりの再会。しかし今回は神戸にて。何度かひっくり返した事のある石を1年ぶりくらいに手に取るとそこにいました。

腹面ではありません。背面を撮影。

じっと固まっています。クモに間違えそうですね。右後ろはアリの脚かな?

体長約1mm.

しばらくすると歩き出す

またこいつか!と思うくらい会いたいものです
アカザトウムシ科 Proscotolemon sauteri

次に会うのはいつのことやら..
11月1日撮影 押部谷