2012年1月31日火曜日

ヒメコバチ科 ? Chrysocharis sp.

小さなハチ第26弾
これまた撮影していたのを忘れていた小さなハチ。確か元気よく歩き周り
飛んで行った様な記憶がある。同日に撮ったヒメコバチのインパクトが
強すぎて忘れていた。写真の出来もイマイチだったが後にも先にも、遭遇したの
が、この日限りだった。今見ると、もう一度じっくり対峙してみたいと思う。

2013年2月1日追記:上條先生よりコメントを頂きタイトルに?付きで加えました。ありがとうございます!
参考までに当ブログに登場したChrysocharisは→ 123456

よく、ここまで様々な色に反射するものだ。体長約1.4mm。2011/12/23撮影。
画像クリックでサイズ大きくなります。

いつものシャリンバイの葉裏にて。
画像クリックでサイズ大きくなります。

ヒメコバチ科 ( Pediobius sp. )

小さなハチ第25弾
アラカシの木陰に入り、上を見上げ、ムシのシルエットを探す。発見。
左手で枝をゆっくりと引き下げファインダーをのぞきハチと確認。
何枚か撮り、そっと枝を戻し液晶画面で確認。!?茶色い複眼が青く
反射している。なんとも不思議。

背面はPediobius atamiensisに似ているので同じ属のヒメコバチでしょうか。

2月3日追記:ezo-aphidさんの計らいで上條先生よりPediobius属であるが
Pediobius atamiensisでは無いと教えて頂きましたのでタイトルに反映させました。
ありがとうございます!

肉眼でみると黒いハチもフラッシュの光で奇麗に輝く。

背中の彫刻はPediobius atamiensisに良く似ている。体長約1.6mm。
画像クリックでサイズ大きくなります。

青く反射する複眼。フラッシュに青いセロハンを貼って撮影したよう。
画像クリックでサイズ大きくなります。

ある程度、角度が無いと美しく輝かないようです。ストロボが複数必要でしょうか。
画像クリックでサイズ大きくなります。


ハチには静止して欲しいが絵的には歩いた方が好きです。大変ですが。

肉眼では絶対、気付かない存在。知ると単純に嬉しい。1月29日撮影。

2012年1月30日月曜日

ヒメコバチ科 ( Sigmophora brevicornis ) ♀

小さなハチ第24弾
今まで3度ほど遭遇したハチ。おちゃたてむしさんが既に紹介されており名前が
解明されているのは助かります。
3度目に遇った個体は、とても汚く、なぜ、そこまで汚れているのか気になります。

複眼下のラインが角度によっては濃く出るようです。
画像クリックでサイズ大きくなります。

体長約1.8mm。がっちりとした感じです。中体節の造形が良いですね。
画像クリックでサイズ大きくなります。


左手の複眼に何らかのダメージ?シャリンバイにて。1月6日撮影。
画像クリックでサイズ大きくなります。


こちらはクスノキだったと思う。触角を畳んで休止モード。1月29日撮影。
画像クリックでサイズ大きくなります。

こちらも体長1.8mmほど。どこで何をしたのでしょう。
寄生するタマバエ幼虫と何か関係あるのでしょうか。
画像クリックでサイズ大きくなります。

トビコバチ科 の 1種

小さなハチ第23弾
まさかハチでは無かろう。最初はそう思った。シャリンバイの葉の付け根の、
わずかな窪みで越冬していたハチだと分かったのはレンズで確認してから。
確認すると同時に動き出した。そして直ぐにノミの様に弾けた。寒さが
まだ足らないのか、それとも寒さにかなり強い?
シャッターを切れたのは7回。半分は、それこそ黒いゴミにしか見えない写真だった。

体長約0.8〜1mm。初見は非常に嬉しいが小さすぎる。1月29日撮影。
画像クリックでサイズ大きくなります。

葉にカメラを、もぐらせ撮影したためか光量不足。

この画像では分かりにくいが三角板にXの彫刻が見られた。例の毛も3本。

2012年1月29日日曜日

お知らせ。


ブログ内検索が出来るようにしました。右欄にあります。

ヒメコバチ科 の 一種( Deutereulophus sp. )♀

小さなハチ第22弾
タラヨウの葉裏にいた。体長は約1.8mm。地味な色合いなので完全に
撮影していた事を忘れておりましたが、おちゃたてむしさんのブログ
眺めて思いだしました。多分、同種と思います。また同種の♂の写真も
撮影されており特徴的な触角は1度、お目にかかって見たいものです。

2月3日追記:タイトル通りDeutereulophus属で間違いないそうです。
上條先生、ezo-aphidさんありがとうございます!

背中の造形が特徴的です。

大きな複眼です。こぼれ落ちそう。
画像クリックでサイズ大きくなります。

可愛いバランスの顔だと思いませんか?1月14日撮影。

ヒメコバチ科 Tetrastichinae 亜科の1種? ♂

小さなハチ第21弾
小さなハチを発見。小さい。レンズを覗くと甘露らしきものを舐めている。
ナシミドリオオアブラムシが弾いたものだと思う。しめしめ食事中だと撮影しやすい。
しかし、場所が悪かったため枝を大胆に捻った。これが悪かった。小さいのに歩き始める、
お手上げです。

触角の雰囲気がおちゃたてむしさんが撮られたヒメコバチのような感じ。

体長約0.8mmのハチにとっては大量のごちそう?1月16日撮影。

前後に薄い頭部。この角度から見ると強面。
画像クリックでサイズ大きくなります。

鞭節第一節あたりから長い毛が生えているように見える。
画像クリックでサイズ大きくなります。



おちゃたてむしさんの撮られたハチの触角はサラサラなのに、こちらはべっとり!?
画像クリックでサイズ大きくなります。

2012年1月28日土曜日

ヒメコバチ科 ( Elachertus sp. ) ♀

小さなハチ第20弾
あっという間に20弾。そろそろ弾も残り少なくなってきました。

レンズを覗いた時に、この時期よく遭遇するヒメコバチ科Euplectrus sp.と思った。
この種はかなり撮影したので他の被写体を探そうと思ったが少し違和感あり、もう一度
レンズを向けると、どうも別種の様子。小さな確認しづらいハチには思い込みは
ダメのようです。

2月3日追記:1月23日の記事と同じElachertus属で♀であると上條先生より教えて
頂きました。先生、ezo-aphidさんありがとうございます!


またEuplectrus spの特徴もコメントを頂いておりますのでご参照下さい。

今でいうピアノブラックの質感。体長約1.8mm。腹部にボリュームあり♀でしょうか。
画像クリックでサイズ大きくなります。

襟部から後方に毛が生えている箇所が鳥肌のよう。
画像クリックでサイズ大きくなります。


いつもの空くじ無しのシャリンバイの葉であります。
画像クリックでサイズ大きくなります。



♀とするならば♂も見てみたいですね。1月26日撮影。


ヒメコバチ科 Tetrastichinae亜科 の 1種?

小さなハチ第19弾
11月に庭のクサカゲロウの繭から出て来たヒメコバチ。似たかんじのハチを最近よく
見つける。ただ体長が約1.1mmと小さい。季節的なものか別種なのか。
小さいハチ達は一筋縄では行けませんね。

弱ったシャリンバイの葉にて。背景が変わるだけで雰囲気も変わります。
画像クリックでサイズ大きくなります。

今までの触角の雰囲気から♀でしょうか。
画像クリックでサイズ大きくなります。

こちらは葉裏。歩行途中、甘露らしきものに立ち止まる。
画像クリックでサイズ大きくなります。

ノイズ多めですが正面から。

このあと草むらに飛び落っこちました。1月26日撮影。

ハラビロクロバチ科 ( Synopeas sp. )

小さなハチ第18弾
また見つけてしまった。苦手なハチ。小さいのに艶消し黒一色。
今回は少し起きてもらいました。前回とサイズもほぼ同じなので同種と思いますが。

1月28日追記:ezo-aphidさんより前回と同じSynopeas属の1種とされたおちゃたてむしさん
の写真を教えて頂きました。共通点も多く同属であろうと思いますのでタイトルに
加えました。

体長約1mm。長い触角を折り曲げて体を縮めています。後胸側板あたりから白い毛?
画像クリックでサイズ大きくなります。

お休み中すみません(^^;;長い触角をリズミカルに上下させていました。
画像クリックでサイズ大きくなります。


小盾板から1つ?突起が出ている。
画像クリックでサイズ大きくなります。


上手にクモかチャタテムシの糸をまたぎ歩く。
画像クリックでサイズ大きくなります。


シャリンバイにて。1月26日撮影。

2012年1月27日金曜日

トビコバチ科 ( Syrphophagus spp. )

小さなハチ第17弾
比較的良く見かけるトビコバチ。触角の先端を頭部の下に、もぐらせて
脚を折り曲げコンパクトな状態で休止している。当ブログでも昨年12月10月
登場している。撮影を始めると立ち上がりトコトコと逃げ出す。何度も撮影して
いるのでレンズで確認するとスルーすることが多い。改めて撮影したものを見ると
触角の色が二通りある。体長は個体差がこのハチは大きいようで一概にいえないが
黒い方が少し大きい気がする。同種なのか雌雄なのかよく分からない。

今回は触角が黒い方を中心にしました。黄色い方は12月の記事にて。

2月12日追記:ひげぶとさんより触角の黒いタイプの種名を教えて頂きました。
Syrphophagus nigrocyaneus Ashmead, 1904 です。ありがとうございます!


赤っぽいのと緑っぽいの。赤いのが♂?右が約1.8mm。双方ともシャリンバイにて。
画像クリックでサイズ大きくなります。

ヤツデの葉裏にて。歩行中。
画像クリックでサイズ大きくなります。

正面からの写真は宿題です。
画像クリックでサイズ大きくなります。



なぞの物体に何かしている!と思いましたが、たまたまのようです。越冬モード。
画像クリックでサイズ大きくなります。


違う角度から見ると奇麗な青。

こちらは触角黄色の越冬モードですが、撮影に気付いて少し脚を伸ばした所。
画像クリックでサイズ大きくなります。

前回、撮る事が出来なかった正面から。

ツヤコバチ科 の 1種

小さなハチ第16弾
おちゃたてむしさんが撮られたクヌギトビコバチとそらさんの撮られたAphelinidae属
足して2で割ったようなツヤコバチ。体長は1mmと小さく実際肉眼で見ると淡い色合いで
カイガラムシの卵と見間違うような感じ。これだけ小さいと追いかけるにも大変でした。

1月28日追記:いろいろ勘違いがあり、タイトルのトビをツヤに変えました(^^;;

中脚の脛節のけずめが見える。逃げないで〜。

一瞬、単眼が5個あるかのように見えた(^^;;

2、3枚目はお休みモードで触角を畳んでいます。体長約1mm。

触角を跳ね上げると動き出す合図。じっとしてて!

あらら〜。歩き出した。画像クリックでサイズ大きくなります。1月22日撮影。