いつも素晴らしい昆虫の生態を紹介されている、おちゃたてむしさんが先日、
イヌビワコバチを掲載されていた。
今が産卵時期のようで、それでは行ってみよう!ということで2日間に渡り少し観察してみた。
気付いた事、気になる事を挙げると。
- 多くの果嚢があるのに、産卵しやすい果嚢を選別しているのか集中的に集まる実がある。
- 産卵を終えた雌はまた出てくるのだろうか?1つ試しに割ったが果嚢の中で死んでいた。
- 翅はどうも自切出来るような気がする。それとも、少しの力が加わると落ちる?
果嚢に入る途中にクモにやられた者、ひっくり返って溢れるもの。いや〜イヌビワコバチの♀も大変です。
イヌビワとイヌビワコバチは共進化の密接な間柄のようです。
果嚢の入り口(名前は何でしょう)が満杯状態でウロウロする♀。体長約1.7mm
ひたすら内部に侵入しようとします。
小さな入り口にギッシリ。
たまたま、この果嚢に集まったのか。もみくちゃになって、ひっくり返ってます。
別の果嚢。こちらはスムーズにあっという間に入って行きました。
目の前に入り口がありながらクモの糸にひっかかり進めません。
クサビ型の頭部に発達した前後脚の腿節。
イヌビワに潜り込むのに特化したデザインですよね。凄い。
6月23〜24日撮影 Nikon1 V1
ー動画ー
混雑する果嚢入り口。