2017年4月23日日曜日

シロコナカゲロウ

粉雪をかぶったような出で立ち。今回の深度合成はコナカゲロウ。翅脈やWAXに隠された体色から過去に撮影したキバラコナカゲロウではないかと。
5月15日追記:パノルパさんより「前翅のM-Cu横脈がMp脈(M脈が枝分かれ後の部分)に接していることからキバラコナカゲロウではなく、シロコナカゲロウであると思われます」とコメントを頂きましたのでタイトル改変しました。ありがとうございます!

羽化して間もない蝋物質の少ない成虫→こちら

いつものステレオグラム(交差法)


丸い頭部に長い触覚

触覚の1部拡大


複眼下、左右に出た小腮鬚

卵型なのが下唇鬚(と思う)

体長約1.8mm ( 翅瑞まで3.2mm )


4月22日採取・撮影 押部谷


2017年4月11日火曜日

キモグリバエ科 ?Chlorops sp.

キモグリ・ハモグリ・ナモグリ。今回採集したハエは調べてみるとキモグリバエと思う。過去の記事「キモグリバエ科 の1種 ( ?Thaumatomyia notata )」のものとは背中の斑紋が微妙に違う。調べてみるとChlorops scalarisという種に良く似ている。けれど先の記事のコメントにezo-aphidさんが「ThaumatomyiaはChloropsと概観がよく似てるので、欧州でも両者の判別には苦労してるようです。」とあり”?”つきのタイトルをつけました。

Chlorops scalarisにくらべ単眼周りの黒班が小さい

黒マジックで書いたような斑紋

体長約3mm

頭部

交差法でみると触覚の構造が良くわかります


複眼




黄色い平均棍

生殖器。メス?

4月7日採集・撮影 押部谷

2017年4月8日土曜日

テングダニ科 の1種

あっという間に桜の花が咲き、気がつかないうちに無数のムシ達が活動をすでに始めていいるようで本日も様々なムシ達に出逢いました。ただ生体を撮影する時間がなく今回も捕獲したテングダニの深度合成写真でお茶を濁します。
今まで撮影したものではこれに近いと思います。

獲物に突き刺す口の先端は少し丸みを帯びている
突き刺している過去の撮影→こちら

横にスリットあり、蟻地獄のキバと同じ原理で体液を吸うのでしょうか

体側面にある単眼

正面から

立体写真(交差法)



鈎状の爪2本の間のブラシ
比率はちがうものの昆虫達は似たような構造をしているように思う→こちら

立体写真(交差法)

腹面。生殖器が見える

上から体長約1.8mm(口先まで)


4月7日採集・撮影 押部谷