害虫アブラムシ。あまり好きな人はいないと思う。でも以外に可愛いデザインで
横から見るとウサギのよう。しかし、隙間無くギッチリいると、やはり嫌かもしれない。
睡蓮鉢、ミニパピルスの茎の根元に多く生息し、茎と葉はまばらである。
撮るムシがいない時にお世話になる位だが、ミニパピルスにクサカゲロウの幼虫が
現れてから、またezo-aphidさんよりアブラムシの情報を得てから自分の中では
今が旬のムシである。しかし、
16日にブログに載せたクサカゲロウ幼虫は今や
3倍ほどの大きさとなり、昨日、ついにアブラムシのメッカであるミニパピルスの
根元を3匹ほどで陥落させてしまった。羽のついた個体も現れ、見納めかもしれない。
ということで少し今回は写真の枚数を増やしてみた。
最後の2枚は、ムシのギッチリが嫌いな人は閲覧注意。
2011年9月21日追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂きました。しかし相変わらず
ブログに反映されなかったようなので、ここに記載します。またタイトルもそれに
伴いCyperus属/Schizaphisを付け加えました。詳細なコメント毎度ありがとうございます。
ezo-aphidさんコメント
お手数をおかけしました、有難うございます。Cyperus属のSchizaphisは初めて見ます。
調べてみましたが、残念ながら種名までは判りませんでした。せっかくですから
説明を・・・。
1枚目:左上は有翅虫になる4齢幼虫(肩は翅芽といって翅が納められてる部分)
左下は成虫(?4齢幼虫かも)、他の5匹は1-3齢の幼虫。
2・3枚目:この翅脈と寄主植物から属名が判りました。有翅虫は高密度(?栄養不良)で
誘発されることもあります。これは、たぶん羽化1日後くらいなのでしょう。
5枚目:左は無翅虫になる4齢幼虫、右の黒いマミー(内部寄生により、表皮がミイラ化し
て原型を残してるのでこう呼ばれる)は成虫ですね。
6・7枚目のマミーは4齢幼虫。ということは、産卵時期は1・2齢あたり?かも。
8枚目:無翅成虫です(尾片が指状に突出して白いワックスを被ってるのが特徴)。
9枚目:どちらにも抵抗の証し(赤い玉)があります。
10枚目の上半分、11枚目の右半分:たくさんの白い脱皮殻があるので、ここらで生育して
たことが判ります。
左上の個体には羽のようなものがある。体長1.1mmほど。
左の抜け殻に羽が収まっていた箇所がある。パピルスを見限ったのかクサカゲロウ幼虫からの逃避か。
大きな羽の内側に小さな羽が見える。そして以外に立派な口針。
こちらは脱皮がほぼ完了の個体。0.6mmほど。
黒いのはコバチが寄生して内部でマユをつくって蛹になっているらしい。ezo-aphidさんに教えて頂いた。
本当だ、アブラムシの内部から出た穴が双方ともにある。出る所を押さえてみたい。
昨日の写真。下の個体も寄生されたのだろう。今日既に黒化していた。
生まれたばかり。残念ながら出産中は上手く撮れなかった。
クサカゲロウ幼虫。同じ倍率で撮り合成。
撮影条件が全く同じでないが、5日でどの個体も、かなり大きくなった。
アブラムシが最も密集している場所。
逃げ場が無く、水面に落ちたり逃げたり、とパニック状態。
これらは昨日の出来事。今日のクサカゲロウの幼虫は、すっかり居なくなったアブラムシを
探して、閉ざされた空間を徘徊していた。なんという食欲。