2013年10月31日木曜日

ノミバエ科 の1種

今まで見た事のない巨大なノミバエがいた。体長約4.3mm

脱臼?している右側の翅。されど直ぐに逃げられる
9月28日撮影 増位山

10月30日 ニッポンオナガコバチのメス そろそろ登場か

オスの触角をおろしている箇所からメスが出てくるのでしょう。ソヨゴの実にて
姫路自然観察の森

雨上がりのコマダラウスバカゲロウ 幼虫

地衣類が生えている岩場があると、とりあえず探してみる。白い繭が見つかれば、大抵その周辺に居る。
捕食シーンや繭造り場面に出逢えれば良いのですが、いつも岩場でじっとしているだけ。

頭部を中心に苔をまとっていますが、これって自ら着けたものではなく卵から孵化して定着するポイントに移動
その際についた地衣類や、定着してから飛んで来た胞子が勝手に育っているのでは?と思うほど動かない。

触角でしょうか、これはよく見るとピコピコ動いている場合があります

粒状の地衣類から白い菌糸のようなものが出ているのが見られます。別の日に撮影

直接雨に当たらない窪みや岩が傾斜した内側に居ます。体長約6.8mm

大顎をあげて獲物が通過するのを待つ。気が長い!?ムシです 

 手持ち3枚からなる深度合成。キバの先端がブレています

 水の流れが良い場所のせいか岩場も幼虫の体にも地衣類は少なめ

  こちらは周りの環境に合わせてたっぷりと着いています
10月19日撮影 増位山

2013年10月30日水曜日

Pediobius crassicornis 近縁種

採集した時点では1月のPediobiusと同種と判断出来ませんでしたので深度合成しました。2回目の深度合成画像ですが、せっかくなのでネタの穴埋めに。体長約1.5mm

今まで撮影したヒメコバチ科 Pediobius属↓
  1. Pediobius atamiensis(深度合成)
  2. Pediobius atamiensis
  3. Pediobius koebelei Kamijo(深度合成)
  4. Pediobius crassicornis 近縁種その1その2(深度合成)←今回と同種
  5. Pediobius bifoveoratus に非常に近い種(深度合成)
  6. Pediobius sp.
  7. Pediobius bifoveolatus (Ashmead)
  8. ?Pediobius sp.
  9. Pediobius atamiensis(深度合成)
  10. Pediobius crassicornis 近縁種 と 謎の繭







10月19日採集・撮影

Pediobius crassicornis 近縁種 と 謎の繭

ムシ撮りの帰り間際、何気にめくったイヌビワの葉裏に見つけた白い繭。黒い点が2点ついている。おっとPediobius!

カタチ、彫刻、輝きと惚れ惚れとするヒメコバチ。どうもこの白い繭から羽化して出て来た所らしい。今回の種はどこかで見た鈍い輝き。調べてみると以前、上條先生に見て頂いたPediobius crassicornis 近縁種に似ている。後日、今回も先生に写真で同定してもらい結果、同種でありました。

問題なのは、もともとダレの繭だったのか。残留物はこの繭の持ち主に寄生したであろうハチの蛹殻小さな脱皮殻?のようなものだけ。

Pediobius crassicornisの寄主はいろいろな蛾の蛹とその寄生蜂が報告されているようなので今回の繭と中から出て来た蛹は蛾とハチのものなのでしょうか。

現場では2頭のメスが居ました。1頭逃げられ、繭を採取後、2頭すぐに羽化して出て来ました

脱線しますが上の写真、下の気になるものはダニ。体長約0.4mm弱

鈍い輝きでもPediobius属は相変わらず美しいです。体長約1.5mm


前回、見つけた場所は海側の公園、今回は10キロほど離れた山の中です

上の写真が今年の1月、下が今回の写真。

残念だったのがオスが見られなかったこと

問題の繭。茶色い汚れた埃のようなものが着いている。だいたい横8mm縦4mm

マルではなく楕円

小さな脱皮殻のようなもの。Pediobiusのものでしょうか


3頭分出て来た蛹殻。長さ約4mm.あきらかにPediobiusのものではない

10月19日撮影 増位山


2013年10月29日火曜日

ヒラタアブ の1種

当ブログのヒラタアブ幼虫の登場回数はかなり多い。たまには成虫を。体長約4.2mm




10月26日撮影 新開公園

ハナレメイエバエ の1種

「次の機会に」ムシが上手く撮れなかったりすると、いつも、そう思うのですが、2度とチャンスが来なかったり
運良く再会しても、またまた逃したりする事が多いです。

今回も途中で飛ばれてしまいました。2011年7月以来の状況。翅脈を撮影しようとカメラを移動した瞬間に逃げら
れました。前回、ezo-aphidさんより、教えて頂いたハエに微妙に差異がありますが良く似ております。さて
次はいつ遇えるのやら...

クズの葉上。口器がどうなっているのか何とか撮影しようとしましたが無理でした

 餌食になっているのはタマバエ?

ハナレメイエバエ体長約2.8mm. 餌食になっているハエも似たような大きさ 

 もうちょい、上から翅脈を...残念

10月26日撮影 新開公園

2013年10月28日月曜日

コハナグモ と ヒラタアブ幼虫

 ヒラタアブ幼虫が捕食されているのは初めて見ました!
カニグモ科 Diaea subdola

 コハナグモ 体長約1.6mm.幼体でしょうか。ヒラタアブ幼虫約3mm
ヒラタアブ幼虫って美味しくなさそう...


最初、この箇所を噛んだのでしょうか、黒化しています。

 ちょっぴり気持ち悪いコハナグモの眼(^^;;


同じコセンダングサにいた同種の幼虫
10月12日撮影 増位山

10月26日ニッポンオナガコバチ♂現れる

この前まで葉裏に居たと思ったら。月日が経つのは早いですね
新開公園

?ヤマギシモリノキモグリバエ

気温がぐっと低くなり最近、ツバキの葉にポツポツと群れて止まるのをよく見かけるようになった。
ヤマギシモリノブルーと勝手に名付けた(^^;;顔面だけにある色味が美しい。体長約1.6mm
群れている過去の記事→こちら






1680*1021
10月26日採集 浜手緑地