2012年8月31日金曜日

タマゴクロバチ Paratelenomus saccharalis その後

マルカメムシの卵に産卵するタマゴクロバチ。出張から帰って来て丁度2週間、様子を見に行く。
半分は既に羽化して出て行ったのか蓋が開いたままで2頭ほど頭を覗かせていた。
3日ほど早朝通ったが、出てくる場面には遭遇出来ず。蓋が取れてから次の日に行っても出ていない個体もあり
意外に時間が、かかるものだと思った。1つ気がかりなのは頭部の無い個体が3頭ほどあり空になった卵は
無事、羽化したのではなくクモにでもさらわれた可能性も考えてみた。


12月30日:ひげぶとさんより連絡ありParatelenomus minor (Watanabe, 1954)
Paratelenomus saccharalis (Dodd, 1914)にシノニムされていたようです。
タイトル改変しました。いつも、ありがとうございます!


8月29日撮影
穴の直径約0.25mm. ナカナカ出て来れないようだ。その横に頭部の無い個体。

8月28日撮影
こちらも頭部の無いのが2頭。29日には空になっていた。
誰かに引きずり出されたか。

8月29日撮影
先に♂が出て来て♀の羽化を待っているものと思っていましたが

3日間通って待機している♂には遭遇しませんでした。

「早く出して〜!」
Nikon1 V1



タマゴクロバチ Telenomus cirphivorus 羽化

帰路、ふと足元の草に気が行った。何かついている。お目当てのムシヒキアブの卵塊ではなさそう。
よくみるとタマゴクロバチが出入りしている。ここで羽化したのかと思ったが、どの個体も腹部を
毛の中に差し込み産卵しているようだ。どこから集って来たのだろうか...。

追記:ひげぶとさんより特徴(コメント参照下さい)から種名を割り出して頂きました。
またezo-aphidさんより卵塊は*スジキリヨトウのもののようだと教えて頂きました。
いつもありがとうございます!
*スジキリヨトウに限らずSpodoptera属では一般的のようです。(ezo-aphidさんコメント参照)



毛に覆われている卵塊は7mm.蛾の卵?
*スジキリヨトウ卵塊の可能性があるようです。

タマゴクロバチは体長約0.7mm.小さい

ここで羽化したと思わせる多さ
♂も見られる事からそのようです

それとも産卵の為に集って来た?

腹部を潜り込ませる行動は何でしょうか?
Nikon1 V1

1頭採集し深度合成。下の球体は針の先端についた糊  1480*833
Nikon D7000
8月30日撮影 ゆめさき森の公園

2012年8月30日木曜日

エビガラスズメ

8月31日追記:tukikさんより種名を教えて頂きましたのでタイトル変更しました。ありがとうございます!

改造マクロは20mm以上の被写体は収める事が出来ない。今回みた蛾は目測60mmほど。

背面にイカのような鼻のようなカタチ。
スズメガ科 Agrius convolvuli (Linnaeus, 1758)

前脚は棘が多く生えている。

真上から

8月28日撮影 Nikon1 V1 & RICOH GXR200 増位山

ミナミカマバエ

湿原にミナミカマバエ。肉眼では普通のハエに見えるがマクロレンズでみるとカマを携えた独特の造形。
格好の被写体!しかしこの場所は草ボーボーで撮影は困難。草に飛び乗った場面しか撮影出来ず。
連日の猛暑で地面は渇き8月15日以降、見かけなくなった。


体長約4mm. ミギワバエ科 Ochthera circularis

泥の上をパトロール。カマで泥を掘る動作も確認した。
草は本当に邪魔。カメラが当たるとハエは気付いて逃げるし。

しかたなく草にとまっている個体を探し撮影。

不潔感無くガッチリとしたデザイン。

7月30日&8月1日撮影 Nikon1 V1 増位山

2012年8月29日水曜日

ハリブトシリアゲアリ と Lachnus sp.

 ウバメガシの生け垣から飛びでた柔らかそうな茎に黒い集団。毒針から毒液が。約3.8mm.
フタフシアリ亜科 Crematogaster matsumurai Forel, 1901

アブラムシは以前掲載したLachnus sp.でしょうか。左上の個体で約3mm.

真ん中の個体で2.8mm.翅芽がみえる。
8月20日撮影 Nikon1 V1

ムシカビ

フジの枯れ木にいたカビに冒されたカミキリムシ。体長約14mm.

8月15日撮影 Nikon1 V1 増位山

2012年8月28日火曜日

ハエの1種

湿原にいた。頭部に4つの斑紋。体長約3.8mm(翅瑞まで)

8月15日撮影 Nikon1 V1 増位山

? メガネアサヒハエトリグモ

クズの葉にウンカらしきものを捕まえたハエトリグモがいた。透明度が高く眼から内蔵が見えそうだ。
前中眼が画角だけでなく内蔵の動き?によっても変わる気がする。面白い〜。

追記:おちゃたてむしさんsyuichiさんより眼の色は網膜の動きによるものと教えて頂きました!
ありがとうございます。


 体長約4mm.撮影中、手に飛んで来た。

狙い通りに何とか撮れた

両脇の小さな眼は黒いまま

眼の色が変わる様を録画しました


8月14日撮影 Nikon1 V1




2012年8月27日月曜日

オオセンチコガネ

出張先にもカメラを持参。しかし撮る暇はなく、夜、部屋に紛れ込んで来たセンチコガネをパチリ。

触るとジージー鳴きます

体長約17.8mm
8月23日撮影 Nikon1 V1

2012年8月23日木曜日

おしらせ


出張のため、しばらくお休みします...。次回更新日は28日の予定です。
シオヤアブ♀ & ヒメスジコガネ 
7月31日撮影 Nikon1 V1 砥峰高原

キバラハキリバチ

クズの茎を齧り全身トリミング中。体長14mmと大きい。
ハキリバチ科 Megachile xanthothrix Yasumatsu et Hirashima,1964

運良く遠くへ飛んで行かず。私の周辺で休憩中。

何故か北を向いてとまる。北からカメラを向けるのは不可能で正面顔は断念。

舌をぺろん

脚の毛の生え様も複雑です
8月20日撮影 Nikon1 V1

2012年8月22日水曜日

クチナガハリバエ

 2度目の登場。樹皮にとまってるのをよく見かける。ついつい撮影してしまう。体長約10mm.

アシナガヤドリバエ科 Prosena siberita
見やすいよう下向きにとまっているのを画像横にしています。

どうも前回の1枚目は♂のようですね。
8月15日撮影 Nikon1 V1 増位山


? マルカイガラムシ科 ( Diaspididae )の1種 ♂

クズの葉裏にいた全く見当のつかないムシ。複眼も4つある感じがするが極小でよく分からない。
これは深度合成向けのムシだなと吸虫管を持って出直したが2度と見つからなかった。

12月22日追記:クワシロカイガラムシ( Pseudaulacaspis pentagona )の♂かも知れません。
追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂きタイトル変更しました。ありがとうございます!

 体長約0.6mm.鮮やかなオレンジ色。2頭いた。

単眼が4つほど集ったように見える複眼。

複眼の下の黒いものが気になった。

ひょっとして下の2個も複眼?
8月14日撮影 Nikon1 V1

2012年8月21日火曜日

ヤブタバココナジラミモドキ

アブラムシのようなコナジラミのようなムシがコロニーをつくっていた。う〜んキテレツ。

追記:ezo-aphidさんより種名を教えて頂きました。ありがとうございます!
アブラムシのデザインもいろいろあるんですね。


体長約1mm.甘露を求めてアリが多くいた。

 なんと形容すれば...。体側面からマロニー(関西限定?)が出ている感じ?

アブラムシの3個眼に見える黒い眼。

幼虫でしょうか体長約0.6mm.

?トビイロシワアリ 2.8mm.

宿主である草。
8月15日撮影 Nikon1 V1 増位山