クモの仕業か毛虫の仕業か、カールしている1枚のカナメモチの葉があった。
このカールの加減が越冬するには最適と見えて、たった5センチほどの葉に
毛虫1匹、トビコバチ1匹、ナガコバチ2匹、ヒメコバチ1匹、キモグリバエ1匹
そしてチャタテムシの幼虫1匹がいた。残念ながらカールしている状態では
撮影出来ない。慎重に元に戻すが、わらわらと散って行く...。ああ...。
最後に残ったのはチャタテムシ幼虫と毛虫のみ。仕方ないチャタテムシでもと
1枚撮ると、一瞬でファインダーから消えた。何ヤツ!?
チャタテムシ幼虫ではなくツヤコバチのようだ。
飛んだのでは無く跳んだようで着地地点が毛虫の抜け殻であった。
意外だったのは何の障りも無いような抜け殻の毛に悪戦苦闘している。
ジタバタと、もがき、毛からナカナカ離れられない、相当ささくれ立って
いるのだろう。無事脱出すると再びフラッシュの光で何処かに跳んだ。
2匹目はシャリンバイの葉裏にいた。こちらは歩くもののフラッシュで
跳ぶ事は無かった。
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その1
ツヤコバチには気の毒だが毛に捕まってくれたおかげで撮影で来た。体長約1.1mm。
どこかで見たような。
よく見ると触角に色がついている。
なかなかオシャレな翅ですね。2月26日撮影。
その2
その1によく似ている。腹部の模様がとても素晴らしい。体長約1.2mm。腹部の大きさの差か。
黒一色もピント合わせにくいが黄色もなかなか難しかった。
偽瞳孔がとても小さい。その1が♂でこちらが♀?2月27日撮影。