2018年10月31日水曜日

クモの糸で休む ヒメスズメバチ

雨の中傘をさしてのムシ撮り。クモの糸にまさかのヒメスズメバチがぶら下がっていました。死んでいるのかな?と近づくと触覚をしきりに動かし生きているアピール。ただ体は冷え切って飛ばれない様子。以前にもクマバチが糸にぶら下がって休んでいるのを記事にしております。

翌日にはいませんでしたので何処かに飛んで行ったのでしょう

スズメバチのこの状態を見るのは初めてでした

動けないのをいいことに接写

しかし相手はスズメバチ。用心しながら撮影しました

クモの糸って丈夫なんですね
10月11日撮影 押部谷

2018年10月30日火曜日

祝! ルーペで覗いてみたら

とうとう、おちゃたてむしさんの写真集が出版されました!もう即買いしました!私的にはもっと早くに出ているべきじゃないかと思ってたりするわけですが(^^ 非常に良く練られた構成と切れ味鋭いマクロ写真で、子供から大人まで楽しめる内容です。巻末には神秘的なプランクトンの写真も掲載!おちゃたてむしさんの世界が余す事なく凝縮された一冊であると感じました。この本がきっかけで、さらに多方面にご活躍されることを期待せずにはいられません。届いた昨日は、まじで赤飯を炊きました。わたしにとっても嬉しい出来事となりました。

Amazonでの購入はこちら(^^

2018年10月29日月曜日

カラスハエトリ ♂

久しぶりにあったカラスハエトリのオス

レンズ前面に張った銀紙が写ってしまい何だかな〜

正面からの撮影の後

帰って行きました
10月15日撮影 


2018年10月28日日曜日

アリ殺し!? タイワンヒゲナガアブラムシ

アリとアブラムシの関係を今まで見てきましたが、こんなケースは初めてでした。単なる偶発的な事故の結果と思いますがタイワンヒゲナガアブラムシの角状管から排出された粘液でアメイロアリは死んでいました。

甘露の催促にたいしての攻撃とは思いません。何かあったのでしょう。
その何かを知りたいですが現場には証拠物は発見できませんでした

アリの死臭のせいか、このアブラムシコロニーには1頭もアリはいませんでした

完全にアゴに粘液が覆っています

タイワンヒゲナガアブラムシの過去の記事は→こちら

中脚にも粘液。相当な量を出すようです

アブラムシの種類は違いますがアブラムシが寄生蜂を殺した例→こちら

タイワンヒゲナガアブラムシにとってアリのガードマンは必要ないのかも
10月27日撮影 押部谷


2018年10月27日土曜日

再会の ニホンアカザトウムシ

また会えるとは思っていなかったニホンアカザトウムシ。朽木を返すと出現しました。
過去の深度合成→こちら

非常に魅惑的なデザイン

つや消しボディにツヤツヤの触肢

光を嫌ってか物陰に入ろうと動く

止まってくれると撮影しやすいのですが、良いんです

再会出来ただけで満足

体長約4mm

ただ脚が長いので持ち合わせの接写レンズでは収まり切れなかった

10月18日撮影 押部谷


2018年10月26日金曜日

どこかで見たクモ

葉裏にムシ影あり。返すと、どこかで見たクモがいた。かなり脚が長い

アシナガグモ?いや違う..

触肢を見るとオス

思い出すのに苦労しましたが、ジョロウグモのオスでした(^^;;

いつもメスの張った巣にいるので分かりませんでした。体長約4mm.
10月15日撮影 押部谷


2018年10月25日木曜日

?クチキクダアザミウマ その1

薄暗い山道。転がっている樹皮の剥けた朽木を見ると何やら赤いもの。粘菌?と思ったが微妙に動いている。アザミウマの幼虫だった。調べるとそらさんフッカーSさんのクチキクダアザミウマ に行き着く。多分、同種と思いますが成虫が見られませんでしたので”?”つきのタイトルにしました。

このポーズ、アカオビアザミウマを思い出しました

体長約1.9mm 終齢幼虫でしょうか

複眼ではなく単眼のよう

しかし強烈な赤色ですね

カメラをきにする事なくマイペースで動いている感じでした

10月9日撮影 高野町

2018年10月24日水曜日

マルトビムシ科 Ptenothrix denticulata 

4年ぶりの再会。割とあちこちで見かけるということが分かりました。
10月24日追記:後半の水を飲む行為は間違いで口から唾液を出しそれを脚につけ体を洗っているようです。訂正します。

マルトビムシのいるところ必ずフンが落ちております。また撮影中にすることも

脚のシマシマがおしゃれです。体長約1.8mm

おしり

樹皮の剥けた朽木の上にて
10月19日撮影

 水の飲む 体を洗う

4年前の記事と同じ事が起こりました。体についた水滴を脚を器用に使って口元に運んでおりました。こちらは地衣類の生えたガードレールの上。その反対でありました。背中を洗った脚を口元に運んで唾液を落とし再度、体を唾液を使って洗う行動でありました。

所々ちいさな水滴がついています

それは唾液を脚につけ体を洗った時のもの

飲んでいるのではなく水分を口から出していたのです。びっくり!

水を拭っているの可能性もあるのかな?とも思いましたが
口まで運ぶ必要性がないので、やはり飲んでいるのでしょう。
正解は唾液で体を洗っているでした!
10月11日撮影 押部谷

アオグロハシリグモ

渓流の脇、500mlペットボトルほどの大きさの石を返した。現れたクモ。うわ〜砂まみれだ、被写体としての値打ちが落ちるな〜とブツブツ言いながらパチリ。砂に見えたのは白い模様でありました。

クモの単眼の配置は種類によって違うので面白い

現場では初見のハシリグモだな〜という感じで撮影

けれど、ただのハシリグモでなく潜水可能なクモのようで
その知識があれば水場に追い込んだのに..

体長約7mm 渓流の砂利に溶け込むデザインですね

キシダグモ科 Dolomedes yawata

10月16日撮影 高野町 花坂