10日以上、ムシ撮りに出かけていない。そんな時は庭の観察。その庭で常時ムシ達の
様々なドラマが展開されているのだろうか、”たまたま”良い場面に遭遇する。
こんな所で運気を使いたくないのだが...。
今までキンセンカで活動するアブラムシのコロニーで寄生蜂の産卵場面に遭遇した。
アブラタマバチ、
ヒラタアブヤドリヒメバチ、
ヒラタアブトビコバチ、写真には
納めなかったが同じ場所で
アブラバチの産卵も目撃した。
今回の寄生蜂にも驚いた。多分、冬場に目撃はしていないと思う。そのハラビロクロバチに
似たカタチのハチがコロニー周辺をパトロールしていた。彼女はアブラムシではなく
マミーの上に立ち、降りると直ぐに産卵管を突き立てた。ん〜、キンセンカ1株にいろんな
世界が展開されて面白い。アブラムシさまさま、ですね。
6月11日追記:動画を追加しました。
5月31日追記:ezo-aphidさんよりDendrocerus属であろうとコメントを頂きましたので
タイトルに追記しました。ありがとうございます!
体長約1.5mm。マミーの上から降りると後ろ向きの状態で
産卵管を突き立てる。マミーの殻を貫通させるため少し産卵管が太いのでしょう。
マミーの中のアブラバチの蛹に産卵する様です。
確認できたマミー3個、すべて産卵しておりました。上に乗ってから
後ろ向きで産卵。黒いマミーはアブラバチEphedrus属でしょうか。
産卵管の先端。硬い殻も貫通しそうです。
寄生鉢の世界も厳しいですね。
動かないマミー相手だと楽なのでしょうか。
産卵に夢中で比較的、撮影しやすかったです。
5月30日撮影。 Nikon1V1 自宅庭
-動画-
体を前後しているのはマミーの中の幼虫か蛹を探っているのでしょうか。