2012年2月24日金曜日

アブラムシの1種 ( ? Sinomegoura photiniae )

ナラ属であろう木の、ひこばえの葉が濡れている。探すとやはり居たアブラムシ。
さすがにこの時期、アリは伴っていないが、コバチやそれを狙うクモなど賑やか。
昨日は雨の後、気温も14℃と高かった為か出産が見られた。

何の木か、もう一度きちんと確認せねば...。
2月24日追記:多分シラカシと思います。アブラムシの種類からこの木はカナメモチ
であると教えて頂きました。また種名も?付きではありますが Sinomegoura photiniae
の可能性が高いそうです。ありがとうございます!

体長約1mm。親は吸汁に夢中で体を大きく振っていました。

成虫は体長約2.3mmです。

冬場でも関係なく出産するんですね。画像クリックでサイズ大きくなります。

ヒラタアブの幼虫も季節に関係なく活動しているのでしょうか。2月23日撮影。
画像クリックでサイズ大きくなります。

8 件のコメント:

  1. げ、シラカシですかぁ、これは困りました。
    ウバメガシに似たカナメモチに寄生してるのなら、(色違いですが)Sinomegoura photiniae という可能性もあり、でしたが・・・・。それにしても小さいですねー。スライド標本にしてみないと属名も判りませんが、ひょっとして未記録種かも。

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    1. こんばんは。
      ありがとうございます!カナメモチです!!木の周りに落ちているドングリと葉のカタチから多分シラカシであろうと思っておりましたが助かりました!かなり苦悩していたんです(^^;;凄いな〜。

      明日の朝の記事を準備中ですが、ツヤコバチがこのアブラムシに産卵しておりまして名前が分かればいいなと思っていた所です。

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  2. あ、体長1mmというのは子虫の方でしたか? すると成虫は2mm強はありますね。それで寄主がカナメモチなら、「?Sinomegoura photiniae 」としておいて良さそうです(スライド標本を見ないと確定はできませんので)。この種の越冬法は判明していませんが、カナメモチの分布からみて、胎生を続けるのかもしれません。

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    1. こんばんは。
      毎度の事でありますが、今回はホストの木が何かわからず現地に再確認のため行っても分からなかったのに!アブラムシの写真だけで正確にホストを導きだすとは、わたしもお師匠様と呼ばせて下さい(^^;;ありがとうございます!

      このアブラムシは別の場所で1月9日に見つけたのが最初ですが、その時も活発に活動していましたので御推測の通り冬の寒さも何のその胎生を続けているのでしょうね。

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  3. 4月26日にカミサンのお供で姫路城見学ツアーについてゆきました。お城に用は無いので、ボタン園周りや大手門駐車場を歩き回り、クスノキのヒコバエにSinomegoura ?citrocolaの幹母2頭を見つけ、初めて得たモルフなので満足しました(幼虫はどうにか生育中)。京都のクスノキでも探しましたが、ヒコバエが無くカラ振りでした。

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    1. こんばんは
      ようやく帰って参りました。病床から。(^^;; 黄金週間ならぬ地獄のような1週間でありました..

      26日に姫路に来られていたとは驚きました!お城そっちのけでの探索の様子、流石ですね、成果もあったようで嬉しいです。地元でありながら最近は、余りの混雑ゆえ近づいておりません。

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  4. そうでしたか、悔しいGWでしたね。「健康体で遊べる」ことが至福のことと思いますので、ご自愛ください。
    採集したコロニーの幼虫は、劣化するヒコバエにもめげず、有翅・無翅の成虫まで生育できたので、頬が緩んでいます。

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    1. ありがとうございます。ほんと、健康の大切さが身にしみます。今日も点滴で、まだまだ本調子には遠いです。そのヒコバエのアブラムシ並みのタフさが今は欲しいです(^^;;

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