2012年2月16日木曜日

トビコバチ科 ( Syrphophagus sp. )

シャリンバイの葉裏に小さいトビコバチ。1月27日に掲載したものに比べ
随分と小さい。触角と、たたみ方も違うので同種では無いのでしょう。
角度によって随分と雰囲気が違いますが同じ個体です。

2月17日追記:ひげぶとさんよりSyrphophagus属の未記載種の可能性を教えて
いただきました。ありがとうございます。詳しくはコメント参照下さい。

この種の頭部が意外に美しいと教えてくれたのがおちゃたてむしさん
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体長約1.1mm。と小さい。中脚が長い。
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左、コンパクトに静止している。右は歩行中。角度によって印象が随分違う。
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小盾板に特に長く生えた毛が確認出来る。1月31日撮影。
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2 件のコメント:

  1. 写真のコバチは、BABAさんが書かれているように、私にもヒラタアブトビコバチ属(Syrphophagus属)に見えます。
    日本から記録されているこの属のハチは、前回BABAさんが紹介されていたS. nigrocyaneus(ヒラタアブトビコバチ)の他にはS. splaeophoriae (ナガヒメヒラタアブトビコバチ)がいます。前者は、前胸背の色彩は黒くて淡い緑色光沢を帯びますが、splaeophoriae ではbright metallic greenです。そして、体長は1.4mmもあり、また、中脚は一様にpale yellowです。
    写真の種は、前胸背の色彩こそ似ているものの、体長やここに書いた部分以外にも色彩の隔たりがあるので、おそらくSyrphophagus属の未記載種と考えるのが適当のようです。

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    1. こんばんは。
      いつも、いろいろと考察頂きありがとうございます。この属は微妙に細部が違っているで肉眼での判別はかなり難しいと分かり、レンズで確認するようにしています。未記載種はどれくらいにいるのでしょうね。前胸背の色と中脚の色での判別、勉強になりました。

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