2012年2月9日木曜日

ヒメコバチ科 Pediobius bifoveolatus (Ashmead)

現場では分からなかったが家に帰りモニタで確認して、その鋭利な輝きにドキドキした。
もっと撮っておけば良かった...。
1月31日に掲載したヒメコバチに共通点が多いように思う。

2月9日追記:ezo-aphidさんのはからいで上條先生より種名を教えて頂き
タイトルに反映させました。ありがとうございます!詳細はコメントをご覧下さい。


体長約1.5mm。歩く工芸品。心が揺れた。ヤブツバキの葉裏にて。
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複眼もメタリック調なのが素晴らしい。
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横からばかりですが。
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撮影が一通り終わってから歩いてくれれば良いんですが。
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タートルネックのような襟部。
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繋節が3節のよう。反射によって微妙に色が変わるのがまた良い。2月8日撮影。

7 件のコメント:

  1. スゴ! 本物がこの10倍のサイズだったら、ツノゼミ(熱帯圏クワガタ類?)なみに見たがる人が続出しそう・・・・・。概観の印象はPediobiusですが、その国内記録は31種ほどもあります。

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  2. おはようございます。

     このヒメコバチは、私が良く見ている種のようです。
    タートルネック、胸上面の2つの窪み、メタリックな複眼。

     撮影していながら、BABAさんの写真で確認。(笑)

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    1. こんばんは。
      良く見られていますか!居る所にはいるんですね。いつものPediobius属と少し雰囲気が違うな〜という認識でしたが。少し飽きるまで遇ってみたいですね。それにしても的確に特徴を捉えていますね。すごい。

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  3. お師匠さんのコメントです。
    「今回の画像もすばらしく、種の特徴がよく出ているので一見して種名がわかりました。Pediobius bifoveolatus (Ashmead) です。一番の特徴は中胸背板に一対の大きくて滑らかな窪みがあり、これに挟まれた部分が非常に細くなっていることです。前胸が後方でくびれていることも特徴の一つです。Syuichi さんの書き込みではこの2点が指摘されています。 よく見かけるとのことですが、atamiensis とともに冬には数の多いPediobiusのようです。」
     これもatamiensis Ashmeadとともにkoebeleさんが1900年ころの熱海で採集したもので、上記の特徴がbi-fovel(二つの窪み)という名前に表現されてますね。上條さんの報文から見て、ハマキアリガタバチGoniozus japonicus Ashmead(アリガタバチとしては珍しくハマキガ類など多様な小型蛾類の幼虫に寄生する)に寄生するようです。・・・・これら3種とも!!Ashmeadの記載です。

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    1. こんばんは。
      早急に先生に手配頂き、また先生には、すぐさま回答を頂き毎度、有り難うございます。カチっと名前が入ると、やはり嬉しいです(^^ William Harris Ashmead 膜翅目専門の昆虫学者、初めて知りました。Ashmeadの名前がついたものが多いのに納得しました。熱海で採集に来られていたとは驚きです。世界が広がる良いお話有り難うございます。

      確かに大きさを10倍にするとトンボや蝶の人気を超える小さな昆虫って意外に多い気がします。

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  4. こんばんは。
    syuichiさんに同じです。と言っても私は2年前に一度撮影したきりですが、おかげで種名がわかりました。折角なのでこの機会に出しておこうと今記事を書いているところですが、体色と全体のプロポーションがやや異なるような気がしていて、もしかしたら雌雄ではないかと期待しています。ezo-aphidさんのコメントによればPediobius属は国内に31種もいるそうですが、他のも是非見たいものですね。

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    1. こんばんは。
      既に撮影されておりましたか。流石です。他にもお宝が眠ってそうですね。開放される、きっかけになり嬉しいです。Pediobius属はとても魅力的な色目とデザインなので私も数多く遇ってみたいものです。

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