ここまで卵がビッチリ着いているのは初めて見た。
2016年2月6日追記:katsuraさんよりカシノキハダニ、Schizotetranychus brevisetosusであるとコメント頂きました!タイトル「?ブナカツメハダニ」より改変しました。ありがとうございます!
2014年12月23日追記:ezo-aphidさんより原色植物ダニ類検索図鑑(2009)で調べていただきました。「常緑カシ類には、トドマツノハダニから分離されたブナカツメハダニ O. gotohi と、クリノツメハダニに近いニョゴツメハダニ Oligonychus amiensis が寄生するそうです。 ここの卵には柄が見えないので、前者のブナカツメハダニかもしれません」
ということでタイトルを改変しました。ありがとうございます!
過去に撮影しました卵には卵柄があるO. amiensisらしきハダニは→こちら
体長約0.5mm。卵は約0.15mm。白いもやのようなものは壁のように密に編まれた糸。
画像クリックでサイズ大きくなります。
こちらは糸の薄い場所。
画像クリックでサイズ大きくなります。
体長から考えると、卵は大きい気がする。2月5日撮影。
体色と寄主から推して、「?トドマツノハダニ Oligonychus unungui 」.あたりでしょうか。
返信削除広範なマツ類とクリ・ブナ科に寄生する、広葉樹では主に葉表にいる、とのこと。最近のダニ類図鑑で確認してみないと、です。
原色植物ダニ類検索図鑑(2009)によると、常緑カシ類には、トドマツノハダニから分離されたブナカツメハダニ Oligonychus amiensis と、クリノツメハダニに近いニョゴツメハダニ O. gotohi が寄生するそうです。
返信削除ここの卵には柄が見えないので、前者のブナカツメハダニかもしれません。
寒さ厳しい中、ご足労いただき有り難うございます。
削除柄の有る卵のニョゴツメハダニらしきものは過去に撮影しておりました。御存知かも知れませんが、その時に参考にしたサイトです↓
shokubutu.agr.ibaraki.ac.jp/gotoh/SOZAI/2007poster.pdf
ハダニの類いもなかなか、ややこしいですね。
こんにちは。はじめまして。ハダニを研究しているものです。
返信削除これはカシノキマタハダニ(カシノキハダニ、Schizotetranychus brevisetosus)という種類です。いい写真ですね。
アラカシやウラジロガシの葉の裏に巣網を作って寄生します。生態はあまりよくわかっていませんが、雄同士が殺しあう習性があります。
ニョゴツメハダニの写真も堪能しました。
追伸
返信削除このびっちり詰まった卵は越冬卵です。本種はメス成虫と卵で越冬します。
こんばんは。はじめまして、ありがとうございます!
削除随分とお返事ならびに記事への反映が遅れて申し訳ございませんでした。
この種は1度きり見ただけで出会っていません。オス同士の殺し合いですか。一度見てみたいものです!