2012年2月4日土曜日

ムネアブラ族 Nipponaphidini の1種

記録的な大雪や寒波。大変な冬になりましたが今日は立春。
早く暖かくなって欲しいものの花粉が飛ぶのは、かなり辛い(T_T)

アラカシの葉の上でポツポツとムシのフンのようなもの。
よーく見るとフンにしては形が整っている。レンズで見ると
ムシっぽい。翅芽らしきものが見える。アブラムシ?カイガラムシ?
後ろから見ると煙突?(角状管)は無いものの穴は1対ある。
マミーの可能性もあるので、失礼してひっくり返ってもらう。
寒空の下かなり元気に脚をばたつかせていた。

2015年4月24日追記:青木先生より「ムネアブラ族Nipponaphidiniの1種で、Dermaphisに近縁の種」とコメント頂きましのでタイトル改変しました。未記載種の可能性があるようです。ありがとうございました!

2月4日追記:ezo-aphidさんよりムネアブラムシ類の1種であろうと教えて頂いたので
タイトルに反映させました。ありがとうございます!

落ち葉に残っていた雪の結晶。

ペンギンの羽のような翅芽。体長約0.6mm~1.2mmほどの個体がいました。
これは有翅幼虫だそうです。

太い触角?と脚は体の下に。

後ろから。イスノフシアブラムシの後部に雰囲気は似ている。
左右の眼のような穴が角状管のようです。

裏面は蝋物質で白っぽいのかな。裏返した感じはカイガラムシっぽい。2月3日撮影。

3 件のコメント:

  1. 記入されてるコメントはすべてアタリと思います。「煙突の無い穴」は角状管で、ムネアブラムシ類の一種でしょうね。
    寄主と生態から推して、Nipponaphisかもしれません。近くに無翅虫のコロニーがあると思うのですが・・・・・・。

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  2. なぜかUPに失敗したのでもいちど。
    コメントのほとんどは正解ですね。一見、マミーのようですが、立派な脚を動かしたのでアブラムシ有翅幼虫ですね。「煙突の無い穴」は角状管で、ムネアブラムシ類の一種でしょう。無翅虫とも似ていないので推測は難しいのですが、寄主と生態からみてNipponaphis属ではないかと思います。付近の無翅虫コロニーを見つけて確認するしかなさそうです。

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    1. こんばんは。ありがとうございます。
      手間をお掛けしてすみません。
      葉っぱの表面にパラパラと点在しているアブラムシは初めてなので驚きました。コロニーは探してみたものの、あちこちの葉に点々と1枚の葉に多くて5匹とかなり少なく、吸汁しているのも怪しい感じでしたが、ひっくり返した時に葉の表面の組織が着いていたので吸汁はしているのだと思いました。またチェックしてみます。

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