2012年2月19日日曜日

チャタテムシ 卵 いろいろ と 孵化

今日、久々に1時間ほど時間を無理矢理つくりムシ撮りをした。

冬に入って良く葉裏に見受けられたチャタテムシの卵は今が孵化のシーズンで
あろうか、極小の幼虫が多く見られた。孵化の瞬間では無かったが卵から
出て間もない幼虫を写真に納める事が出来た。うすうす感じていたが
私の???にピリオドを打つ今日の出来事であった。
卵とは実際には関係ないかもしれませんが同じ葉に成虫が居た場合に限り写真に
加えました。卵の大きさはどれも0.4mmほどです。
画像クリックでサイズ大きくなります。




シャリンバイにて約0.4mm。
2月20日追記:たまたま居合わせたのでしょう。このチャタテムシが
最後に登場する卵の親の可能性が高いと思います。こちら。
2010/11/14 場所:レッドクリフ

同じくシャリンバイ。カイガラムシの上に産んでいる。
2011/12/10 場所:レッドクリフ

飴色というか金色というか。椿だったと思う。
1月4日 場所:増位山

ピントがボケているが金属的な光沢。シャリンバイ。
1月31日 場所:レッドクリフ


産んで間がないと白い?何の葉か記憶無し。
1月8日 場所:伊勢山


チャタテムシの居る所に例の物体あり!!シャリンバイ。
2011/12/10 場所:レッドクリフ



ずっと分からなかった物体はチャタテムシの卵だったとは!!
1月17日の記事に登場のチャタテムシ(ボケている)が成虫でしょうか。
点々と産んでいたとは!!椿の葉裏に3個ほど。
2月19日 場所:姫路城

ここから出て来たのは間違いないでしょう。

腹部がとても小さいですね。卵はやはり約0.4mmほどです。



10 件のコメント:

  1. こんばんは。

     あの金属ドームはチャタテムシだったのですか。
    羽化直後に出会ったのですね。

     新たな疑問なのですが、中身が空で脱出口のなかった卵は・・・・?

     人の字顔のヒメコバチ、おかげさまでナントカ写真モドキになりました。

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    1. こんばんは。
      脱出口の無い卵は、実はかなり小さな穴が開いているんじゃないかと想像します。
      改めて、おちゃたてむしさんの下の写真をみると空っぽの謎も解けたような気がします。5枚目の写真です。
      http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-a87b.html
      ダニの突き刺した口吻の穴の大きさが一体どれくらいか分かりませんが。
      最近の記事でもチャタテムシを補食していることから格好の餌食なんでしょうね。

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  2. 最近,ブログにチャタテムシのすばらしい写真を紹介される方が増え,専門家を謳っているぼくにとっても,初めて見る行動や生態が多く,楽しませてもらっています.

    チャタテムシの産卵は,グループによって様々です.ケチャタテ科の中でも,まとめて産んで糸を掛けるものや,一つずつ産むもの,また,糸を張ってその上に産むという変わったものもいます.チャタテ科などでは,産卵したあと糞で卵を覆い隠したりします.昔茨城大学だったかで卒論でその辺りの研究をされていた方がいましたが,論文として発表されないまま埋もれてしまったようです.

    いずれにしても,チャタテの産卵習性をきちんと体系的に調べた研究はないと思います.

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    1. こんばんは。どうもはじめまして。
      チャタテムシを知ってからまだ1年も経っていないド素人です。まとめて産むのがチャタテムシと勝手に決めつけておりました。糸の上や糞で隠す等、1度お目にかかって見たいものです。家の中や身近に沢山いるのに、ほとんど知られていないチャタテムシに今後も注視しようと思います。ありがとうございます。

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  3. Psocodeaさん、コメント有難うございます。(BABAさんには勝手ながら、半球状ドームの個卵はチャタテムシの産卵習性としては珍しいと思ったので、専門家の見解をお願いしたものです。)
    BABAさん、粘り勝ちでしたねー。となると、この孵化幼虫は集団を作らず、糸にも守られずに、生き延びるのでしょう。親の顔が見たいものです。

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    1. 毎度の事ながら有り難うございます。専門の先生の見識が入るだけでも素人のブログが何か格が上がったような嬉しさがあります。今回の孵化の写真は狙ったものではなく、たまたまだったので非常にラッキーでした。親の顔は間もなくUPします。多分、間違いないと思います。

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  4. チャタテムシの卵の図鑑いいですね。こちらでも昨日あたり、たくさん撮れたので、
    どうまとめようかと思っていたところでした。親と同時にいるというのがわかりやすくて
    うらやましい。こちらでは親と同居している場面に出会えていません。
     金属ドーム問題解決ですね。すばらしい。私は小さすぎてスルーでした。チャタテムシに寄生する何かの卵だと思っていたのですが。

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    1. おはようございます。
      親かどうかはかなり怪しいですが。やはり産卵場面を押さえないと行けないですかね。金属ドームのそばにはチャタテムシが常にいましたが孵化を確認できようやく解決出来、何だか一仕事終えた安堵感がありました。

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  5. おはようございます。
    遅いコメントですみません。
    これは快挙ですね。積年の(?)疑問を見事解決していただきました。
    卵の形から考えれば、非常に軟らかくて液体に近い状態で産み落とされ、葉裏に付着して時間が経つと卵殻が硬くなってくるんでしょうね。おそらく色の白いのは産卵後間もないものでしょう。と考えれば2月20日の記事の4枚目に写っているメスのお尻のすぐ後ろに写っているのは、実際にこのメスが産み落としたばかりの卵だった可能性があると思います。葉裏の虫は探すにも撮るにも葉を持ち上げなければならないことが多いので、産卵などの行動を中断させずに観察するのは難しいですね。
    この記事を見た後、いつもの公園で私も証拠を見つけました。卵から出てきたばかりの幼虫なんですが、動かなかったので死んでいたのかも知れません。また掲載しますのでご覧ください。

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    1. こんんちは。
      たまたまとはいえ、?が1つ解決して良かったです。ドーム状の秘密はおちゃたてむしさんの考察のように相当液体に近いゲル状のようなものなんでしょうね。おっしゃる通り産卵場面は難易度が高そうですね。
      証拠写真楽しみにしております(^^

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