2012年2月28日火曜日

ヤドリタマバチ科 Callaspidia sp.

1~2mmのハチばかり撮っていると体長約4mmのこのハチが異様に大きく見える。

昨日の記事の6枚目で登場した死骸だと思いスルーしていたハチ。暫く経って
歩いている姿をみて慌てて撮影する事に。死んでいたのではなく横になって
葉と葉の間で越冬していたのだろう。

中胸盾板や小盾板の造形や彫刻がいかつくて格好良い。小盾板の造形からタマバチの
仲間を捜しているとCallaspidia defonscolombeiという種に辿り着いた。
12月12日追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂きタイトル変更しました。ありがとうございます!

アブラムシの匂いを嗅ぎ取り、そこにいるヒラタアブ?の2〜3齢幼虫に産卵するようだ。

ごつい中体節と違い腹部はつやつや。

いい感じの小盾板と質感。

頭部の彫り込みもギーガ調?

フラッシュの光が眩しくて複眼をこする。

とてもクリアな翅と単純な翅脈。2月27日撮影。

4 件のコメント:

  1. こんばんは。

     異様にカッコイイ、ハチですね。
    細部までデザインコンセプトが伝わっているかのよう。

     どうやったら、こんなに隙のない形になるのやら。〈笑)

     キイロホソコバチ・・・おかげさまで同定できました。
    クロガネモチの樹の黒い色が多い個体もいたのですが、別種か個体差か判別不能に陥ってます。

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    1. こんばんは。
      いつものハチの雰囲気とは違い見ていてワクワクしました。1枚目の写真で確認出来ますが頭部、頬に赤いラインがあり、デザインとして抜かりは無いようです。

      キイロホソコバチ拝見しました。最近、よく見かけますが最後のタイプは、まだお目にかかっていません。写真で見る限りは同種のように見えますね。

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  2. おそまきながら・・・・ですが。
    翅脈の簡略さ、後脛節の角張りなどの特徴から、Callaspidia属で合っているようです。ただし、小楯板の先端に立派な2本のトゲがあるのでdefonscolombeiではありません。Callaspidia sp.としておく方がいいでしょう。

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    1. こんばんは。
      おちゃたてむしさんの深度合成写真を拝見して、どこかで見たな〜と思っておりましたが(^^;;直ぐに繋がる所が流石です。ありがとうございますm(_ _)m

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