2012年7月27日金曜日

?クロコバエ科 の1種

昨年、アブラムシの背中を叩いて甘露を催促するクロコバエの生態に驚いたが今回もクロコバエ科の
仲間なら驚かされるのは2度目。

ヒメグモ(?カグヤヒメグモ)の巣に捕われ死んでいるキマワリに10匹ほどのハエが集っている。


じっとしている時間は短くキマワリの上を転々とする。

黄色いのはキマワリの体液でしょう。体長約2.1mm

腹部は膨れ上がっている。どうやって摂取している?

お!長細い口器で横取りされている。

カメラで狙うは口器の形状。

折りたたみ式の恐ろしく尖った口器。

そしてプスリ。この形状なら硬い外皮の隙間を狙って刺せますね。

別の個体。かなり長いようです。

手出しが出来ないのか無関心なのか動かないヒメグモ。

舐めるのでは無く刺す。色んなハエが居るんですね。
7月22日撮影 Nikon1 V1 & RICOH GX200

4 件のコメント:

  1. 驚きです。ハエもすごいですが、こんな観撮をするBABAさんになおびっくりです。
    ハエは舐める口かと思ったのですが、サシバエというのもいますよね。姿は全身も口器もずいぶん違うようですけど…

    返信削除
    返信
    1. こんばんは。
      ありがとうございます。この日の収穫は凡打ばかりで帰り際に近い場面で良い現場に遇えました。撮影しにくい場所でしたが、どうやって体液を腹一杯摂っているのか、謎が解けて私的には写りは悪いですが久々のヒットでした。

      サシバエ、知りませんでした。雌雄ともに吸血するなんてお世話になりたくないですね(^^

      削除
  2. クロコバエ成虫の食性は、他人の獲物の「おこぼれちょうだい」型が基本で、このように獲物から吸汁するのが標準の生態のようです。MNDをみても多くはこんな尖った口器です。「アリの餌物略奪」とか、「アブラムシの甘露催促」というのは例外的ということになります。
    ムシヒキアブ科・サシガメ科・クモ類という捕食者が彼らのいそうろう先で、豪州のオニグモ類では大あごを掃除したり、肛門で(餌を?)待ってる種までいるそうです。ワニとワニチドリの関係みたいですね。彼らが襲われないのは、この関係が深いためか、餌としては小さすぎなのかも。

    返信削除
    返信
    1. こんばんは。
      これまた興味深く、面白い情報ありがとうございます。今後の撮影にも生かせそうです。このハエの思う?ところは分かりませんが、これだけ鋭い口器を持っているなら集団で生体に吸汁しても大丈夫そうですがリスクを考えると、やっぱり居候が楽!となったのでしょうね。

      削除