2013年12月23日月曜日

ヤツデキジラミ 卵と孵化と脱皮

ヤツデの花に集るムシを撮影して気付いたヤツデキジラミの卵。いつもは葉裏で見かけるので花序でいるのは意外
でした。花の蜜も出ているので葉裏よりきっと、こちらの方が美味しいに違いありません!?

雄性期。おしべが花粉をつけ咲いています。蜜がたっぷり。その根元にヤツデキジラミのコロニー

自ら出した甘露+前日に降った雨により水没しております。

2齢くらいでしょうか。体長約0.4mm.古代ギリシャの黒像式の壷を連想させます

多分、初めての脱皮でしょう。体長、同じく約0.4mm

ヤツデキジラミ Cacopsylla fatsiae(Jensen,1957)

果実になる部分と茎の間に産みつけられた卵と孵化した幼虫

右手の幼虫で体長約0.35mm

孵化して卵殻がまだ着いている幼虫

卵は最初は白いようです

卵にヒゲあり。やはりこれも卵柄というのでしょうか。長さ約0.35mm

粘りましたが産卵の瞬間は捉えられず


12月16日撮影 新開公園

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    あまりにお馴染みの虫なので最近は見ても見ぬ振りでしたが、そのくせ産卵風景も卵も見たことがないことに記事を拝見して初めて気づきました。こんなところに産みつけるんですね。見慣れた普通種でも自分で思っているほどちゃんと見ていないものです。それにしても、カメラが花蜜でべとべとになりそうですね。

    返信削除
    返信
    1. おはようございます。
      たまたま花にハエ類が集っていたのが、きっかけでした。寒い時期に産卵だけでなく孵化して活動始めるのは、かなりの寒さ知らずの虫ですね。

      ”見て見ぬ振り”たしかに色んな場面でやってしまいますね(^^;;

      削除