2014年1月6日月曜日

カニムシ の1種

昨年、かなりカニムシを探しましたがノーヒット。今年の初ムシ撮りで何気にヒノキの樹皮を1枚めくってみると
あっさりと見つかりました。去年の苦労は何だったのでしょうか。昨年末のムシもまだ出し切っておりませんが
当ブログ初登場なので前倒しで登場です。

追記:ezo-aphidさんより「Haplochernes boncicus、あるいは Lamprochernes savignyi のどちらか」とコメント
頂きました。参考としてフッカーSさんの記事を載せておきます→こちら 
また紹介いただいた「トゲ'ヤドリカニムシの生活史について」によると生活環境は以下のようです。
  1. 若木より老木
  2. 湿度は高いより乾燥
  3. トビムシが豊富な場所
  4. アリ、キクイムシ、カミキリの痕跡のある場所には居ない
今までトビムシは湿気た環境でよく見られる事から、湿度の高そうな樹皮を探してましたが反対のようです。


想像以上に大きく見えるカニムシ。しかし実寸を計ってみると体長約2.6mm.

じっとしているイメージがありましたが光が嫌いなのか、とにかく動きます

眼らしきものは無いようですが

いままで随分あちこち、めくりましたが。何で見つからなかったのでしょうか

なかなか思った通りに撮影出来ない難しい被写体でした

触肢が大きなハサミに発達。生えている毛は全部、感覚毛なのでしょうか

この毛に触れるとバチンと挟まれるのかな?

まさに、尻尾の無いサソリ

ヒノキの樹皮下で生活する為か、かなり扁平な体

触肢の間のゴーグルのようなものは何でしょうね

よく見ると、そのゴーグルの横に小さな1対の点。眼?

かなり薄い省スペースな体。ハサミの方が厚みがあります

餌になるであろうトビムシも同じ場所にいました。体長約1mm

1月4日撮影 増位山

6 件のコメント:

  1. こんばんは、
    カニムシも、一度は絶対に撮りたい被写体の一つです。今回BABAさんが撮られたのは、ヒノキの樹皮の下とのことなので、もしかしたら近くにあるのはヒノキなのかも知れないので、今度樹皮をめくってみようと思います。
    もし見つかったら、ドキドキものでしょうね(^^)。

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    1. こんばんは。
      今回はペロっと1枚めくった場所に居てラッキーでした。そらさんが”これが撮りたい”と思われるものは、かなりの確率で撮影されているようなので、近日中にカニムシも登場すると思います(^^

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  2. 11か月ほど前に、フッカーSさんが検討されていますが、それ以上は判りません。これまでの国内記録からみて、トゲヤドリカニムシ Haplochernes boncicus、あるいは Lamprochernes savignyi のどちらかなのですが。
    前者については「トゲヤドリカニムシの生活史について」の表題で、成長の経過、生息場所などが報告されています。探索する際や行動を理解するのに参考になると思いますので、学名で検索して見て下さい。

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    1. こんばんは。いつも、ありがとうございます。
      以前、おちゃたてむしさんがカニムシを記事にされていた時にフッカーSさんの2種のカニムシの記事を拝見しておりました。
      「トゲヤドリカニムシの生活史について」これは知りませんでした。そして大いに参考になりました。トビムシが好みそうな湿気た場所の樹皮を調べていたのが間違いだったのが収穫です!

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  3. こんばんは、
    BABAさんの記事(4枚目の写真)のお陰で、早くもカニムシ見つけて撮ることができました。「ヒノキの樹皮」の文字だけだったらアウトでしたが、写真を見ていたので同じ外観の樹をみつけて樹皮を剥がしたらいました。BABAさんに、感謝、感謝、感謝です(^^)。

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    1. いや〜やはりゴッドハンドですね〜(^^
      やりましたね!「ご近所〜」に登場するのを楽しみにしております。

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