2016年5月27日金曜日

サイジョウハムシドロバチ 営巣完了

サイジョウハムシドロバチの狩りの時期は終わりは巣穴の蓋作りに取り掛かっていおりました。ゾウムシ幼虫を運ぶ姿を捉えたかったのですが少し遅かったようです。

すでにゾウムシの幼虫で満たされているであろう巣穴

蓋をするための土を運び込んできました。私が観察し始めてから3度目の土運び

1番上の写真から47分経過

整形していきます

もう少し土が必要のようです。土無しで来ることも何度かあり

きっと土を加工しやすいよう水を運んでいると思われます

1番上の写真から1時間15分経過。観察はここまで

別の個体。蓋を最終的に仕上げている段階でしょうか

この滑らかさ職人技であります!
5月20日撮影 押部谷


1 件のコメント:

  1. 覇蟆邇(はまに)人2023年3月24日 7:46

    随分経ってからのコメントで申し訳ありません。現場が神戸の押部谷なら、その近所のフィールドでハムシドロバチ類を始め、単独性狩蜂の生活をかなり重点的に観察していた者です。
    細部まで克明に捉えられた素晴らしいお写真に感服致します。
    ただし、このページに掲載されたお写真の最下の2枚(←『別の個体』と記されている)はおそらくサイジョウハムシドロバチだと思われます(前伸腹節と後体節第1節背面が見え難いので断定し辛い)が、
    それより上のお写真の被写体の蜂はクチビロハムシドロバチだと思われます。触角第3節目の長さが第2節目の長さの 1.7~2倍程あり、触角全体的にもサイジョウより長めである事、正面に近い顔が写った写真で、頭楯下縁中央の湾入が極浅く、幅広く直線状になっている(←“クチビロ=口広”の和名の由来)事から、それが分かります。尚、クチビロは、僅かなイレギュラーを除き、ほぼフジハムシの終齢幼虫のみを狩ります。
    お写真が克明であるだけに、こちらのブログを頼りに同定する方がいらっしゃる可能性も充分あると思いますので、なるべく早めに情報の訂正をお願い致します。
    もう1件別のページ(そちらにもコメント入れておきます)に掲載されていたお写真のハムシドロバチは、“BABA”様もお察しの通り、おそらくサイジョウハムシドロバチでしょう(こちらも同定の決め手部分が見え難いので断言はし辛いですが…)。
    私も昨年(2022年)から、同じ“覇蟆邇(はまに)人”で Twitter のアカウントを持ち、数ヶ月前には、日本産のハムシドロバチ属の同定資料も Tweet していますので、もし、今後もハムシドロバチ類を同定する必要がおありでしたら、Twitter 内の検索で探して頂けたら、いくらかでもお役に立てるかも知れません。

    返信削除