木々が生い茂る薄暗い山の斜面にうろついている少し大きめのハエがいた。観察していると苔の上やら木の根を伝いながら時折止まり、腹部を折り曲げる産卵行動。以前にも同じように産卵現場を目撃しブログにも上げたはず..と思いきや初登場。
今回は珍しく現場でハマダラミバエの類と分かりました。帰宅して確認すると和名はムラクモマダラミバエ。出現時期が2〜3月、11〜12月とあり、今回その点がスッキリしないのであります。
追記:おちゃたてむしさんが同じように産卵現場を2014年に記事にされており、その中で「ミバエ科で朽木性という種類は見つかっていないようです」とezo-aphidさんのコメントがあります。おちゃたてむしさんと私の産卵場面(と思う)の確認で新たの朽木性のミバエが確認されたかも知れませんね。
真横から撮影できればよいのですが障害物があり、これが限界でした
ミバエの複眼は綺麗なのが多いですね。ミバエ関連記事→こちら(今回含む)
この木の根の1部(窪み)でも産卵していました。体長約7.8mm(産卵管まで)
Staurella nigrescens
Staurella nigrescens
遅いコメントで失礼します。
返信削除以前私も伐採木で同様の行動を観察したことがあります。
http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-bced.html
その時にezo-aphidさんからいただいたコメントによれば「ミバエ科で朽木性という種類は見つかっていない」ということだったので、何かの偶然かと思っていました。BABAさんの観察された産卵場所は朽ち木とまでは言えませんがそれに近い場所のようです。この種はミバエ科の中では異端児なのかも知れませんね。
こんばんは、情報ありがとうございます。
削除なるほど、過去に撮影した記憶があるのは、おちゃたてむしさんの写真を拝見していた記憶が原因のようです(^^
記事を覚えていれば、もっと執拗に撮影しましたのに残念です。今回の産卵時期といい未解明部分が多そうなミバエですね。また機会があれば今回の現場をのぞいてみようと思います。