2014年以来の10ニュースであります。人間界は何やらキナ臭い空気が漂い暴発のトリガーがいつ引かれるか心配な情勢であります。それにくらべてムシ撮影の平和なこと。
今年も相変わらず忙しい日々がつづき自然と触れ合う時間が
短くニュースの材料も少ないのですが”マイニュース10本!いってみます。
1:趣味からはじめる昆虫学
大阪市立自然史博物館、外来研究員の熊澤様より声をかけていただきコラムを2本、担当させていただきました。来年には増刷するとの嬉しい知らせがあり、この本を機会にディープなムシの世界に訪れる方が増えることを期待します(^^
amazom
2:Megarhyssa sp.
以前より探していた大型の寄生蜂、オナガバチ科 Megarhyssa sp.に今年は逢えました。ようやくであります。お仲間のブログではちょくちょく拝見しておりましたが実際、目にする感動は違います。メスの産卵時のフォルムの美しさに、ため息です。
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3:OLYMPUS OM-D E-M1
新しく機材に加わったE-M1。最近markIIが出たようですが、これぐらいの大きさが取り回しが良くて長時間、散策するには便利です。
記事は
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4:世界最小!?蜂の巣
長らく謎だった小さな蜂の巣。正体は「タテハサムライコマユバチ」と、うすのきさんより教わりました。その後、羽化間際の巣を採集、深度合成しました。親バチではなく幼虫自ら繭を紡ぎ巣を形成するのは驚きです。
記事は
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5:ニホンアカザトウムシ
近所には居ないと思い込んでいたニホンアカザトウムシ。まさかの発見も、この日以来2度と逢うことはありませんでした。
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6:ヌカカ科 ?Forcipomyia sp.
体積した落ち葉の中から現れた頭部と尻にわたを着けた奇妙な幼虫。何者か探してみると写真のとても美しい海外の
サイトに。いろんな形のヌカカの幼虫がいるもんだと感心しました。下の写真は羽化した個体(記事無し)
幼虫の記事は
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7:シリアゲコバチ産卵
こちらの寄生蜂の産卵も是非とも見たかったもの。その背中に背負った産卵管を樹皮に突き刺す様は何度見ても面白い。
8:コガネムシ
普通種だけれども、その美しさたるや。記事は
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9:オニボウフラ
存在は知りつつも余りレンズを向けなかった被写体。実際に撮影してみると大変ユニークな造形で先入観でスルーしていたことに反省しました。
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10:8,000円也
最後は、とうとう吸い付かれてしまったチマダニであります。ムシ撮影のため獣道や草むらに侵入して脱出する際、ダニが付着しているかどうか注意するのですがこの時は油断してしまいました。タイトルは除去にかかった手術代と抗生物質のおよその代金であります(^^;;
記事は
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今年は収穫があまり無かったな〜と思っても振り返ってみれば印象に残る出来事は色々とありました。ムシの世界は広く奥が深いと感じます。来年も呑気にムシ撮りが出来る平和な1年でありますように。
〜不定期な更新でしたが、この1年お付き合いくださりありがとうございました!〜