2019年5月20日月曜日

ミカンコナジラミ 羽化

ミカンコナジラミ(多分)の羽化にようやく立ち会えました。すでに多くが羽化し終わっておりギリギリ間に合った感じです。

高さ1.5mm.腹面側の複眼は1つ1つが少し大きい

薄っぺらい幼虫からニョッキリ生える不思議な光景

WAXが全くなくツルツル

背面から

着地すると直ぐに歩き出す。撮影を嫌がったのでしょう

複眼の色目が上下で違う

少しづつ翅が後方に伸びています

すす病の葉の表まで逃走。追跡はここまで。

すでに成虫は産卵していました


他に探すと羽化途中の死亡した個体が結構見つかりました

こちらもそう。

風により葉が擦れ、そのダメージを受けたかな?と推測
5月16日撮影 押部谷


2019年5月19日日曜日

ヒトスジシマカの季節

探さなくても勝手にやって来るムシ。ムシ撮影のお邪魔虫、ヒトスジシマカの季節がやって来ました。まだ数は少ないものの今季すでに10箇所は刺されました。

 吸血中

 鞘の部分(下唇)の鱗

拡大

Aの刺針の部位は写真では分かり難いですが
4種6パーツ(大顎、小顎は左右あり)から構成されているようです。
5月18日撮影 押部谷


2019年5月18日土曜日

ジョウカイボン 交尾

この時期、草地でよく見かけるジョウカイボン。カメラを持っていてもスルーすることが多いのですが今回は交尾中だったので撮影することに。

個人的にはデザインが大味なムシと思っています

オス

メス。顔が歪んでいるように見える。

別個体のメス。

ぐにゃりと曲がるメスの上翅。甲虫といえども柔らかいんですね

大きな跗節

別カップル。メスは自らの触角をくわえている
5月13日撮影 押部谷


2019年5月17日金曜日

オオカマキリ 幼虫


オオカマキリ幼虫をちらちら見かける季節になって来ました。

複眼を巻き込んだ横のラインが素敵。成虫には無いんですよね

5月16日撮影 押部谷

ヤナギハムシ 蛹

4月18日に交尾を確認したヤナギ類の葉に数多くの蛹を見つけました。どの個体も頭を下にして葉裏にぶら下がっていました。

写真を天地逆にしています。画面下部に脱ぎ捨てた幼虫時の頭部

高さ10mm.脱皮殼は空洞なのでしょうか

足元にあるのは若齢時の脱皮殼?

不思議な見た目。横に垂れているのは上翅でしょうか

刺激を与えるとピクピク動きます

こちらは前蛹

羽化かな?と思いましたが

なんらかの事故か死んでいました
5月16日撮影 三木山森林公園

2019年5月16日木曜日

クシヒゲベニボタル♂

ベニボタル科(Lycidae)は同定がややこしく今回は大図鑑(北隆館)を参照しました。
  1. 頭部中央に縦溝
  2. 前胸部前半に縦隆条その後に縦凹そして基部に隆条
  3. 上翅に3条の弱い隆線
櫛状の立派な触角

小さなアゴの後ろに両手を広げたような部位。粘菌の変形体を食べるとWiki。

きちんと閉じない上翅。柔らかな甲虫

体長約9mm

2と3の隆条の間に不明瞭なラインあり
5月12日撮影 押部谷


2019年5月15日水曜日

イタヤハマキチョッキリ

ウリハダカエデの葉にいたチョッキリ。肉眼では赤紫色に見えましたが接写をしてみると見事な虹色に驚きました。

この時期、葉をまるめて揺籃をつくるのようです

この手のムシは脱力?してポロリと落ちるので

落ちないように細心の注意を払っての撮影

コロンと転がって擬死。腹面は青紫。すごい!

オトシブミ科 Byctiscus venstus
体長約7mm

分かり難いですが葉の主脈の軟毛からウリハダカエデと見ました

5月7日撮影 高野町

2019年5月14日火曜日

アオマダラタマムシ

モチツツジの葉上で脚踏みしていたアオマダラタマムシ。さすがはタマムシ!光の加減によって深みのある輝きを放っていました。

ブログ初登場

葉にある粘液の影響か直ぐには逃げなかった

ピントの加減で分かり難いですがアゴ

青味成分にドキっとさせられる

めちゃくちゃ綺麗です
タマムシ科 Nipponobuprestis amabilis

金箔をまぶした工芸品です

5月13日撮影 押部谷