少し前の写真でありますが..
7月7日追記:ezo-aphidさんが推測されたようにアカスジシロコケガ 繭の中に出現した蛹はハチではなく寄生バエのもので、それに寄生するアシブトコバチとして既知種の中ではフィスケアシブトコバチの可能性が高いようです。こちら
4月30日撮影 自らの体毛を引っこ抜いて編んだ繭の中にいるアカスジシロコケガ
下の幼虫と比べると抜けている毛が分かります
背面の黒い毛を抜いて編んでいるようです
体長を計っていませんが繭の中では随分と小さくなっています
ささくれた体毛は寄生蜂に対して有効かと思いますが、繭を編む前に寄生されたら..
5月24日撮影 あら不思議。蛾の蛹のかわりに黒いカプセルあり
高さ7.7mm
別の繭の中。こちらは蛹になりたてか色が明るい。傍らに萎んだ蛾の幼虫
こちらの蛹で6.7mm 上に比べて小振り。後日、オスの蜂が出て来た
ezo-aphidさんによると、これは寄生ハエの蛹のようです
ezo-aphidさんによると、これは寄生ハエの蛹のようです
表面のツブツブと血管のようなシワ
こちらは無事、蛹になった個体。刺激を与えるとピクピク動いていた 5月28日撮影
6月14日撮影 なんとこいつも寄生されていた!
寄生蜂は繭を編む前に産卵していると推測していましたが..実際はどうなんでしょうね
寄生ハエが幼虫の蛹化のために蛾幼虫の体外に出た状態にハチが産卵するのでしょうか
寄生ハエが幼虫の蛹化のために蛾幼虫の体外に出た状態にハチが産卵するのでしょうか
今回の撮影地で見つけた アカスジシロコケガの繭は100%寄生されていました
神戸市西区押部谷
寄生蜂の蛹をちゃんと観察したことが無いので、自信は無いのですが、これらのカプセルはすべて寄生バエ(Tachinidae)のように思います。外観の特徴は、幼虫時代の表皮がほぼそのまま残ることで、体節ごとのささくれ、後気門(前も?)の突起があることです。蜂は、寄生ハエに寄生していたのかもしれません。
返信削除被寄生幼虫の終齢期に、ハエの終齢幼虫が脱出・蛹化するのが一般的と思います。最後の例は珍しいかも(寄主の前蛹期に体内を食害されると、健全な蛹化はできないと推測されるので)。
寄生ハエには、体表に大きな卵を産みつけるタイプと、小さな卵を食草付近にバラ産みするタイプがあるそうです。
こんばんは。
削除いつもありがとうございます。私もカプセルのようなカタチからハエの可能性も疑いました。しかし記事にもコメントしていますが出て来たのはハチの方でありました。編集する時間がなく一緒に掲載出来ませんでしたが後日、この記事に追記します。しばらくお待ち下さい。