2019年6月24日月曜日

ヨコヅナサシガメ 孵化

脱皮や羽化は目撃するも、なかなか孵化場面に遭遇することが無かったヨコヅナサシガメ。目をつけていた卵塊を定期的にチェックしていました。そろそろかな?と見にいくと既に卵塊の周りに幼虫が溢れ、時既に遅し!と思いましたが..
過去の関連記事「終齢幼虫 脱皮」「終齢幼虫へ脱皮

仕事の都合で1日観察を怠った結果、かなりの数が孵化済み
共食いや卵塊に口吻を突き刺すものはいなかった

先端が黄色い触角を揺らせながら、じっとしています

体長約2mm

腹部は小さく頭でっかち

卵殻を破り孵化途中の個体を発見!

ずずずっとせり上がってくる。

パラパラと脚が解れてくる

脚を上げる。卵塊に群がっていた幼虫は撮影の影響で退散

みずみずしいオレンジ色

卵塊に脚を着け体を抜き出す

孵化完了

孵化時は腹部は長く体長も3mm.

これから幼虫たちのサバイバルが始まるんですね。
6月19日撮影 押部谷


2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    >共食いや卵塊に口吻を突き刺すものはいなかった
    肉食といえど身内は食さないことに驚きです。
    カマキリは孵化直後も共食いをすると聞いたことがあるような…分かりませんが。

    確かにヨコヅナサシガメの羽化や脱皮は見たことがありますが孵化は一度もありません。
    正直卵塊すらも意識したことはありませんでした。。
    越冬群も多いところはかなりの数になりますが孵化はその比じゃないですね。
    これが黒色なら衝撃的な見た目な予感もしますが綺麗な飴色!長い触角を可愛らしく揺らしていますね。
    ほんの数mmの大きさでも立派にサシガメの形をしていて人間の赤ちゃんを連想します。
    貴重なお写真をありがとうございました!

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    1. こんにちは。
      クヌギカメムシのように卵塊にあるゼリーのようなもを吸うのかな?と見てましたがそれもありませんでした。共食いを防ぐ何らかの物質を身にまとっているのかもしれませんね。カメムシ類の幼虫はほんと目立つものが多くヨコヅナサシガメの同様、美しいですね。

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