2014年10月27日月曜日

酔っぱらった? オオハリアリ

松の倒木に生えていたキノコ。黒いムシがいた。おなじみのオオハリアリだった。キノコの傘部分を狂ったようにグルグル歩き回っている。混乱しているように見えた。キノコの何らかの成分で酔っているのでしょうか。

 最初、キノコ食のハネカクシかと思いました

観察中、柄を伝わり降りる事はありませんでした

接写して見ると中脚が欠損しておりました
10月16日撮影 ゆめさき森の公園

ハエヤドリクロバチ科 3種

10月31日追記:ひげぶとさんより、その2〜3は雌雄の可能性があるとコメント頂きました。ありがとうございます!

その1

アカメガシワに巻き付いていたヒルガオの葉にいた初見のハエヤドリクロバチ。肉眼ではコマユバチだと思い雑に撮影。その場でモニタにて確認。あっこれ違うわ!と再度レンズを向けるも後の祭り。姿はありませんでした。

初見の飴色のハエヤドリクロバチ。腿節をはじめ脚のラインが独特。体長約1.3mm

朝の記事のメスということは無いでしょうか..

背面は見難いですが何とか押さえました

その2 ♀

体長約1mm.アカメガシワの葉上でパトロール。10月21日の記事のハチと同じ仲間と思います。

上手い具合にピントの合う領域に飛び込んでくれました。ずっとこの調子だと良いのですが(^^;;

その3 ♂

今度も体長約1mm.背面の彫刻はよく似ているものの触角の形状が違います

上の個体より上翅が長い

 冬場と違い動き回るので
10月21日撮影 新開公園

ハエヤドリクロバチ科 ?Trichopria sp.

アカメガシワの葉にはムシを寄せつける蜜腺がありますが、匂いでも発しているのでしょうか葉上にはコバチがよく見つかります。ただ気温が下がったものの、まだヒトスジシマカの猛攻があり、嫌になって来ます。

九大の寄生蜂データーベースのタイトルにあるオスの写真がTrichopria属で単純な絵合わせでタイトルをつけました。

触角の長さからコマユバチかなと思いましたが初見のハエヤドリクロバチのオスでした

体長約1.6mm 触角の長さ約2.2mm

冬場ではないので葉上を動き回ります。飛ぶまでが勝負ですが

大きさと体色の質感もあり思うように写せません

撮影者泣かせのクロバチです(^^;;

10月19日撮影 新開公園




2014年10月26日日曜日

コオロギ科 ヒメスズ

10月31日追記:Aclerisさんより種名を教えていただきました。ありがとうございます!

ひと一人通れる細い山道の脇に小さなコオロギ

目立つ白い触肢

画角がどうしても少し上からになってしまいます

体長約6.3mm 短いですが黒い翅あり。成虫?

多少の硬い所でもブッ刺せそうな産卵管

レンズ前の障害物が多く取り除くと、コオロギは茂みに消えて行きました
10月17日撮影 増位山

ヤガ科 の1種 卵

当ブログでもっとも登場回数が多い卵塊であります。10月に入り、このタイプの卵塊を相当数、目にしましたがタマゴコバチの寄生場面には出逢えず。

10月31日追記:ezo-aphidさんよりクロギシギシヨトウの可能性をコメント頂きました。ありがとうございます!

純白の眩しい卵塊。直径約0.7mm

1週間後

その1日後、あっという間に頭部の黒色が透けています

孵化してはじめに卵殻を食します。腹部はピンク色に染まっています。体長約2mm
(この1枚だけ違う場所の画像を引っ張って来ました)

黒い卵から1日後にはこのような状態に。腹部は食草で緑色に

こちらも体長約2mm

この1枚が無くなるのも時間の問題でしょう
丈が50cmほどの自生の木。ちょっと分からずじまい
10月11日〜19日撮影 新開公園

ブドウコナジラミ

悪ふざけもここまで来ました(^^;

意味深なレリーフ。到底、昆虫には見えません

実際の画像。体長約1.1mm.アカメガシワの葉上にて
コナジラミ科 Aleurolobus taonabae (Kuwana, 1911) 

ぐぐっと膨らんでいる別個体。羽化が近いのでしょうか

こちらは寄生蜂が脱出したであろう個体

無事、羽化したあとの抜け殻

10月19日撮影 新開公園


2014年10月25日土曜日

クズヒメヨコバイ

クズの葉裏でよく見かけるヨコバイ。意外にブログ初登場でした

体長約2.3mm(翅瑞まで)

オシャレな赤い点々

多分、幼虫。体長約0.55mm

複眼が赤いです

こちらも多分、幼虫。体長約0.9mm 頭部先端がナマズのよう

終齢幼虫でしょうか。体長約2mm
10月2日撮影 新開公園

キノコヒゲナガゾウムシ

初見のゾウムシ。大きなアゴでサルノコシカケ等の多孔菌類をバリバリ食べるようです

おちゃたてむしさんが鮮やかなキノコに群れている写真を記事にされています

場所は池の周りの石の柵

翅が収まっておりません。体長約7.2mm

ヒゲナガゾウムシ科であります
9月19日撮影 増位山

ルリミズアブ ♂

10月に入って、あちこち葉上でとまっているのを目撃するアブ

白い唇弁

複眼の間には白い点々

体長約14.5mm 羽化時にトラブルがあったか左翅が不完全

腹部は黄金色

色目と二股にわかれた交尾器のシルエットからオスでしょうね

首の背面が白い
10月11日撮影 新開公園