本日、『美しき小さな虫たちの図鑑』編集人立ち会いのもと凸版印刷にて印刷を開始しました。私もその場に居たかったのですがコロナ禍もあり、すべてお任せいたしました。
製本を楽しみにされている方は掲載写真を閲覧しない方が良いかも知れません。(^^;;
ひとりごと
販売はまだですが、校了が済み私の手を離れました。1冊の本をつくりあげていく過程は非常に楽しく勉強にもなりました。ただ楽しく作業できたのは、山と溪谷社いきもの部、神谷部長さんのサポートがあってのことと深く感謝しております。出版のお話は、過去にも、いくつかありましたが”昆虫”関連はなかなか発行部数が伸びないようで、企画の段階でボツになりました。
2016年「趣味からはじめる昆虫学」熊澤辰徳 (編)では2つのコラムを担当させてもらいました。今回その時に感じた”責任感”の何倍もの重みを正直、感じています。楽しみの裏側の苦しみといった所でしょうか。自著の宣伝はどちらかといえば苦手であります。でも無名の私に声をかけて企画を通して下さった神谷部長と製本にあたり協力していただいた多くの方々を思うと宣伝せずにはいられません。そして、あまり昆虫に興味のない方に身近にいる小さな虫たちの驚くべきデザインを知っていただき、世界観をさらに豊かにして欲しいと願っています。
宣伝を不快に思われる方もおられますが、お許しください。ひとりごとでした。
以下、写真あり。
カバー裏面は全面、複眼となっています
モニタ上で構成される色成分RGBと印刷で使われるCMYKでは色の表現において少なからず誤差が生じます。その調整いかんで印刷時の印象か変わってきます。
今回のように1枚で複数ページ印刷する場合、1ページごとに調整ができません。
ある特定の色の鮮度を強調した際に、別の色の再現性が弱くなる場合があります。
その駆け引きが現場で求められるようで上のページでは緑を優先したとご報告いただきました。(青い矢印は印刷方向です)
ハイブリッドUV印刷という紫外線を当て速乾させる技術で時間を置かずに高品位の両面印刷が可能のようです。家のインクジェットとは違いますね(^^ インク代は高いようです。
半分の80ページが完了。こうしてみるとムシたちの色目は素敵ですね
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