朝の記事のダニを深度合成。最初から着いているゴミが見苦しいですが...
追記:ezo-aphidさんより資料「pictorial key Ixodidae」提示していただき私が鋏角と思っていた箇所の訂正を
コメント頂きました。いつも、ありがとうございます!詳細はコメント欄をご覧下さい。
拷問器具のような口下片
1度、血を吸わせてみても..とういう気は全くありません(^^
口下片の長さにあった左右の触肢
左手のイソギンチャクのようなものは感覚器でしょうか
左右の気門板が気になり
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がっちり寄主にしがみつく2本のツメ
鋏角Cheliceraは、テングダニの口器に見られるように、獲物にアタックする(のと精莢を運ぶ)道具で、触肢Palpの間の背面側にあるようです。触肢間の腹面側には、おろし金状の歯群Denticlesを持つ口下片(下口体、Hypostoma,)があるために、それに邪魔されて多くの雌では見えにくいようです。
返信削除以上の説明の参考として、「 pictorial key Ixodidae 」で米国南東部のマダニ図、436頁 Fig.1 をご覧ください。Cheliceraの語句はありませんが、Palpの間にある一対の細長い突起です。雄の図が見やすいですね。
触肢は4節となっているので、「イソギンチャク(たぶん感覚器部分)」は第4節だと思います。
ついでに、Fig.2 -3 の検索表について: 属までの検索とか、判別に使う部分など、「日本ダニ類図鑑(1980」)にを読み解く際の参考になりそうです。ヒゲナガチマダニは、チマダニ属の例外として触肢が長くて突起が無いのですが、肛門周囲溝の位置、腹部後縁の溝Festoon、眼が無いこと、からここに所属しています。
今回もお手数かけました。m(_ _)m
削除いままでモヤモヤしていたものがスッキリとしました。ありがとうございます!鋏角に関しては京都市の発行している「衛生動物だよりNo.047」の写真を見間違いしておりました。合点しました。
実はネットを調べても、なかなか判りやすい図版が見つかりません。触肢と口下片が目立ちすぎて、鋏角と並べてそれぞれを撮るのは難しいのでしょう。
返信削除鋏角は、名前の通りカニムシのような鋏となるのが基本ですが、ハダニやマダニではかなり変化してしまうようです。このマダニの背面図にも触肢の間に見えているのですが、先端部の構造が「衛生動物だより」のようなのか、判りませんね。
重ねて、ありがとうございます。1度、鋏角の場所を覚えておくと次から意識して撮影できます。今回のダニも再度引っ張り出してこようと思いましたが、ちょっと見失いました。またの機会に挑戦してみます。
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