2014年4月3日木曜日

サツマキジラミ幼虫 と Tamarixia ?atamiensis

サツマキジラミに寄生していたヒメコバチ科Tamarixiaの幼虫〜蛹〜羽化の1部ですが観察出来ましたので
記事にします。ただ撮影日はバラバラで幼虫が確認出来たのが最後になりました。観察するにあたり
おちゃたてむしさんの素晴らしい記事がおおいに役立ちました。以下、おちゃたてむしさんの記事↓
  1. ヒメコバチ科の一種(?Tamarixia)とサツマキジラミの幼虫
  2. ヒメコバチ科Tetrastichinaeの一種
  3. サツマキジラミ幼虫と寄生虫?  
追記:ezo-aphidさんよりPsylla属に寄生報告ある2種のうち、T. atamiensisの可能性を教えて頂きました。
”?”つきでタイトルに加えました。いつも、ありがとうございます!

3月17日撮影
場所はシャリンバイ。1頭、生気はあるがゴミが付着している様子のおかしい幼虫を発見。
帰宅後、モニタでなにやら潜んでいるものが居る事を発見。キジラミ幼虫体長約1.9mm
サツマキジラミ幼虫と葉の間には何も無い
4月1日撮影
後日、別の葉で撮影。少し干涸びた幼虫。体の外周が糸で葉に固定されている
やはり何かが潜んでいる。同じく体長約1.9mm
ひっくり返してみた
4月1日撮影
ウジが潜んでいました
4月1日撮影
キジラミ幼虫の口針下あたりから体液を摂取しているようです。ウジ体長約1mm弱
寄生蜂はキジラミ幼虫に麻酔をかけてから腹面に産みつけているのではないでしょうか
(以前撮影したコマユバチのように→こちら
3月17日撮影
こちらは寄生蜂羽化間近の干涸びたキジラミ幼虫。
最後まで寄主内部に居る場合、こんなに奇麗な状態で胎便”meconium”は出ないはずです
(トビコバチの胎便”meconium”ですが→こちら
同じような状態の幼虫をひっくり返してみました↓
3月28日撮影
オスの蛹。寄主を屋根にして繭を紡ぐ状況はEuplectrusに良く似ている。
Euplectrusの幼虫→こちら


葉に背を向け収まっている。頭部を横切っているのはキジラミの口針

葉から剥がす時に少し腹部にダメージを与えてしまったようですが無事、オスが羽化しました
 4月2日撮影
羽化後。密閉されていないので寄主に穴を開けず本来なら葉がある方から抜け出していた。
分かりにくいですが見えているのはキジラミ幼虫の腹面
 3月28日撮影
通常の状態だと覆っている寄主を破って出て来ます。こちらはメスが出て来ました

てっきり寄主内部から出てくるものと思っていました 1024 × 705


穴の中は葉とハチの脱皮殻が見えます 1024 × 748


18時の更新で羽化した♂♀の記事です

4 件のコメント:

  1. なるほど、そういうことだったのですか。
    キジラミの外殻を破って出てくるのを見て当然内部寄生だと思い込んでいたのですが、外部寄生だったんですね。これで以前に撮った謎の寄生虫の正体も分かりました。
    実は今日、仕事が休みだったのでいつもの公園のシャリンバイを見てきました。マミー状態のサツマキジラミ幼虫もたくさん見つかり、ひっくり返してみるといろんな成長段階のヒメコバチ幼虫を見ることが出来ました。これまで一度も試みなかったのは情けないことです。また記事にします。ありがとうございました。

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    1. 割と見つけやすく、ひっくり返すだけなので良い観察の材料ですよね。学生時代に知っておれば夏休みの自由研究にしたのに...成長順に並べると面白そう!記事楽しみにしています。

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  2. これは私も気が付きませんでした。
    このような、孔のあいていないキジラミ見た記憶があるのですが、キジラミと葉っぱの間の糸状のものから、ムシカビにやられた個体だと勘違いしていた可能性が大です。裏の方に寄主が隠れていたとは。

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    1. こんばんは。
      今回キジラミ幼虫のマミーが多く見つか場所があって気付く事が出来ました。今、羽化と産卵の時期なのでは思ってますが’運良くそんな場面に出逢いたいものです。

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