2014年12月31日水曜日

ムシをデザインしたのはダレ? 10ニュース

今年の9月10月の更新数が多く今思えばブログが終焉を迎える一瞬の輝きではなかったかと思います。来年も続けたいと思っていますが、どうなることやら..

それでは今年、1年を振り返りインパクトの強かった、或は印象に残っている出来事を綴ります。

昨年の10ニュースは→こちら

1:ご近所の小さな生き物たちフォトブログ別カテゴリー・リスト

ムシ撮りの先輩、そらさんが作成しましたブログ別カテゴリー・リスト!面倒くさくて到底やらない、いや出来ない事を、さらり?とやって頂きました。これが滅茶苦茶、便利!ほんと、このリストに助けられた1年でありました。そらさん、ありがとうございます!

2:キノコバエ科 Epicypta sp.

何度も通った場所でも全く眼に入らない存在だったものが、ある時、ふっと見つかる。見過ごしても当然なカタチをした幼虫に驚きました。元記事→こちら



3:デング熱とヒトスジシマカ

今夏の代々木公園でのデング熱のニュースは記憶に新しいです。ムシ撮りの最中、半端無く吸血されている身としては来年が恐怖です。関連記事→こちら


4:クダアザミウマ 顔面

面白い顔面のムシは数多くあれど、クダアザミウマ Bactrothrips flectoventrisのそれはインパクト強烈。悪夢に出て来そう..元記事→こちら


5:献本などなど


ブログ上で全てを紹介しきれませんでしたが今年1年、TVや雑誌、広告、講演会、海外のサイトや論文等に当ブログの写真を引用していただきました。この場を借りまして御礼申し上げます。
しかし番組や記事の出来上がりを私自身が確認出来ないケースも多々あり、引用される方は、どんな形でもよいので仕上がりを見せていただけると幸いです。




6:インターバル撮影


留守にしている間にシャーレーの中の幼虫が羽化完了してしまっていた。残念。とならないようにインターバル撮影を試み上手く生かせたのがキジラミに寄生した寄生蜂の羽化でした。

糸を吐き繭を紡ぐのは口ばかりだと思っていましたが口でキジラミの体液を吸いながら尻から糸を吐くという効率の良さに、かなり驚きました。元記事→こちら


7:アリジゴクの牙

ウスバカゲロウやクサカゲロウ等のアミメカゲロウ目の幼虫の牙の構造が分からなかった。大きな2本の牙に挟まれた獲物は体液を吸われ、みるみる萎んで行く。撮影倍率を上げ深度合成する事に寄って、ようやくこの眼で確認する事が出来ました。

鳥のくちばしのように上と下のアゴに分かれています。元記事→こちら


8:カニムシ発見

カニムシを見つける為に費やした時間は半端ない。何年も空くじを引いていました。今年、ようやく見つける事が出来ました。3mm以下とは思えない迫力有るデザイン。元記事→こちら



9:ヒメコバチ科 Eulophus sp. 蛹から交尾まで


こちらのヒメコバチの蛹群も兼ねてから見つけたいものでした。見つけるだけでなく羽化から交尾まで撮影出来たのは本当にラッキーでした。元記事→こちら


10:アマクサキジラミ

モッコクにいたキジラミの幼虫。まさかその正体は長年、生態が不明とされていた珍種アマクサキジラミだったとは.. 趣味で始めたムシ撮りも人様のお役に立てました。めでたしめでたし(^^ 元記事→こちら


恒例の「ムシをデザインしたのはダレで賞!」は今晩7時の更新で..



6 件のコメント:

  1. おはようございます。
    ありゃ~、最初の写真はどこかで見たような・・・(^^)。
    お礼を言われるほどではありませんが、皆さんに利用して頂けているようで、作成した本人としては嬉しい限りですが、掲載は最後でも良かったような。
    来年からは、仕事の関係で更新が危ぶまれているようですが、何とかBABAさん独自の「虫の世界」の掲載を継続してもらえたらと思っています。
    来年も、良い年でありますように(^^)。

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    1. おはようございます。
      いえいえリストは本当に助かりました。おなじみさんも同意見だと思います。
      仕事場が遠くなり後々、引っ越しも考えている状況で今まで通りの更新が出来ないと思いますが細々と続けて行きたいと思っていますので、また宜しくお願いしますm(_ _)m
      来年も楽しみにしております(^^)/

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  2. こんにちわー。1年間お疲れさまでした。
    子供の多くが虫好きなのは、科学にどうしても必要な「好奇心」が身近の生き物に向かった結果だと思うのです(対象を選ぶ際に、どうしても大きめの目立つ昆虫になりがちですが)。したがって、やはり、子供時代には好奇心を育てることが、自ら学ぶことの楽しさを知ることの第一歩かなぁ、と思います。気持ち悪い、という感覚を植えつけることは、子供を科学から遠ざけることになると。やたら保護して遠ざけるのも似たり寄ったりですが。
     ところで、2番目に挙げられた Epicypta は、調べてわかることがとても楽しかったものです。我ながら、うまく見つけられたと誉めてあげたいデス。 来年も、BABAさんの不思議におつき合いできる機会があることを祈念しております。 良いお年をお迎えください。

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    1. こんにちは
      Epicyptaの件を始め本年も多くの記事を調べていただき大変お世話になりました。ありがとうございます。単なるおっさんの趣味のブログをグググっと学術的な裏付けを添え昇華していただけるezo-aphidさんのコメントこそ取り上げるべきでしたね。

      ムシ嫌いの子供の親は大抵、ムシ大嫌いですよね。子供の科学離れが感覚的に信じられない今日この頃であります。

      いつも、おんぶにだっこですが来年も甘えさせて下さい(^^

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  3. 虫の不思議をネット画像で垣間見るには、それらしき分類群(の名前)がわかることがどうしても必要です。その辺を詰める作業を、(できる範囲の遊びとして)やらせていただいています。当たらずとも遠からずであれば、やがて専門家のコメントを戴けることもあるでしょう。クサカゲロウの幼虫画像を、米国のご夫妻に引用して頂いたのもヒットでしたね。これほど精緻な写真があれば、分類群によっては虫採りの必要がないほどです。
    想い返してみるとEpicypta 幼虫の場合、もっとも重要な手掛かりは、腹面の構造でした(これでキノコバエ科と絞りこめました)。見えにくい部分に気づいて、ちゃんとした画像で示されたBABAさんのお手柄と思います。
    時間が取れそうにないのかもしれませんが、これぞと思った虫たちの姿を、今後とも少しづつでもご紹介ください。

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    1. あけましておめでとうございますm(_ _)m

      コロラド大学の論文の記載には、やりとりした私よりも先にezoさんが名前を見つける出来事は驚きました。どこからでも的確な文献を引っ張り込んでくる能力の高さにいつも感服です。ezoさんとの出逢いが無ければ多分、ムシ撮り以外の趣味をみつけてブログも継続していなかったと思います。

      更新がスロースペースになると思いますが今後とも御教授くださいm(_ _)m

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