追記:ezo-aphidさんより種名を教えていただいたので不明幼虫のタイトルを改変しました。ありがとうございます!また過去の写真ですが葉表の脱出孔を追加しました。
同じ仲間のコミヤマミズオドリハマキモドキの成虫は→こちら
ezo-aphidさんのコメントはこの色で追記しました。
アラカシの葉裏に見られた茶色いエリア
「(常緑カシ類の)葉ウラにうすい糸を張り、葉表に脱出する1小穴を作り、葉の裏面と葉肉を食べつつ糞をつぎつぎと糸につけるので、(裏面の一部は)褐色の糞で覆われる。」
「(常緑カシ類の)葉ウラにうすい糸を張り、葉表に脱出する1小穴を作り、葉の裏面と葉肉を食べつつ糞をつぎつぎと糸につけるので、(裏面の一部は)褐色の糞で覆われる。」
小さな糞の中にツヤの有る物体3つ
「1食害痕には1幼虫が生息するようなので、3個の頭殻はこの幼虫のものでしょう」
「1食害痕には1幼虫が生息するようなので、3個の頭殻はこの幼虫のものでしょう」
脱皮した頭殻でした。お茶漬けの中に入れるあられのような糞は糸で繋がっている
頭部の横幅約0.15mm. 小さい
糞のカーペットをめくってみました
食痕の上にも糸が張られていた
家主のおしりを発見 チョロギっぽい
頭部の幅0.3mmほど。頭殻の数から4齢幼虫?
「6月と9月に成虫が見られる」
「6月と9月に成虫が見られる」
この状態で体長約2mm
2月12日撮影 姫路自然観察の森
こちら過去に撮った葉の表の脱出孔。幼虫は既に居ませんでした
2013年3月5日撮影 ゆめさき森の公園
さっぱり見当がつかないので、蛾類幼虫図鑑(下)を開いてみました。
返信削除たまたま開いた頁にあったハマキモドキ科に、オドリハマキモドキが載っていました。この幼虫の食害状態は、「(常緑カシ類の)葉ウラにうすい糸を張り、葉表に脱出する1小穴を作り、葉の裏面と葉肉を食べつつ糞をつぎつぎと糸につけるので、(裏面の一部は)褐色の糞で覆われる。裏面をつつくと小穴より幼虫が葉表に出て、地表に落下する(らしい)。」と要約されます。オドリハマキモドキの終齢幼虫の体長は6mm、6月と9月に成虫が見られるとありますので、有力候補としていいように思います。
下記の食害葉の様子を見ると、1食害痕には1幼虫が生息するようなので、3個の頭殻はこの幼虫のものでしょう(一般に、生育が順調であれば、頭幅は等比級数的に増加してゆきます。終齢幼虫までの脱皮回数は分類群によって違ってるようです。)。
www.fujiseishin-jh.ed.jp/field_diary/2013/04/5033/
たぶん、オドリハマキモドキの中齢幼虫。蛾類幼虫図鑑(下)122頁に記述あり。
返信削除表面の写真は下記にありました。
www.fujiseishin-jh.ed.jp/field_diary/2013/04/5033/
長文fで詳しく書き込んだのですが失敗、ナゼ?? なので、根拠のみです。
長文は一旦は受け入れつつ、登載拒否、のようですナ。
返信削除オドリハマキモドキ: 成虫は6月と9月に出現、老熟幼虫の体長は9mm。
葉ウラで裏面・葉肉を食べつつ、吐糸網に糞を貼り付けてゆき、表側に脱出孔を作る、とのこと。
葉を刺激すると、幼虫は小穴から出て落下するらしい・・・。
幼虫の頭殻は、生育が順調であれば、等比級数で増加します。これまでの4個を測定すると、齢期の頭幅を推測できることがあります。終齢までの脱皮回数は、分類群によって違うようですが・・・・。
返信削除ハマキモドキ科は1個づつ産卵し、葉を食べる群の幼虫は葉裏に棲んで、葉表を残しつつ葉肉を食べるようです。オドリハマキモドキでは、糞をことごとく糸に張りつけてシェルターを作り、葉表側に通ずる小孔から脱出・落下することもあるとのこと。
返信削除こんばんは。
返信削除何度も申し訳ございません。理由は分かりませんがスパム扱いになっておりましたm(_ _)m
よく見かけるので直ぐに分かると思いましたが、寄主と糞の状態で検索しても出て来ませんでした。たまたまとはいえ、流石というか恐れ入ります。蛹化も糞のカーペットのなかで行われるのなら採集して羽化を見届けるのも出来そうですね。