2014年2月1日土曜日

ムネアブラ族 Nipponaphidini の1種

初めて立ち寄った公園。アラカシのひこばえを観察していると多くの黒い点。全く違う場所のアラカシの葉で
見つけたムネアブラムシだった。あちらは1枚の葉に1〜2頭しか確認出来ませんでしたが、こちらは数は多くない
ものの、あちこちの葉で見受けられた。わりと近場なので頻繁に観察出来そう。
過去の記事→ その1 その2 その3

2015年4月24日追記:青木先生より「ムネアブラ族Nipponaphidiniの1種で、Dermaphisに近縁の種」とコメント頂きましのでタイトル改変しました。未記載種の可能性があるようです。ありがとうございました!

残念ながら管理されている公園ではいつかは刈られるひこばえ

小さいのを含め13頭+白く見える脱皮殻

今回、脱皮途中(失敗?)の個体発見。

となりの翅芽(白ライン入れてます)の見える幼虫は体長約1mm

何らかのトラブルでしょうか。有翅成虫の複眼が見えます

今回も1頭、失礼してひっくり返しました。二股になった口針が見えます

その場に居た小さいとの大きいの(合成) 

別の有翅成虫が脱ぎ捨てた脱皮殻

目玉に見えるのは触角が収まっていた場所でしょうか
1月30日撮影 浜手緑地西

4 件のコメント:

  1. Babaさん、このアブラムシはムネアブラ族Nipponaphidiniの1種で、Dermaphisに近縁の種です。たぶん未記載種で、私も今年(2015)の正月から生活史を調査中です。有翅虫が真冬~早春に現れるのでいままで見逃されていたのでしょう。

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  2. こんばんは
    コメントいただき、ありがとうございます。今年も2月に有翅虫を確認しました。調査中ということで今後の展開が楽しみです〜。

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  3. お返事ありがとうございました。私たちは、このアブラムシの母親世代(固着性の無翅虫)のほうを最初にみつけました。アラカシの冬芽の間隙に不定形のアブラムシらしからぬものが付着しているのを1月3日に妻がみつけ、「まさかアブラムシではないだろう、でも一応プレパラート標本を作ってみるか」と、検鏡したところアブラムシだったので驚きました。その後、まだ冬のさなかからアラカシの葉の表に有翅虫になる幼虫がポチポチとついていたので、2度びっくりしました。さらに、先日、ネット上でBABAさんが、すでに写真をアップしているのに気づいてまたびっくりです。このサイトは以前から何回も見ていたのですが、この虫は見落としていました。ところで、アブラムシは寄主植物の新芽が展開するころにあわせて増殖するものが多いのですが、その前に有翅虫を出し終えてしまうというのはまったく変な虫だと思います。

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    1. こんばんは。いろいろ教えていただきありがとうございます。
      私も最初、見つけたときは1枚の葉に1〜2頭しか居なく、いつも群れているアブラムシの印象と違い驚きました。冬芽は気づきませんでしたので来年、チェックしてみます。本日、気になって現場に行きましたが居ませんでした。冬場、飛んで行く場所が分かれば良いですね。

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